腐草為螢
清らかな水
音塞ぐ闇
そんなところにも
そんな場所だからこそ
微かなひかり
持ち寄って
哀しみや憂いにを
静かに照らし
浄化させてゆく
哀しみで
滲む涙は
葉に仕舞い
腐りいづるは
闇のひかりか
ほたる
また見れたらいいな
わかりやすい言葉の意味は
静寂の摂理にこだまして
想う人の気持ちだけは
巧妙に隠されてしまって
見つけ出せない
そしてそこには
佇む自分と
あなたの気配だけ
それもいつか水面に映る
自分の影と気づくだけ
儚き蛍の灯りが
気づかせるだけ
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