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詩や詩のようなものを、まとめてみました。

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自然が大好き 人も大好き 感じることをそのまま詩にたくしたり、 応援したい人のことを想像しながら詩を書いたり 時には心から絞り出すように、時には自然を感じながら流れるように、 普…
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2022年2月の記事一覧

『何が見えているのだろうか』

静かな夜に思うこと 何となく落ち着かない それでも 月は笑い、星は瞬いている 明日になれ…

A-VOCE
2年前
75

『心配かけてごめんね』

そのままの姿であった 形も変わらずにあった 少し傷んでしまった気持ち 繕うつもりであれこ…

A-VOCE
2年前
80

『そこから始まる物語』

故郷を思い出し、今の自分を思い ギャップのような、ズレのような 慈しむ気持ち、過去の記憶…

A-VOCE
2年前
89

『漏れ聞こえてきて』

幸せそうな、音楽が聞こえて チャペルの横を、通り過ぎる 夕焼け空が、いつもより綺麗に 眩…

A-VOCE
2年前
78

『胸元をはだけて』

雲は、渦を巻くように流れていき きれい綺麗と呟き、写メって きゃっきゃと、騒ぐ若者たち …

A-VOCE
2年前
87

『目立たない小さなもの』

石が積まれていて 積まれた間には、小さな石 ぎっしりと、詰められていて 隙間なく、しっか…

A-VOCE
2年前
89

『こっころの透明度』

茜色の空が、左右に広がって 野鳥の鳴き声を聞き、振り返る 高く舞い上がって、見えなくなり 見えるものだけ、見ている自分 都合良く、見たいものだけ見ている 綺麗なもの、心がキュンとなるもの 今日も、探しているような気がする 風や雲、海に空に、行き交う鳥たち 世の中の、グレーなもの 汚く転がっているもの、見ようとしない 見たとしても、綺麗なものと掏り替える こっころの中は、常にクリーンな状態 汚れたものも、世の中を綺麗にするために 生まれてきたのかも知れ

『こんな日なのに、こんな日だから』

雨のち曇り、時々晴れ ウロウロしない天気なの そう家にじっとしていたいの だから詩のよう…

A-VOCE
2年前
83

『雨が降り頻る』

種を蒔いて 育てる 芽が出る季節 春って、そんな季節なのだろうか いつ種を蒔いたのか覚え…

A-VOCE
2年前
70

『平穏な世の常』

削られたテトラポット そこだけが白く変色していて 激しく何かを打つけだろうか 傷ついた部…

A-VOCE
2年前
75

『煙が目に沁みた』

飛んでいく鳥の方を見遣り 桃色の雲に挨拶して 霞んで見える工場群の円筒から 黙々出ている…

A-VOCE
2年前
86

『少しだけ身軽になる』

雀が行儀良く一列に並んで ぴょんと跳ねて芝生へダイブ 何を啄む何を食す何を思う 行儀良い…

A-VOCE
2年前
77

『先取りする人に』

早くもTシャツ姿の人 春を先取りする格好 その上にベストを着て 半ば寒くも見えるが 颯爽…

A-VOCE
2年前
72

『今は冷たい芝生だが』

晴れ間が見えた空を見上げ 微かな疑問を抱く如月 其処彼処、行き交う人々は 口々に元気を確認し合う ガンの群れが一直線に連なり M字やV字になって往く 桃色に染まる夕陽に背を向けて 音を立てずに飛び去っていく 去ったあと俄に、この上なく 広い空と大地、長閑な空間を ぐっと、独り占めしたくなった あの頃に戻ったかのように 暖かくなったら 一緒に寝そべろうと思った お陰様で、Kindle出版することができました。 皆様方のご支援の賜物です。 本当に、