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モンテッソーリ・ノート「こども園 日々是好日①」

こども園3週目

 当初主任の先生から「まずは子どもに慣れてください」との課題をいただきました。まだ慣れたわけではありませんが、子どもたちとふれあう感じがちょっと変わってきたという実感はあります。クラス全体を見渡せる余裕も少し出てきたようです。硬さがとれてきたというか💦

子どもにはタイムラグがある

 子どもはこちらが言ったことにすぐ反応ないときもあり、待たなければならない。

 教具を使った後、棚に片付けるまでが「おしごと」とトレーニングセンターで学びましたが、現場ではなかなかそうはいかず、「片付けようね」と言っても、すぐに片付けるわけではないことが分かってきました。

 他のところへ行ったり、少し時間が空いたりしますが、ほどなく片付けます。こちらが急いても事は起こらず、少し待つとちゃんとなされます☺

出来たことを喜ぶ

 初めて扱う教具や、子どもにはすぐには難しいものもありますが、よく見ていると「ここは出来てる☺」というところがいくつもあります。出来ないところに気を取られ、つい完成形を追いがちになる気持ちを切り替える必要があると感じました。

異年齢縦割り

 「私たちの未来」でも書きましたが、異年齢縦割りは素晴らしい(^^♬

 小さなプラスチックでできた握り寿司を箸で移動させるおしごとがあるのですが、3歳に満たない子にはハードルが高く、せめて箸の持ち方の導入でもできればと、持ち方を見てもらおうとしていると、5歳の男の子が来てくれて、箸の使い方を示してくれました。すぐに3歳児が会得できるわけもありませんが、私がするより、5歳児がしているときの方が明らかに3歳児が集中していると分かりました。

 別の子が「三項式」(写真)という教具を棚から取ろうとして、床にばらまきました😲 そばに居た年長さんがすぐに手伝ってくれて、結構元に戻すのは難しい教具なので時間はかかりましたが、整えてくれました。

 『日常生活の練習』の「つくえをブラシで洗う」、年上の女の子が、いろいろ教えながら、年下の女の子と一緒におしごとしてました♡

 これらは具体例ですが、クラスの雰囲気が、5歳児によって保たれているという感触が間違いないという確信に近づいてきました。新しい子はまだまだ落ち着きませんが、5歳児さんがいてくれるだけで、小さい子も落ち着きへと導かれていくのだと、心健やかになれました。

#こども園
#モンテッソーリ
#保育士

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