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おっぺん

どうも。

オッペンハイマー観てきました。長いこと待ったけどついに無事公開されるということで。良かったです。ノーラン監督好きなのでね。

伝記映画なのに「ネタバレ」ってのも変だとは思いますが、一応、終盤までの内容に触れるのでご注意ください。




ちなみに俺は普通の上映設備で観たよ~。田舎だからIMAXとかないんじゃ。






トリニティ実験

言わずもがなこの映画はオッペンハイマーの人生を描いているが、その中でも一番大きな決断はやはりトリニティ実験。原爆の効果を確かめるための実験だ。

「世界全体を破壊してしまう」という可能性がゼロではない。そんな状況下でも実験を進めるという決断は並大抵のものではない。

そんな場面なので「タメ」が本当に長い。実験が始まってから成功するまで何分あった?しかしこれが全く飽きないどころかどんどん没入していく。

そしてついに爆発。「原爆の光を見ると失明する」という話をずっと聞かされてきた自分にとってはかなり恐ろしいシーンだった。思わず目を半開きにしてしまった。

そして、爆発してから音が鳴るまでの「タメ」。これも長い。長すぎて「音を鳴らさない演出かな」と思ったところにドーーーーン!!!!!!!
一応警戒はしてたけどビビった。IMAXで観たかったなぁ~。

ストーリーわかりづらっ

いやホンマ。びっくりしたよ。「いくらノーランと言えど伝記映画ならわかりやすくなるだろ。ダンケルクもわかりやすかったし」と思ってたら、もう、ね。いや、何?終盤の尋問っつーか会議っつーか「裁判ではない」って言われてたやつ、アレ何?何を決める話し合いなの?パンフレット見てみましょうか。

聴聞会でスパイ容疑の告訴を受けたオッペンハイマーは、アイゼンハワー大統領命により一切の国家機密から隔離、政府公職追放が決定。

オッペンハイマー パンフレットより

そうなんだ。じゃあアレはスパイかどうかを確かめる話し合いだったんですね。

いや序盤からちょいちょいこのシーンが挟まるからなんだろうって。

というかあの部屋、アタック・オブ・ザ・キラートマトの序盤の部屋すぎない??????

あとセックスしてましたね。あの部屋で。演出とはいえどアレはちょっとびっくりした。撮影の時どういう感情だったんだ。

音楽

音楽良い。マジで良い。というかずっとBGM鳴ってなかった?今作の音楽担当であるルドウィグ・ゴランソンはノーラン監督作戦だと「TENET」でも活躍していた。これはもう天才。神映像に神の音楽が上乗せされていて臨場感が限界突破していた。

というかTENETに限らず、「この作品のBGMいいな~」と思ったらだいたいルドウィグ・ゴランソン。マンダロリアンもそう。

「ハーモニー」っつーんですかあ~~~~
「味の調和」っつーんですかあ~っ
たとえるならサイモンとガーファンクルのデュエット!ウッチャンに対するナンチャン!高森朝雄の原作に対するちばてつやの「あしたのジョー」!

BGM以外の音も良い。爆発音はもちろん、足をバタバタするやつも。原子がブワブワするやつも。

苦悩

オッペンハイマーの苦悩。これは本当に悲惨なもので、原爆投下後は一度も笑っていなかったのではないかというレベル。ただでさえ罪悪感を感じているのにスパイ容疑までかけられて…

キリアン・マーフィの演技に震えるべし。

あとアインシュタイン、似すぎ。

他にも書きたいことは色々ある。のだがさすがに疲れてきたのでここまで(実際、後半に行くにつれて文章がガタガタになってるでしょ?)。器にビー玉(?)が貯まる表現とか、自殺のシーンとか、馬で駆ける気持ちよさとか、いろいろ語りたいけどね。

というわけで、超傑作なので観に行こう!!


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