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【12/21ABE研究会開催のお知らせ】VOICEと身体性

こんにちは! 研究所スタッフのくじらです。

プレイバック・シアター研究所では、2017年よりA.B.E.(Arts Based Education)研究会を開催しています。アートを使った教育について考え、実践につなげるための研究会です。2019年現在で第4クール目に突入しています。(第4クール第2回目の開催レポートはこちら


このたび、その第4回目が開催されます!


ABE研究会 第4クール 第3回 

(ワークショップの体験を通した検証)


『ワークショップ③〈VOICEと身体性〉』


ABE第4クールチラシ最終版.001

何をするのか

(★「何をするのか」の内容は他の回の開催のお知らせと共通です。読んだことのある方は飛ばしてもかまいません)


第4クール全体のテーマは「ABEの効果測定」。「アートを使った教育」のなかにある非言語の学びや経験をいかに可視化するか、という問いが、今回のわたしたちの課題です。

そこで、今回は研究会を前半・後半に分けて進行します。

前半:講師によるアートを使ったワークショップを受講者として実際に体験→ABE評価・振り返りシート記入
後半:ABE評価・振り返りシートを元に、ワークショップの振り返り+評価・振り返りシート自体に対する意見交換、ディスカッション


この二部構成で、めいっぱいアートを使った教育を体験しつつ、直後にその経験を俯瞰して考え、さらにその先の「評価基準そのものについて検討する」ところまで行ってしまおう、という、かなりボリュームのある内容。

そもそも、教育の現場において、「評価基準」というものは指導者側から一方的に与えられるもの(ときには指導者自身がもっと上の立場から一方的に与えられたもの)であることが多いのではないでしょうか。第4クールは、それをファシリテーターと参加者がともに考え、あたらしく編み直してみようとするという、評価そのもののあり方を見直すチャレンジでもあるのかもしれません。そのおもしろさは、この研究会でしか味わえないのではないかと思っています。


わたしたちがいま作っている「ABE評価・振り返りシート」は、各回のディスカッションを元にして、回を追うごとにブラッシュアップされていきます。現在は第2回を終えたところ。1回目で作ったプロトタイプを2回目の実践で見直し、すこし手を加えた段階です。このあと、3、4回目と実践→ブラッシュアップが続きます。

ですが、ワークショップ部分は毎回独立しています。なので、これまで一回も参加したことがなくても大丈夫! 今回がはじめてでも十分に楽しめます。


今回の講師:岩橋由莉さん


第4回のワークショップ部分は、岩橋由莉さんが担当します。

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(写真左奥で左手をひらいてしゃべっているのがゆりさんです)

ゆりさんのファシリテーションはふしぎです。いきなり参加者に向かって「今日なにするのかちゃんとは決めてないんだけど……」とへらっと言いはなったかと思うと、つぎの瞬間には土に根を張るような目でなにかを見据えていたりします。

今回のワークショップ部分のテーマは「VOICEと身体性」。「声」はゆりさんがよく関わっているトピックでもあります。

ゆりさんから、このテーマに関してメッセージが届いています!

岩橋由莉さんからのメッセージ

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「VOICEと身体性」

「声と身体とドラマ」
この3つを組み合わせて行う表現ワークショップをやります

ここでは「声という音」が持つ力について考えてみようと思います

一般的に社会人としては、言葉を間違えないように気をつけていることが多いですね
けれども、案外声もよく聴かれています


社会で流れている声にも耳を傾けてみましょう

アナウンサーは?
テレビのCMは?
ドラマは?
映画は?
バラエティー番組に出ているお笑いの人たちの声はどうだろう?

声は関係性をよく表すものでもあります
外向きの声、家族へ向ける声、好きな人へかける声、関係を断ち切りたい声
人はいくつもの声を使い分けて社会生活を行なっています

また、声の出し方でその人がふだんどんなことをして過ごしているのか見えることがあります

学校の先生の声、オフィスで働く声、年上の人が多い現場での声

こうやってきいてみると、世の中は様々な声であふれかえっています
そしてよく聴いてみると声自身にその人のドラマが反映されています
声ってその人だなあとつくづく思います


ここで大切にしたいことのひとつは、聴くことです

家族や親しい人の声を聞いただけでも、
あ、今日は嬉しいんだな、とか
何かショックなことがあったんだなとか感じること、あるのではないでしょうか

もしかしたらあまり意識しないできた「声という音」を意識して聞いてみる
ただそれだけでいいのです

わからずに聴いているうちに声の持つドラマ性(妄想かもしれませんが笑)にいつのまにか自分なりにアクセスする、そんな時間にしたいです

また、自分の声の特徴などにも焦点を当てていきます
呼吸や身体を変えると変化する声も実験します
自分の身体にあった楽な声を模索します


声と身体とドラマ

この3つを組み合わせて行う表現ワークショップ、ご一緒にやってみましょう!

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じつは、今回の研究会では各回のテーマの方が先に決まっていて、そのあとに担当者が決まります。いわば、これはゆりさんに対する「お題」みたいなもの。当研究所でも「声」や「朗読」を名に冠した場をひらいているゆりさんは、このテーマでどういうワークショップを作るのでしょうか? スタッフのわたしたちもとても楽しみです。

アートや教育にご興味のある方、ゆりさんからのメッセージになんとなくぴんときた、心惹かれた方、ぜひお気軽にお問い合わせください!↓↓

詳細・参加方法


ABE研究会 第4クール 第4回

12/21 (ワークショップの体験を通した検証)
『ワークショップ③〈VOICEと身体性〉』」

◆ 開催日時
全日程10:00~16:30(予定)

◆ 会 場
中目黒周辺施設
※お申し込み頂いた方にご案内いたします

◆ 参 加 費
5,000円

◆ お申込み先
(株)プレイバック・シアター研究所
中目黒ヘッドオフィス&サロン
TEL : 03ー3461ー4242
E-mail : info@playbacktheatre-lab.com

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↑11/30開催の第3回目のお知らせはこちら


↑第2回目(実施済)の開催レポートはこちら(第2回ワークショップ部分の担当:羽地朝和)

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