夢の向こうへ
こんばんは!アラタです!
小説以外の形で書くのは初めてなので、簡単に自己紹介していきたいと思います!
今日から毎日、noteでテーマについて記事を書いていきますのでよろしくお願いします!
「夢」へのイメージ
みなさんは「夢」はありますか?
夢と聞くと、将来のこと、キラキラしたもの、儚いもの・・・
色んなイメージがあります。
僕はそのなかで「夢」というものは“自分をつくるもの“だと思っています。
そう考えたのは、これまで生きてきた人生のなかで、さまざまな夢に囲まれながら今の僕ができたからだと思っています。
初めての「夢」は挫折
最初にできた夢が「サッカー選手」でした。
小学3年生の時に、ようやく友達と打ち解け始め、毎日昼休みはサッカーボールを持って校庭に出て、男子と一緒にサッカーをしていました。サッカーをしている間は本当に楽しくて、誰でも繋がることができる、そんな時間だと思っていました。
そんな時に“デフサッカー“に出会い、自分と同じように耳が聞こえない人がプレーしている姿を見て夢中になったのです。
そこから、デフサッカーの日本代表になりたいと決意しました。合宿に参加したり、練習に参加したりとサッカーの腕をひたすら磨いてきました。
それは大学生になっても続けていましたが、日本代表になるための環境を自分でつくることができず、諦めました。
その環境として一番大きかったのが、合宿に参加するために必要な交通費、選出されたら国際大会への交通費。それらを自腹で払わなければいけないこと・・・。
デフスポーツは知名度がパラスポーツよりもまだまだ足りない現状で、国からの補助はありません。
その環境に負けずに、続けていくことが難しいと感じてしまったのです。
初恋と憧れの一本道
次にできた夢が「教師」でした。
小学6年生の時まで、僕の周りでは、生徒はろう者、教員たちは聴者の環境でした。そんな環境のなか、ろう学校に通っていました。
それが一気に変わったのが、小学6年生の時に初めて、自分と同じろう者である教員が副担任になったのです。そして、それが僕の初恋でした。
一目惚れして、好きになったことをきっかけにその先生を見ている時間が増え、関わることも増えました。いつも、楽しいことや面白いことを話しているだけの僕を、笑顔でずっと聞いてくれました。
そんなある日、その先生が誕生日だというので、サプライズで家に咲いていたシロツメクサを花束にしてプレゼントしました。昼休みに、その先生からお礼のお手紙をもらって家で読んだのですが、
「いつも楽しいことばかり話しているけれど、たまには悩みとか辛いこと話したっていいんだよ」
そう書かれていて、
隠していた自分を見抜かれた・・・。
そう感じました。
いつも、楽しいことばかり話していた自分は当時、自分に自信がなくて、それを誤魔化して都合のいい自分を見せ続けてきた。
そんな思いがバレてしまったと同時に、どこか嬉しい自分もいた。
親にも打ち明けることができなかった“自信のない僕“を見つけ出してくれた。そう思うと、自信のない自分でもいい。そんな風に少しずつ思えるようになりました。
それをきっかけに、その先生を慕うようになり、その先生のような人になりたいと強く思い、教師という仕事に興味を持ちました。
恋の行方は・・・
卒業式が終わった後に告白しましたが
「ありがとう」
そう、一言言われ、実ることはありませんでした。
だけど、その先生と出会えたことをきっかけに僕は今、教壇に立つことができています。
これからの「夢」
教員としての夢を叶えた僕にはもう「夢」がないんじゃないか?
そう思う人もいるかもしれません。
でも、僕は新たな夢に向かって今、突き進んでいます。
それは
「教育にもっとワクワクして、もっと自分を好きになりたい」
僕が受けてきた教育とは、また違う時代を迎えている教育ですが、僕は「先生」にみえない「先生」であることを心がけています。
もちろん、「先生」であることが悪いことではありませんが、「先生」にみえない「先生」であることで生徒に寄り添いながら、支えになれるような存在でありたい。身近な頼れる一人の人間でありたい。
そのために、自分が教育に楽しんで関わっていきたい。その先でカメラのシャッターを切るように、ありのままの自分をどんどん更新していって自分を好きだと言える。
そんな夢を持って、これからも過ごしていく。
きっと「夢」があるから、僕はこれからも自分をつくっていける。
そんな思いを抱いて、今日は決意表明してみました。
こんな感じで、色々なテーマについて書いていくので、ぜひ、これからも注目して読んでいただけると嬉しいです!
では、また明日!
*連載小説『キミの世界線にうつりこむ君』
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