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住宅ローン いくらが適正?

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。

突然ですが人生の3大支出って知ってますか?
よく言われるのは
住宅教育介護 です。

とりわけ住宅に関しては、数千万円の金額の支出がいっぺんに発生します。

一括で支払えない人も多いですが
そんな方の強い見方といえば住宅ローンですね。

今日はそんな住宅ローンについて
はじめの一歩の記事として触れてみたいと思います。
・元利均等返済と元金均等返済について
・固定金利と変動金利について
・抵当権ってなに?

といった話は別の記事で触れてみたいと思いますので、今日は省略です。

今日は住宅ローンについて
・いったいいくらくらい借りれるの?
・何歳までに借りたらいいの?
・頭金はいくらがいいの?
といった話を中心に解説していきます。

なぜ、住宅ローン?

住宅ローンを記事の題材にする理由はすこぶる単純。
私が借りたばかりだから。

夢の(というわけでもないが)マイホームを手に入れたのです。

で、驚いた。

FPとしてよく相談に乗る数千万円という借金ですが
自分のことになると、ビビるビビる。

小さい人間ですが気が気じゃなかったですよ。

住宅ローンはいったいいくらまで借りれるの?

住宅ローンは借金です。
銀行がお金を貸してくれます。
借りたお金は返さないといけません。

銀行は、返してもらえると思う範囲でしかお金を貸しません。
なので私が10億円貸してほしいと言ったら、断られます。

大体、年収の6倍が限度になることが多いですね。

月の収入の半分を返済にあてますよ、って信じれないですし
急病で1か月入院したら、翌月の生活費はゼロです。

もちろん極端な話ですが、
そんな金額貸しても「ごめん返せない」と言われる未来が見えちゃいます。
ということで、その目安が年収の6倍ということですね。

担保ってなに、抵当権ってなに

返済できなくなったら、その担保で払ってね、という仕組み。
少し細かくわけると物的担保人的担保に分かれます。

物的担保は、住宅ローンの場合には主に購入する土地建物を担保にします。
ローン払えなくなったら、その土地や建物で返済してね、という約束。

抵当権って聞いたことありますか?
お金を借りた人が返済できなくなったときに
土地や建物で返済をしてもらう権利のことです。

他にお金を貸している人よりも優先して返済を受けれるので
住宅ローンの場合、金融機関が抵当権を設定することが多いです。

人的担保は、あなたが払えなくなったときには
指定した人から回収するからねという約束。

連帯保証人になったらだめよ、と言われたことありません?
この連帯保証人は人的担保の1つの形です。
誰かがローンを払えなくなったときに連帯保証人が支払います。

信用できる相手の保証人にしかなってはいけない
と言われるのはこの効力が大きいからです。

住宅ローンにはいろいろ種類がある?

住宅ローンとしての種類は
・金融機関が設定する住宅ローン と
・フラット35という、住宅金融支援機構が提携して
 提供している住宅ローンがあります。

フラット35は金利が固定されているという特徴と
住宅金融支援機構が定めている技術基準にかなった物件にしか
使えないという特徴があります。

金利についてもいくつか種類があります。
・ずっと固定されるのが固定金利
・定期的に見直されるのは変動金利 と呼ばれます。

固定金利はさらに
・全期間固定金利型(ずっと固定) と
・固定金利期間選択型(途中まで固定)に細分化されます。

また返し方にも種類があり
・元金均等返済
・元利均等返済 と分かれますが
専門用語オンパレードなので、別の記事を書くことにします。

住宅ローンって、何年返済するものなの?

定年が近い世代の方から
ようやく住宅ローンの返済が終わって・・・という話を
聞かれる方も多いのではないでしょうか。

そもそも住宅ローンって何年返済するの?

答えは、まちまちです。
多いのはフラット35に代表される35年返済。

30歳でローンを組んだならば、65歳、現代の定年で
返し終わるという算段ですね。

他にも金融機関によって異なりますが返済年数は選べます。
ご自身のライフプランに合わせて決める必要がありそうですね。

頭金ってなに?大事??

頭金という単語は耳にしたことも多いですよね。
最初に払うお金、ということです。

とても平たく表現すると
これだけ資産を準備したから、あとは貸してね、ということ。

頭金が必要かどうかは、意見が割れますし、家庭事情にもよります。

頭金を払おうとすると、前もって貯金する必要があります。
ご家庭の状況や家族構成によって
頭金の準備に時間がかかることもあります。

そういったケースで賃貸住宅に住んでいる場合
頭金の貯金と賃貸の家賃の2つを同時に捻出せねばなりません。

なかなかハードルが高くなってしまいます。

また頭金を払うメリットとして
借入が少なくなる=利息をたくさん払わなくて済む となりますが
ずっと賃貸住宅の家賃を払うことを考えると得策ではないかもしれません。

さらに、さきほどのフラット35に代表されるように
住宅ローンの返済期間は長い傾向にあります。

お金が貯まるのを待って、50歳から35年返済のローンを組む場合
あなたは85歳になるまで返済を続けねばなりません。

長寿命化の現代でも、さすがに85歳まで
現役でお給料をもらう働き方は、まだまだ難しいのではないでしょうか。

したがって、ある程度の年齢ではローンの返済を開始しないと
最初はよくても返しきれないという事態に陥りかねないといえます。

将来を見据えたローン生活を

ここまで住宅ローンの今さら聞けない な内容を説明してきました。
最終的にはご自身の資金計画やライフプランと相談しながら
住宅ローンについて決めていくことになると思います。

とはいえ、先の長い計画を1人で立てるのは至難の業。
もし困ったことがあれば、お近くのFPに相談してくださいね。

ライフプランの立て方からローンの選び方まで
さまざまな視点からしっかりと検討して
納得のいく住宅ローンと出会えることを祈っております。


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