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スタバという共通ブランドの持つ意味

こんにちは、FP(ファイナンシャルプランナー)の真凛です。
普段はお金に関する記事ばっかり書いています。
今日はちょっと違う視点から、価値観についてです。

先日、スターバックスコーヒーに行きました。
私、恐縮ながらスタバには詳しくないんです。

期間限定のメニューも知らなければ
グッズにも福袋にも疎いんです。

店内には本当にいろんな方がいますね。

全身ハイブランドを身にまとって外車に乗ってこられた方
ジャージのお兄ちゃんと芸術的寝癖の御姉様

ずぅっとパソコンと向き合う方
受験勉強にいそしむ高校生

これだけ顧客層が幅広い業態もそうないのではないかと思い
これだけ幅広い方がスターバックスを支持している理由を考えてみました。

コーヒー1杯500円の価値

おいしいコーヒーを手軽に飲める
そもそもスターバックスって、こだわりの豆を挽いて
美味しいコーヒーを提供して頂いているんですよね。

だからこそのブランド力なわけですが。

ということでスターバックスのコーヒーを飲みたくて
ワンコイン払えるという方もいるかと思われます。

期間限定メニューの価値

ではスターバックスを訪れる方の大半がコーヒーのおいしさを
追及しているのでしょうか。

これにはクエスチョンが付くように思います。

期間限定のフラペチーノを飲んでみたい人
特定のメニューの写真映えを目当てに訪れる人
空間やロゴマークそのもののが気に入ってる方もいるかもしれません。

ちょっと粘って実際に数えてみたところ
50人のお客様が頼んだ内訳は
期間限定メニュー が33人
それ以外 が17人 という結果でした。

土日祝日の午後、郊外店舗という条件ですし
期間限定メニューもかなり盛況なタイミングかとは思いますが
実に半分以上の方は期間限定メニューがお目当てでした。

空間としてのブランド

スターバックスコーヒーを訪れる理由は様々です。

デートで訪れている人も、ビジネスで訪れる人もいます。
コーヒー1杯から、作業や読書を目的に数時間滞在する人もいます。

私は仕事の都合、経営者の方とよく話をするのですが
結構な頻度でスターバックスを利用する経営者の方に遭遇します。

接待の合間に、予約したお店に行くまでの途中に
会議室での打ち合わせのときにテイクアウトコーヒーを一緒に
初めて訪れた土地での空いた時間を過ごしたい など

ビジネスを目的とした利用客が多いのも
スターバックスの特徴かもしれません。

スペシャリティと日常使いが共存する空間

1杯500円のコーヒーを特別な時間と位置付ける顧客層から
目くじらを立てない支出の範囲と捉える顧客層まで
幅広いお客様に愛されるスターバックスというブランド。

幅広く取り込んで共存できている点こそが
スターバックス独自の空間の原点といえるのかもしれません。

私は会計事務所の職員として、FPとして
自分自身のブランドについて考える機会が多くあります。

大抵は自分のブランドやマーケティングを考えるときに
ターゲットは絞って絞って、その分野で1番を目指すよう
教わることが多かったように思います。

スターバックスも、調べていくとマーケティングにはこだわりがあるようで
店舗ごとにターゲット層を緻密に考え、店舗戦略に活かしているようです。

今のスターバックスとしてのブランドは
各店舗でのファンが、ブランドという共通項から他の店舗を利用し
1つの店舗で複数の顧客層から愛されているという
歴史と丁寧なマーケティング戦略の積み重ねでできているのですね。

飲食店でのちょっとした気付きですが
読んでいただいている方にも、届く一面がありましたら幸いです。

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