恋愛 英語クラスの放課後物語#12: 「ナイーブ/Naive/Naïveには違いあり」

今回は「ナイーブ/Naive/Naïveには違いあり」についてコメントをさせて頂きます。先日、先輩後輩シリーズのどこかで出てきた表現ですがこの場を借りて追加で説明をさせて頂きます。

「ナイーブ/Naive/Naïve」は基本同じなのですが、実は微妙に違います。外来語で日本語に入った場合オリジナルと時に少し違う時があり、それぞれの言語に合った使い方をしないと、誤解が誤解を生むかもしれません。 

要注意です。

日本語: ナイーブー>「ナイーブ」は「繊細な人」「純粋で傷つきやすい人」を表し、ポジティブな意味で使われています。

英語: Naiveー> 「 (特に若いために)世間知らずの」「単純な」「純真な」「だまされやすい」「単純で」「純真で」「(特定の分野に)未経験な」「先入的知識のない」「甘い」「素朴な」 ー> 「幼稚さ」「未熟さ」を表す言葉で、超ネガティブで意味です。

フランス語: (Naïf)/Naïveー>「童心的」「うぶ」「世間知らず」「お人よし」「無警戒」「ばか正直」で、オリジナルはラテン語の nativusにて、これまたnaître:「生まれる」が動詞ということで、確かに生まれたばかりなら「童心的」「うぶ」「世間知らず」「お人よし」「無警戒」「ばか正直」でしょうね。ポジティブ+ネガティブの2つの意味があり。

ということで、オリジナル フランス語: (Naïf)/Naïveー> 世間知らず ー> 英語: Naive ー> 幼稚さ ー> 日本語: ナイーブー> 繊細な人

日本語の使い方を見ると、ひょっとして フランス語: (Naïf)/Naïveー> 日本語: ナイーブ の可能性もありますね。 

ともかく非日本語圏の方と話す場合は要注意です。

He's so naive! : あのやろ~は本当に世間知らずだ!

You are quite naive. : おメ~は世間知らずだ。ー> 後輩男子社員?

また、英語圏人とフランス人が話をしいくら直訳できても

英語圏人: She is naive.
      (彼女はナイーブ(世間知らずで無知)なんだ)

フランス人: Oui,bien sûr! Elle est très naïve. Donc je l'aime bien.
     (うん、もちろんだ! 彼女はとてもナイーブ(純粋無垢で馬鹿正直)さ。 だから僕は彼女がすきなんだ。)

英語圏人: ...?

とかの会話も成り立ち、傍らにいたら内心うふふ状態な47になる事はほぼ確実です。

あ~ あ~ です、あとで喧嘩にならなければいいのですが...外国語って難しいですね。

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