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スポーツ業界への転職準備~活動スケジュール編~

こんにちは。PLMキャリアの藤井です。
プロ野球はキャンプ真っ只中!「球春到来」とも表現され、プロ野球業界としては春を少し感じる季節ですね。

さて、そんな始動し始めたプロ野球業界ですが、転職先としてご興味を持たれる求職者様からのお問合せもオフシーズンから多くいただいております。
 
本記事では、スポーツ業界への転職を具体的に考え始めた方に向けて、転職活動のスケジュールをテーマにお届けいたします。



1.転職活動のスケジュールの考え方

一般的に、転職活動にはどれくらいの期間がかかるかご存知でしょうか。初めて転職する方は、なかなかスケジュールのイメージがつきにくいかもしれません。平均的には転職活動のスタートから内定まで、おおよそ3ヵ月程度の方が多いと言われています。実際には、それぞれの皆さまのご状況や転職意欲、活動ペースによって転職に要する時間は様々です。
 
ただ、そのもっと前の段階、転職を決意するまでも、なかなか覚悟が固まらなかったり、行動を起こすのに時間がかかることもあるでしょう。私もそうでした。求人を検索しては悩み、また同じ求人を眺めて、悩み…エントリーをしてみないと内定するということは絶対に起こらないのですが、いざエントリーをすると転職が始まってしまう…「本当に応募する?どうする?」と自問自答を繰り返しました。転職をしたいはずなのに、複雑な心境です。そのような心理的ハードルも含めると、転職活動は数か月から半年、それ以上かかる方もいらっしゃるでしょう。正解はありません。
 
さらに、“準備期間”も必要です。既にやりたいことや志望企業が決まっている方はすぐにエントリーから選考へと進むことが出来ますが、これから情報収集を始めるという方、応募書類を作成し始めるという方は、一定の準備期間も必要となります。特に、初めての転職の場合は、思っていた以上に時間がかかるかもしれません。

上記を踏まえ、ご自身の状況に応じて、転職活動の全体スケジュールをイメージしてみてください。根拠はありませんが、「30歳までには」「5年目になったし」「このプロジェクトを完遂したら」などと、ご自身で区切りを決めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。転職活動の内定というゴールまでには多少時間がかかるということを念頭に置いて、自分の転職活動を計画してみましょう。


2.転職市場と求人

スポーツ業界の話に入る前に、一般の転職市場はどのような動きになるのか、簡単に触れておきます。転職活動をされる方が増えるタイミングは主に2シーズンあり、1つ目は夏の賞与支給が過ぎた8月のお盆明け以降、2つ目は年明け1月から3月までです。賞与支給や年度末の区切りで考える方が多い傾向です。

採用する側の企業目線でも、新年度始まりの4月や下期始まりの10月入社に向けて採用計画を立てることが多く、その時期の採用充足に向けて、新規の求人案件も出されるタイミングとなります。
転職市場が活況ということは、希望の求人案件と出会えるチャンスも高まると同時に、ライバルとなる求職者も多く活動している状況になります。


3.スポーツ業界の採用時期について

以上の一般の転職市場も踏まえ、ここからはスポーツ業界・プロ野球業界への転職について、その特徴をご紹介します。スポーツ業界の大きな特徴としては、やはり各競技がシーズン制で試合興行が行われていることです。主催するチームだけでなく、関わるメディアやイベント会社なども、担当チームや競技で開幕や繁忙期があり、それに応じた業務スケジュールとなることが多いです。
 
このスポーツ業界のスケジュールを人材採用の視点で考えると、繁忙期に向けた体制強化などが考えられます。プロ野球でいうと、シーズン公式戦の開幕までには戦力となる人員を揃えておきたい、といったところです。
よって、スポーツ業界への転職においては、興味のある競技のシーズンのサイクルも意識することによって、採用活動を強化しているチームや企業の求人を狙える可能性も高くなるでしょう。(もちろん、一般企業と同じように異動や退職に伴う欠員の発生でシーズン中に求人がある場合も多々あります。)


4.プロ野球業界の採用時期について

最後に、プロ野球業界の採用についてもう少し詳しく見ていきましょう。
前述の通り、プロ野球も毎年決まったシーズン制ですので、シーズン中とシーズンオフ期間が明確にあります。この働き方は過去の記事でも掲載しましたので、参考にご覧ください。

過去記事でも触れましたが、球団のビジネス側の組織体制もチーム編成と同じくシーズンオフに変更されることが多く、ここに人員採用の需要が発生します。「来期はマーケティングを強化したいので即戦力となる経験者を採用しよう」「今シーズンをもって退職者が出るので人員補充しよう」といった具合です。チームの選手の戦力補強と同じですね。ビジネス側の監督となる経営者が来シーズンの戦い方の構想を練り、そこに必要な戦力=人員を募集して、補強する。チームと同じようにビジネス側も開幕から新シーズンを戦い抜く組織づくりがなされます。

現在求人が出ているポジションは、シーズン前半戦に向けてまだまだ補強したく、採用ニーズが非常に高い求人案件となります。今からの応募だと開幕後に入社するスケジュール感となりますが、シーズン中に入社するメリットとしては、入社後すぐに目の前のプロ野球ビジネスの現場を体感することが出来ます。試合ごとに数万人のファンの方の来場を肌で感じ、シーズン中でしか出来ない業務ややりたかった仕事にすぐに携われるかもしれません。

以上、今回はスポーツ業界、プロ野球業界への転職活動のスケジュールをテーマにお届けいたしました。

転職活動はスケジュールを考えすぎてもなかなかその通りに進まないこともあり、とんとん拍子にスムーズに進むこともあり、運やご縁の要素も多少あると思います。自身では完全にコントロールすることは難しいのですが、ある程度の採用市場を把握したり、トレンドや採用側の意図を理解しておくことも最大限にチャンスを掴む要因のひとつかもしれません。スポーツ業界の特徴も理解して、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。




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