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静かな夜に思うこと 何となく落ち着かない それでも 月は笑い、星は瞬いている 明日になれ…
そのままの姿であった 形も変わらずにあった 少し傷んでしまった気持ち 繕うつもりであれこ…
故郷を思い出し、今の自分を思い ギャップのような、ズレのような 慈しむ気持ち、過去の記憶…
幸せそうな、音楽が聞こえて チャペルの横を、通り過ぎる 夕焼け空が、いつもより綺麗に 眩…
雲は、渦を巻くように流れていき きれい綺麗と呟き、写メって きゃっきゃと、騒ぐ若者たち …
石が積まれていて 積まれた間には、小さな石 ぎっしりと、詰められていて 隙間なく、しっか…
茜色の空が、左右に広がって 野鳥の鳴き声を聞き、振り返る 高く舞い上がって、見えなくなり 見えるものだけ、見ている自分 都合良く、見たいものだけ見ている 綺麗なもの、心がキュンとなるもの 今日も、探しているような気がする 風や雲、海に空に、行き交う鳥たち 世の中の、グレーなもの 汚く転がっているもの、見ようとしない 見たとしても、綺麗なものと掏り替える こっころの中は、常にクリーンな状態 汚れたものも、世の中を綺麗にするために 生まれてきたのかも知れ
雨のち曇り、時々晴れ ウロウロしない天気なの そう家にじっとしていたいの だから詩のよう…
種を蒔いて 育てる 芽が出る季節 春って、そんな季節なのだろうか いつ種を蒔いたのか覚え…
削られたテトラポット そこだけが白く変色していて 激しく何かを打つけだろうか 傷ついた部…
飛んでいく鳥の方を見遣り 桃色の雲に挨拶して 霞んで見える工場群の円筒から 黙々出ている…
雀が行儀良く一列に並んで ぴょんと跳ねて芝生へダイブ 何を啄む何を食す何を思う 行儀良い…
早くもTシャツ姿の人 春を先取りする格好 その上にベストを着て 半ば寒くも見えるが 颯爽…
晴れ間が見えた空を見上げ 微かな疑問を抱く如月 其処彼処、行き交う人々は 口々に元気を確認し合う ガンの群れが一直線に連なり M字やV字になって往く 桃色に染まる夕陽に背を向けて 音を立てずに飛び去っていく 去ったあと俄に、この上なく 広い空と大地、長閑な空間を ぐっと、独り占めしたくなった あの頃に戻ったかのように 暖かくなったら 一緒に寝そべろうと思った お陰様で、Kindle出版することができました。 皆様方のご支援の賜物です。 本当に、