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中間管理職に求められる力

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。

実はひっそりもう1つnoteのアカウントを持っていたのですが、手放すことにしました。閉じるアカウントでスキをたくさんいただいていた記事をいくつか転載することにします。

ビジネスに関するちょっといいこと がテーマだったのでこちらとは少し趣旨が違うのと、文体がかなり異なってます。

お口に合えば、読んでみてくださいませ。

中間管理職に必要な力 3選

当初この記事を書いたタイミングは、ちょうど自分の上司が異動になって代わるタイミングでした。

上司を見ていて記事を書いたものの、自分自身が中間管理職という立場に変わったので、なんとなく一部リライトしてます。

①自分より理解のない人に向けて話す能力

私はいわゆる専門職と呼ばれるような分野で働いています。

難しい単語が出てくることも多いですが、どの業界でも普通のこと。

中間管理職と会話をする人間は、そのような専門用語がわかる人ばかりではないという特徴があります。中間というからには、半分は自分より知識の浅い人間と接するからです。

この立場の方が難しい言葉をたくさん使っていると、孤立します。

あの先輩に相談しても・・・というレッテルは、なかなか剥がすことが難しいですよね。

もう1つ。まったく違う分野の経営者と関わるときにも専門用語を多用していると壁が出てきます。専門用語を使う人は「すごい人」ではなく「すごそうな人」でしかないのです。

とっつきにくい、話しにくい存在になってしまいがちです。
こうなると、本音を引き出すことが難しくなります。

難しい単語を、いかに簡単な日本語に置き換えることができるか。
中間管理職というより、業界経験の長い人に求められる能力です。

②話を聞く力

当たり前のようで難しい、聞く力。

話を聞く機会は、多いようで少ないのが現実です。意識的に部下の話を聞く機会を設けないと、そもそも話を聞くことはできません。そしてその意識的に設けた話を聞く時間においても、壁を取り払わないと本音を聞くことは容易いものではないのが現場です。

上司の上司に話を漏らされてしまうかもしれない・・・
この上司は自分の話に共感してくれるかわからない

こんな壁が中間管理職を阻みます。プライベートから入れば壁が崩れると思いきや、ときには「そんなこと聞くなんてセクハラ!」なんて言われかねないと思うと、管理職側も疑心暗鬼かもしれません。

その中でうまく距離感を保ちながら本音を引き出せる、8割聞いて2割話す力が重要です。

③少ない情報から物事を把握する能力

これは私の在籍する会社では必須能力です。

お客様を相手にする商いをしていると、基本的に社内ではなく客先にいることの多い職種です。報連相が大切とはいうものの、そもそも会うことが少ないのが実情です。

実際、同じオフィスに勤めていても、1週間以上顔を合わせていない仲間がいます。そしてこれはコロナ前後で変わりません。

そうなると報連相であがってくる情報量は少なくなりがち。
メールやチャットでの連絡しか入らず、お客様とのやり取り等の詳細情報が見えないことはしばしば。たとえ顔を合わせたとしても入れ違いになったり上司自身が忙しいとなれば、数分の手短報告もしばしば。

この少ない情報量は、その情報だけを匿名で機械が読み上げたら、どの上司でも捉え方は同じです。ただデキる中間管理職は、そのバックに何があるかにまで気を配ることができるんです。
過去のクレームとの類似点や時系列、担当者の癖や相性、それまでの報告であがってきていた情報や基本属性を総合的に判断することで、少ない情報量からある程度的確に話を掴むことができるのでしょう。

忙しい職場の中間管理職には非常に大切な能力といえそうです。

【番外】人にスマートに仕事を任せる能力

若手社員のだれが請け負っても支障が出ないような、的確な指示で業務を任せることができる力。これは若手社員だけでなく本人にとっても大切なことですね。

ほかの人に仕事を任せる力については別の記事を作成しています
ご参考になりましたらぜひ。

端的でいたい

共通項は「端的」であること、そして自分の仕事に割ける時間が有限であることを知っていること、の2点に集約されそうです。

プレイヤーとして泥臭く頑張る中間管理職、背中を見せて育てる中間管理職、いろんな方法はあるかと思いますが、立場の違いを意識できると現場がうまく回ることもあるかもしれませんね。

参考になることがありますと幸いです。

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