見出し画像

【婚活】いつも突然ブロックされる・・・恋愛を知らない女、結婚できない女。婚活女子が気づかない勘違いと

マッチングアプリをやって会ったのは十数人・・・でも交際には繋がらない。それどころかいきなりブロックや音信不通もとても多い。メッセージのやり取りも途中で止まってしまう・・・

なぜあなたはマッチングアプリで嫌われているのでしょうか。


なぜ、マッチングアプリで出会えないのか

いま、若い世代を中心に人気のあるマッチングアプリ。出会いが少ない男女にとって、ネットで気軽に異性と出会えるので人気があります。
かつては「出会い系サイト」が長年存在していましたが、あれはどうしても地方在住のDQN向け。低所得・低学歴の人がやるイメージです。ハイスペックな男女が登録するわけもない場所でした。

マッチングアプリは独身者向けが多く、目的は「婚活」「恋活」とされています。20代の若い人だけではなく、40代、50代のオトナ世代も婚活目的で利用する人が大勢います。

でもどうでしょうか。オトナ世代のみなさん、出会えていますか?

残念ながら、特に50代の男女がマッチングアプリで出会い、交際に発展するのは、全体の3%程度と言われます。結婚に繋がる人はそのさらに10%程度。つまり、マッチングアプリを利用する50代男女のうち、結婚に至るのは0.3%しかないのです。

国立社会保障・人口問題研究所の2022年の発表によると、50代の初婚率は次の通りです。

50代の初婚率

55歳~59歳女性の初婚率はなんと0.13%です。

もちろん50代だからといって結婚できないわけではありません。しかし結果がその難しさを表しています。
再婚であれば、初婚よりもさらにハードルが上がります。自分が思っているより再婚組はマッチングアプリで嫌われています。

なぜオトナ世代はマッチングアプリでうまくいかないのでしょうか。マッチングを沢山してもメッセージがすぐ途絶えてしまったり、ブロックされたりした経験がある人は特に注意です。今後そのままでは絶対にうまくいきません。原因は相手ではなく、自分自身にあることが多いのです。

この記事ではオトナ世代の女性が、マッチングアプリで出会えない理由を説明していきます。

もしかしたら身に覚えがあるかもしれません。

男と女の見え方の違いに原因がある

オトナ世代がマッチングアプリで出会えない理由。その原因のひとつとして、男女のモノの見え方の違いが挙げられます。

【注意】
男女の違いと表現するとジェンダーバイアスとされてしまう危険もありますが、ここはあくまで「男性的とよばれているもの」「女性的とよばれているもの」というニュアンスで読んでください。男性的とよばれる目線を持つ女性もいるでしょうし、その逆もあるでしょう。

【女性】「女の勘」その正体とは

「女の勘」という言葉を聞いたことがありませんか。最近では聞くことが少なくなりましたが、昭和時代にはよく言われたものです。
女の勘とは主に、男の浮気をすぐに見抜くという意味で使われます。

当然ですが、決して超能力のようなものがあるわけではありません。それは女性のモノの見方に特徴があることからきています。

女性は、表面的に物を見る、横に広く物を見ると言われます。これが脳科学的に正しいのかは分かりませんが、女性が表面的なものを広く見ているおかげで、些細な違いをすぐに見つけることができると考えられています。

いつもと表情が違う→ほかの女と仲良くしているんじゃないか
いつもと服のシワが違う→仕事帰りに立ち寄る場所が変わったな
いつもと肌質が違う→どこかでシャワーを浴びたな
いつもと靴の汚れ方が違う→いつもと違う行動をしているな

そんな風に表面の小さな違いに気づくのが、女の勘とよばれるものの正体です。男性もこのような人はいるはずです。
これは決してネガティブな要素ばかりではありません。同僚の髪型の違いに気づいたり、後輩が落ち込んでいることに気づいたり、コミュニケーションを円滑にする助けにもなります。

女性から些細な変化を指摘されて嬉しくなった経験がある男性も多いと思います。「よく気が付いたね」と女性に驚くことは少なくありません。

「女性は細かいところに気が付く」とは昔からよく言われますが、昨今ではアンコンシャスバイアスとして禁句になっています。

【男性】マニアックで理屈っぽい男

一方で男性は、表面的な違いに気づくことが、極めて苦手な人が多いと思います。彼女や奥さんが髪を切っても気づかない人、多いですよね。職場で後輩が落ち込んだ顔をしているのに、全く気付かない人もめずらしくありません。

男性は、狭く物を見て、奥行きを感じることが得意と言われます。

車やスニーカー、腕時計などに夢中になり、知識を大量に積み重ね、物品を収集していくのは男性の方が多い印象です。つまりマニアックになりやすいのです。狭く、深く物事を考える癖があるので、悪く言うと理屈っぽくなります。良く言うと論理的に考えようとします。

これは人間関係にも現れていて、好きなことを延々と語る人がそれです。同じ趣味の人同士で話が止まらなくなるのは男性に多いでしょう。体験を共有したり共感したりするコミュニケーションよりも、知識と見解を理屈っぽく語り合うのが好きです。

このマニアックさは女性にとって頼りがいにようなものに繋がることもあります。「あの人はすごく研究しているから訊いてみよう!」となります。


このように男女で物の見方の傾向が異なります。この性差が若い時は恋愛に色気とハプニングを生み、楽しさと思い出に繋がっていくものです。
ところが40代50代というオトナ世代になると、この性差が男女が親密になることを阻むようになります。

「なんだこの人、幼稚すぎないか?」そう思われてしまいます。

いい年のオトナになったら、「表面的なことばかり言うのはやめよう」「上っ面の共感を求めるのはやめよう」「理屈っぽくなるのはやめて共感するようにしよう」「自分だけが話し過ぎるのはやめよう」と考え、自分のコミュニケーションのあり方をアップデートさせようとするものです。

しかしこの性差を自分で矯正しないまま大人になってしまうと、相手に幼稚で未熟な印象を与えてしまいます。

婚活市場では、これが出会えない原因になってしまうのです。

具体的に、出会えない女性の例を見ていきましょう。

「会わなければ何も分からない」と言う女性

マッチングアプリでよく目にする言葉。本当に多くの女性が口にする言葉があります。それが・・・

「会わなきゃ何も分からない」

一瞬納得しそうになりますが、よく考えるとやはり幼稚な印象がぬぐえません。
会わなきゃ何も分からない?会ったら具体的に何が分かるの?たぶん、あなたは会っても何も分からないでしょきっと。そう感じます。

マッチングアプリの女性はすぐに会いたがりますが、男性はそれを拒む傾向が強いはずです。なぜ女性はすぐに会おうとするのでしょうか。なぜ男性は拒むのでしょうか。
そこにモノの見方の違いが影響しているわけです。

婚活女性の多くは、メッセージのやり取りで気持ちを通じ合わせたり、相手のことを知ろうとすることが苦手です。もしかしたら面倒なのかもしれません。いずれにしても感情の深淵を追求していくようなコミュニケーションができないので、すぐに会いたがります。
会えば分かる、と言って。
残念ながらそういう女性は内面が幼く、社会経験も貧相な傾向があります。会って得られる感覚的なものに依存する姿は、まるで中学生か高校生の恋愛のようです。これを40代50代のオトナ世代の女性がやるのですから、男性はドン引きです。

では会ったら何が分かるというのでしょうか。

残念ながら、会っても何ひとつ分からない

会わなければ何も分からない系の女性に対して、こう質問します。

「実際に会ってみて、相手はどうだった?」

すると多くはこんな答えです。
「いい人だったけど違った」
それだけです。
せいぜい、相手の経歴や属性を知っただけ。そんなのメッセージのやり取りだけで分かったはずです。というよりもメッセージのやり取りの中で人となりを判断するコミュニケーション能力を磨いていなければならない年齢のはずです。

「会ってみて違ったって、何が違ったの?」そう質問してみます。すると誰一人として具体的な理由を答えられません。まるで高校一年生です。

「なんとなく・・・フィーリングです」

「自分のフィーリングのために会ったの?何様なの?何歳になってそんなことしてるの?」
筆者などは呆れ果ててしまいます。

結局何も分からなかったということなのです。会えば分かるって何だったの?見てくれの話?体臭?身長?肌質?
会うという行為で相手の時間も奪い、結局幼稚さ丸出しで相手を拒否して終わっただけです。身勝手も甚だしいと言われても仕方ありません。

会わなきゃ何も分からない系の女性を操作するのは、実は男性にとって簡単です。ブランド物をふたつくらい身に着け、分かりやすい高級車に乗り、女性も分かる高級時計をしていれば、すぐ騙せるわけです。自慢話(ウソ含む)も使えます。表面的なものしか見ようとしない悪癖を利用され、簡単に感情を操作されてしまいます。

それが「会ったら分かった」ということになってしまうので幼稚で未熟というほかありません。男性としては、何度かセックスしたら飽きて捨てるだけの存在を探すには便利でしょう。頭も弱いしちょうどいい女だと見られるのです。

会っても何も分かっていない。それが現実です。

男性が会う時に求めているのは「やっと会えた」という感動

一方で、真面目に出会いを探している男性の感覚はどんなものでしょうか。

真剣に出会おうとする男性ほど、そう簡単に会おうとはしません。会ってジャッジするのも、ジャッジされるのも嫌なのです。年収の高い男性ほど嫌悪するでしょう。
「アホ女にジャッジされるとかありえない」そう考えるでしょう。

しっかりメッセージを重ねてお互いに好感を持ってから会えませんか?と思ています。それに対して「会わなきゃ何も分からない!」と幼稚な女性が連呼するので辟易するわけです。そしてブロックされてしまう。

男性が求めているのは、メッセージをやり取りしたり、電話などをして相手への好感が形成され、どうしても会いたい!という願望に繋がってから会うことです。「やっと会えた、嬉しい」という感覚が大切なのです。そうなるともはや相手の外見など関係ありません。既に好感を持っているので実際に会った時の外見など些末な問題になります。

男性は真剣な出会いの場では女性が思う以上にロマンチックなものを求めていると言えるでしょう。男性は恋愛対象には真摯でいたいと思うものなのです。
これに対して女性はどう感じるでしょうか。よく目にするのは次のようなセリフ。

「メル友は求めてない!」
「時間がない!」
「会わなきゃ何も分からない!」
「恋愛じゃなくて結婚が目的なんで!」
「男がピュアな恋愛とか気持ち悪くね?」

とまるで体の関係を求めるおじさんのようです。「結婚」を「セックス」に置き換えたら出会い系サイトのおじさんと同じ言動をしていますよね。

このように物の見方の性差が行き違ってしまうと、マッチングアプリをいくらやっても出会うことはありません。時間の無駄です。

結婚のための出会いなどもう存在しない~価値観のアップデートが必要~

長い日本社会の文化背景から、女性が結婚を強く求めるのは当然でしょう。結婚し、子供を産み、安定した生活をするのが女性の幸福であるという価値観が少なくとも明治時代以降に広がったため、現代でも刷り込まれている人は多いはずです。

「結婚を前提としたお付き合いがしたい」という言葉を聞いて、違和感を覚える人が増えたのではないでしょうか。

かつて男性は結婚していなければ一人前じゃないという価値観が根強くありました。既婚者でなければ会社でも重要なポストに就けなかったわけです。自身の昇進のためにも結婚が必要でした。だからある程度の年齢になったら、お見合いを紹介してくれる人がいたのです。

しかし現代ではその価値観の刷り込みから自由になる人が増えています。日本は自由の国です。どう生きようが自由です。宗教上も文化上も外国ほど成約は強くありません。結婚が社会規範や慣習から自由になりつつあるいま、重要なのは「心のつながり」「恋愛」「相互理解」の方です。

「結婚前提の真面目なお付き合い」という前時代的な言葉の反対語は何でしょうか。「遊び目的の付き合い」でしょう。それが悪とされてきた時代が長いため、恋愛をするのが苦手な人が今もいるのです。

少なくとも現代の日本においては、恋愛の先にしか結婚はありません。結婚のためのお付き合いも、結婚のための出会いも、もう存在しません。結婚相談所のような業者だけの世界です。

そもそもマッチングアプリは「婚活アプリ」ではありません。出会いができるアプリであるだけです。マッチングアプリに登録する人全員が結婚を希望しているかというと、全くの勘違いでしかありません。

モテるオトナ男女はどうしているのか

モテる男女は、いったいどのようなコミュニケーションをしているものでしょうか。
筆者の周りには非常にモテる男女が多くいるので、少し観察してみると次のような特徴があります。

モテる女のコミュニケーション

モテる女性、つまり男性から尊重される存在になっている女性は、知的な会話のキャッチボールが出来る人達です。知的な会話とは、一方的に知識をひけらかすような会話という意味ではありません。相手の話を聞き、それを膨らませて返し、さらに話を引き出しては、自分の意見も重ね合わせていく、そんな会話のことです。

特に男性はこのような会話をする女性を尊重する傾向があります。自分の知的好奇心を満たすだけでなく、話を聞いてもらった、そして話を沢山聞けたという満足があるからです。

そしてこれが最大の特徴なのですが、「私とあなた」という二人の世界を大切にしています。
「この前、日本橋の鰻屋さんが美味しかったですよ。〇〇さんとご一緒したいと思いました」という感じです。
「あなたの存在を意識している」と意図的に伝えているのです。

そういう考えてくれたことに、男性としては「ありがとう」という言葉しかありません。

モテる男のコミュニケーション

モテる男性はどうでしょうか。

モテる男性とは、モテる女性にモテるのが本物です。モテない女性にモテる男性はたくさんいますが、それは年収や持ち物、外見をひけらかせば誰でもできます。しかし、モテる女性からモテるのは、そう簡単なことではありません。

彼らはどんな会話をするのかというと、女性が自分に興味を持ってもらえるような話を意識しています。話題は何でもいいのです。女性が自分に興味を持ってくれると同時に、自分の意見も言いやすくなるような話を心がけています。

たとえば料理を失敗した話。
「子供の頃に、もう亡くなった母親が作ってくれたフレンチトーストを自分で作りたくて、何度も試すんだけど、いつも味がしないんだよねえ」
それに対して女性は、「卵液への漬け込み時間が短いんじゃない?」というアドバイスができると同時に、この人はフレンチトーストが好きという情報に触れることができます。母親への思いや記憶にも思いを馳せることができるでしょう。自分の体験や思いも言いやすくなり、物語を共有することができるようになります。

こうして見ていくと、男女の性差がほとんどないことに気づいたと思います。性差を超えて、真摯な会話を繰り返し、話をしては話を聴く、その繰り返しで恋愛を形成しているわけです。

ここには「会わなきゃ何も分からない」という幼稚なセリフはありません。自分が好きなことばかりマニアックに語り白けさせるようなこともありません。
性差を乗り越えた人だけが通じ合える、感情のキャッチボールがあります。この人たちの恋愛は大恋愛になって当然ですよね。

マッチングアプリで女性がやってはいけない3つのこと

最後に、マッチングアプリでやってはいけないことを3つだけ紹介します。

すぐに会うこと

何度も言いますが、会っても何も分かりません。会話もそこそこに会って何かが分かることはありえないのです。

あなたが会おうとするのは相手をジャッジするためでしょう。でも覚悟はできてますか。相手をジャッジするなら、自分もジャッジされるということ。
相手から「なんだよ汚ねえババアだな」「顔がシミだらけの厚化粧じゃねえか」「会話も出来ない低学力ババアか」などと思われることも覚悟しておく必要があります。
多くの女性はその覚悟はありません。身勝手に他人をジャッジしようとして、反撃されショックを受けるのです。

コミュニケーションが未成熟の状態で会っているので、真面目な男性ほどあなたに何の義理も情も感じていません。男性は自分がジャッジされようとしている場を敏感に感じ取ります。男性は太古の昔から競争社会で値踏みされて生きているからです。
自分がジャッジされていると分かると、男性の多くは戦闘態勢に入ります。アドレナリンが出るのか自己防衛のために戦おうとし、攻撃的な精神状態になるのです。
女性があまり友好的な態度でなければ、最も傷が残るであろう言葉をぶつけてやろうと考えるものです。

「生理もないババアが結婚したがるとか気持ち悪いんだよブス」などと。それを言うのを我慢する人が多いだけで、誰しも攻撃性が高まってしまいます。

いきなり会っても絶対に仲良くなれることはありません。せいぜいラブホテルに誘われるだけです。会う前に時間をかけて大量に会話をするべきなのです。

年収や学歴などの属性で会員検索すること

自分の生活のために、結婚相手の年収や学歴、職業などが気になるのでしょう。
でも勘違いしてはいけません。
相手はあなたを伴侶の候補として見てくれていますか。多くの男性はマッチングアプリの女性を最初は「メス」としか見ていません。恋愛関係になれて初めて尊重するのです。マッチングアプリをお見合いだと勘違いし、自分の属性にすり寄って来る女性を、男性は心底軽蔑しています。

女性が下心で男性の年収でジャッジしようとすると、そのメス扱いが過激化するだけです。まるで発展途上国の売春婦を見るような目で見られてしまいます。高年収の男性には非常に敏感なポイントなのです。

コミュニケーションを蔑ろにして自分の身勝手な都合で男性の年収に興味を持っても気持ち悪いだけなのです。女性が、初対面の男性から自分の胸の大きさばかり興味を持たれたら不愉快なだけでしょう。これと全く同じ感覚です。

何度も言いますが会話を沢山して、内面を交流させたほうがいいです。

自分の属性を勘違いすること

40代50代のオトナ世代の女性は、自分がまだ婚活市場で選ばれる存在だと勘違いする傾向があります。これは男性も同じです。

結婚相手として自分が数多くの「条件」を満たしているでしょうか。
離婚歴があり、子供もいて、年齢的に出産できず、年収が少なく、学歴もパッとしない、人脈もない、そして若くない。

多くのオトナ世代はマッチングアプリで結婚できません。選ばれないのです。結婚相手の対象として見てもらえないのです。

しかしこの現実を受け入れたうえで、他人と恋愛しようと心がける人の多くは相手が見つかっています。その先に結婚もあるでしょう。
20代の女性が婚活をしたら多くは成功するはずです。マッチングアプリでの20代女性の成婚率はかなり高い状態です。しかし自分はそうではないのだと自覚した人のコミュニケーションは、真面目な人にこそ好感を持たれます。

恋愛を通してこの人と一緒にいたいという思いを育てるほうがいいです。あなたに対していきなり「この人は結婚相手にふさわしい」など誰も思わないのです。

「恋愛をするなんてそんな時間の余裕はない!」と言う女性が多いでしょう。そういうところが嫌われているのです。恋愛がなかったら結婚なんてする意味がそもそもあるのでしょうか。

現代の婚活市場では「結婚している自分が欲しい」という人は激しく嫌われる

明治~平成時代の男女なら、いわゆる婚活が成立していました。

社会的に既婚であることが大人としての条件であったため、結婚するための行動はごく自然のことだったのです。また女性の社会的地位が低く、属性の高い男性との結婚は、生活の安定に繋がっていました。
再婚した女性であれば、子供の教育費を払ってくれる人を探したいという目論見も特に不自然ではなかったはずです。

でも現代はどうでしょうか。その結婚に対する価値観は現代の社会情勢にマッチしているでしょうか。
残念ながら、前時代的であると思われても仕方がないでしょう。

現代日本において結婚とは、一種の贅沢品となっています。社会からの圧力はかつてほど強くありません。もし独身であることに周囲の圧力が強いというのなら、あなたが生活している場所がムラ社会であるだけです。

別に結婚しなくてもいい日本社会で、結婚するというのは深い恋愛の先の「エモい決断」です。結婚によって失うものも多く、自己犠牲が求められるのは誰しも理解しています。それでも結婚するというのは、贅沢なものなのです。

「結婚している自分が欲しい」
「養ってくれる人が欲しい」
「社長の奥さんになりたい」
そんな願望は今はもう幼稚な感性としか言えません。

まずは恋愛をしましょう。それを飛ばして結婚なんてありません。

この記事の著作権はTheSuburbiaに帰属します。無断転載を禁じます。引用する場合には引用元としてこのページのURLを記載してください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?