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贈る手紙の話

人にモノを贈る時、相手の好みを考える。
使ってる姿、飾ってる姿、体験してる姿、食べてる姿、身につけてる姿を想像する。
だから何かモノを贈ることが好き。
特別な日でも、なんてことのない日でも。

最近 映画を2本観た。
偶然どちらも "手紙" にまつわる作品。

自分は人に何かモノを贈る文化はあっても、その選択肢に "手紙" が入ることはほとんど無かった。それは当たり前に知っているツールで、知らなかった文化だった。

映画では手紙を書いた理由と感情、その描写が交錯して描かれていた。少し前に撮影で美術館に行って、ミュージアムショップでレターセットを一緒に見てた時、同行してくれてた方が「手紙もらうの、人から貰うモノの中でも特に嬉しい(ニュアンス)」って言っていたのを思い出す。

渡す人への気持ちを考える。
その考えを言葉に置き換える。
ペンを握って言葉を綴る。
確かにこれは愛情以外の何物でもないよね。

友人とPodcastのラジオ収録する前後、たわいもない雑談をしている。(収録中も雑談しかしてないんだけど...)
その時に「手紙って書いたりする?」って尋ねて、友人は「うん、書くよ!」って答えて、最初は少し驚いたけど、でもその友人なら確かにするかも、ってすぐ納得した。恋人にそんな素敵な贈りモノをできること。友人の尊敬できる所が1つまた増えた。

日頃から感情をメモして、時間をかけて思いの丈を言葉に綴る文化。手紙というあって当たり前のモノを、改めてデジタルの現代に見つめ直して、素敵なレターセットを探すことが楽しみになる。

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