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うつくしいもの【岩橋由莉連載エッセイ】

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表現教育家・岩橋由莉のエッセイ連載。隔週水曜正午更新。
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記事一覧

「僕はこだわる」「うつくしいもの」私的編集後記

このnote上のふたつの連載が、それぞれ無事最終回を迎えた。 編集をしていた身としては、とて…

うつくしいもの(10)「成長していく少女のうつくしさ」【岩橋由莉連載エッセイ】

母の日に、妹と姪っ子がやってきた。 姪っ子は中学二年生。ふた月くらい会わないうちにまた背…

うつくしいもの(9)「真をもつ人のうつくしさ」【岩橋由莉連載エッセイ】

書けない。書けないのです。二週間に一度、十回連載のエッセイを書くお話をいただいた時には、…

うつくしいもの(8)「ツルカメのうつくしさ」【岩橋由莉連載エッセイ】

天気のいい夕方に散歩することが日課になっている。 連日テレビは過去最多記録を更新する報道…

うつくしいもの(7)「ちいさきもののうつくしさ」【岩橋由莉連載エッセイ】

先日、仕事から帰ると、母が興奮していた。 聞くと「玄関に蛇がいた」というのだ。 大きな太い…

うつくしいもの(6)「あきらめないことのうつくしさ」【岩橋由莉連載エッセイ】

オンラインで文字や画像ばかり見ることに飽きたので夕方散歩することにする 広場で六十代半ば…

うつくしいもの(5)「自分の言葉を語る美しさ」【岩橋由莉連載エッセイ】

私は小さい頃、石を裏返すことが好きな子どもでした。 小学校は和歌山城の近くにあって、バスで帰る子どもたちは天気がよければ帰り道に二つ先の停留所を目指して、和歌山城の中を通り抜けていきます。 そこでは、鳩を追いかけたり、虫を取ったりとそれぞれ好きなことをして道草をしていきます。 私は時々ひとりで石を裏返すあそびを好んでやっていました。 道の端っこや人の通りそうもない場所の石を裏返すのです。 ここで裏返さなければ、石はまた何百年もこのままかもしれない、とか この石は百年ぶりに裏返

うつくしいもの(4)「きえていく美しさ」【岩橋由莉連載エッセイ】

最近、Facebookの記事やユーチューブ、TVで亡くなった方の声や映像をA.I.が再現するものを立て…

うつくしいもの(3)「削いで積み重ねてきたもののうつくしさ」【岩橋由莉連載エッセ…

先日、同年代の女性と話している時、昨年の紅白で元アイドルだった人が歌っている姿が少々イタ…

うつくしいもの(2)「愛されてる女のきれいさ」【岩橋由莉連載エッセイ】

くじらちゃんがもうすぐ結婚する くじらちゃんとは、何年も前から私のワークショップに来てく…

うつくしいもの(1)「地の畏怖とうつくしさ」【岩橋由莉エッセイ】

うつくしい、ということ それは容姿端麗ということではなく、うつくしさ、というスピリットを…