FPと考える グリーン車と贅沢
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。
私は普段、FPとして家計の相談に乗ることが多くあります。
今日はそんな中でも、支出について考える話です。
家計の基本は
収入ー支出=貯蓄 で成り立っています。
ちなみにこのなかで支出にフォーカスをあてることが多い理由はこちら
この計算式を収入ー貯蓄=支出に変える先取り貯金はこちらをご参考に
さて、今日は何が贅沢なのかを考えてみましょう。
グリーン車は贅沢?
さて、タイトルにあったグリーン車について。
結論を先にお伝えします。
贅沢かどうかは、人によって異なります。
・あなたの自由に使えるお金がいくらあるか
・そのグリーン車に乗ることを特別と捉えているか
などによって違うでしょう。
指定席は贅沢??
グリーン車から少しグレードを落として指定席、これは贅沢でしょうか?
多くの方は、贅沢ではないと回答するのではないでしょうか。
自由席で予約していた場合、座る席がなければ数時間の車内で立ちっぱなしになることも想定しなくてはなりません。
新幹線で移動する場合、荷物が多いケースも想定されるでしょう。
また遠方での用事は、仕事や観光といった目的に関わらず特別なことが多いですよね。その特別な用事に向かう車中で立ちっぱなしというのは辛いものですし、帰路はへとへとな可能性もあります。
となると、あなたの座る席を1つ確保するためのお金は、必要な出費と捉える方が多いのではないでしょうか。
飛行機のビジネスクラスは贅沢?
ほかにも、飛行機のビジネスクラスはどうでしょう?
飛行機の場合は自由席という制度はありませんから、誰しも座ることはできます。
ただ、狭い席に座り続けることが(心身ともに)窮屈 という人にとってはビジネスクラスは必要経費に感じることでしょう。
また収入の多寡に関係なく、同じ時間に到着するならエコノミーでいいと仰られていたというビル・ゲイツの話は有名かもしれません。
考えるべき軸は2つ
その出費が贅沢なものかどうか考える上で必要な軸は2つだと提唱します。
まず1つ目に、それが必要かどうか。
これは先ほどの指定席の例が顕著です。
あなたにとって贅沢だろうと、指定席である必要性があるならば出費を惜しむべきではないです。そして贅沢でもないでしょう。
2つ目は、その出費が自分にとって納得のできるプラスアルファかどうか。
たとえば新婚旅行に向かう飛行機をエコノミーからランクアップしたとして、それが同行者への配慮であったり自分に対してのわくわくならば、贅沢でも問題ないのではないでしょうか。
また新幹線はグリーン車にしか乗らない方も、そこに後悔がなければ問題ないでしょう。後悔するのならやめたほうがいい贅沢ですね。
最終的にその支出の良し悪しを判断するのは自分自身です。
将来への資産計画を見据えて、今の自分に必要な出費を取捨選択できるといいですよね。
あなたの資産形成の一助になりましたら幸いです。
必要なお金なのか、贅沢なのか
贅沢なら誰かに見得を張りたいのか、自分がうきうきしたいのか
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