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#1 ライブレポート indigo la End 「蒼き花束vol.3」

ライブの概観及びレポの補足

 さて、ライブレポート初回は、2023年2月25日にパシフィコ横浜 国立大ホールにて開催されたindigo la Endのワンマンライブ「蒼き花束vol.3」です。vol.3というように、ワンマンライブ「蒼き花束」は過去に2度3公演開催されてきたシリーズモノです。もっとも、vol.2が開催されたのは2018年の春頃と、vol.3の開催までかなり期間が空いておりました。いつかのライブのMCか何かで(覚えている方がいらしたら教えてください)、"ナツヨノマジックは恒例にしたいし、他にも途中で終わっちゃった(シリーズの)ライブもやりたい"といった旨の発言をしていたことから、蒼き花束は近々やってくれるだろうと期待はしていましたが、約5年の期間を経てようやく実現しましたね。ちなみに筆者が初めて参加したindigoのライブは、中野サンプラザで開催された蒼き花束vol.2です。とても忘れられないライブなのですが、この話はまた別の機会に。
 この日は前回のワンマンライブ、武道館公演「藍」に続く映像とモノローグの演出がありました。セトリも「藍」の延長のように感じる構成が随所にありました。全体的には少しコアなセトリだった印象で、MCでも"初めてライブに来た人、ちょっと怖かったでしょ?"といった旨の発言が絵音さんの口から出ていたと記憶しております。でもご安心ください、あの日が初参戦だったあなたはとてもラッキーです笑。

 ところで、私のレポートですが、ライブ中はライブに没頭したいため、ライブの様子やMCの内容をメモするということは全くしておりません(今後はやろうかな…)。よって、記憶があやふやな部分もあり、レポートらしいレポートが書けないことに先ほど気づいてしまいました。そこで、私のレポートでは、ライブを通した曲に対する感想とか思い出、曲紹介みたいなものを書き連ねていく形になります。逆に、こうした方がありふれてない面白いレポートになる可能性も秘めてると勝手に思ってます笑。「たまにはこんなレポートもいいでしょ」、ということです。ご理解の程よろしくお願いします。

 そろそろ本題に入りたいのですが、ライブレポート初回ということで、レポートについて先に補足です。この前数えてみたところ、筆者は2018年から23年現在までの6年間で、indigoのライブには計20回参加していることが分かりました。まだまだだな、という意見の方もいらっしゃるかと思いますが、一般的には多い方のはずです。そのため、後述でセトリを掲載しますが、indigoのライブレポ限定でその曲のライブでの演奏頻度をランク付けしてみることにします。判断基準は、ライブセットリスト情報サービス"LiveFans"及び私の所感です。

 注意点として、私の所感も基準に含まれていること及びLiveFansに掲載されるセトリはユーザーによって投稿されるものが挙げられます。つまり、私の恣意的な判断が含まれていること、LiveFansに過去の全てのライブのセトリが投稿されているわけではないこと(indigoの場合はほとんど掲載されております)から、ランク付けに正確性が担保されていないということです。詳細の所でも、〜以来の披露という記述が散見されるかと思われますが、これらは全てLiveFansを参照しておりますので、同様に正確性の保証はございません。ご留意ください。

 また、ランク付けの基準時は当該ライブ時点とし、当該ライブを含めない、当該ライブ以前までの演奏頻度を踏まえたランクとなります。

 さらに、あまりランクという言葉は好きではないのですが、便宜上用いているだけであって、ランク付けをする上で私の好み等は全く加味されていないことにもご留意ください。あくまでライブでの演奏頻度の話です。←一番大事!

 皆さんの意見も随時受け付けておりますので、何かあれば是非コメントやリプ、DMをいただけると幸いです。

 ランク分けは以下の通りです。

S:定番曲
ex)夏夜のマジック、想いきり
A:旧定番曲又はコンスタントにやる曲
ex)通り恋、瞳に映らない
B:時々やる曲、過去曲中心セトリでよくやる曲
ex)彼女の相談、幸せな街路樹
C:めったにやらない曲、期間が年単位で空く曲
ex)sweet spider、プレイバック
D:未披露又はほとんどやらない曲、当該曲を収録したアルバムを提げたツアー以外やってない曲
ex)天使にキスを、固まって喜んで
Z:基準時においてリリースから1年未満の曲、ランク付けの対象外

 詳細では、セトリの全ての曲に触れることは厳しいため、おおよそ半分くらいの曲をPick Upする形で言及していくこととします。
 それでは、セットリスト及び詳細に入ります。

セットリスト

01. レナは朝を奪ったみたいだ C←Pick Up
02. 想いきり S
03. さよならベル B←Pick Up
04. 渇き C←Pick Up
05. 邦画 S
06. 雫に恋して A
07. 夜行 B
08. さざなみ様 D←Pick Up
09. 夏夜のマジック S
10. 彼女の相談 BorC←Pick Up
11. チューリップ S
12. 心雨 BorC←Pick Up
13. アリスは突然に B
14. ヴァイオレット Z←Pick Up
15. 名前は片想い Z←Pick Up
16. 鐘泣く命 A←Pick Up
17. 夜明けの街でサヨナラを S
18. 名もなきハッピーエンド A
19. 夜の恋は A
20. インディゴラブストーリー AorB←Pick Up
21. プルシュカ Z←Pick Up
enc
22. 知らない血 D←Pick Up
23. Unpublished manuscript B←Pick Up

詳細

レナは朝を奪ったみたいだ

 意外な選曲。久々に静かに始まるかなと考えて、勝手に蒼糸あたりを予想していたため、虚を衝かれましたね笑。「別れのたびに、歌が生まれた」というモノローグを合図に、曲のイントロが流れた時は驚きのあまり小さく「えっ?」と声を漏らしてしまったほどです。レナは中野サンプラザにて開催された2019-2020 tour「心実」東京初日の"朱の音"以来、約3年ぶりの披露となりました。朱の音で聴いてからは当分聴けないと思っていたので(結局3年経ってはいたのですが)、とても嬉しくてマスクの下でニヤニヤしてたのを覚えています。

さよならベル

 定番曲、想いきり(ミスしたことはあえて言及しない)を挟んで披露されたのはさよならベル。シングルA面の割に演奏頻度がさほど高くない印象があるこの曲。ここ数年は、順調にライブに参加していれば年1で聴けるくらいにはなっているかなと思いますが、一時期全くやらない時期があったようです(2016後半〜2019夏頃)。また、披露されるたびに繋ぎが変化している印象もありますね。そのため、繋ぎの間にベルに気づくことがちょっと難しい笑。今回のライブでも、繋ぎの間にベルに辿り着けませんでした。
 個人的にはindigoのbest15曲のプレイリストに入れているくらいには好きです。次いつ聴けるか分からないため、集中して聴いていました。

渇き

 シングル「悲しくなる前に」のカップリングで、ベルでの切ない空気を一変させたのがこの曲。当然予想してない展開だったため、栄太郎さんの力強いドラムイントロを聴いた瞬間、まだ4曲目にも関わらずに2度目の「え?」が出ました。長くファンをやっている方ほど、この辺りから、この日のライブがどんなものになるかを何となく把握できたかと思います。貴重(演奏頻度低めの曲を多くやってくれそうという意)なライブになることは明らかでしたね。
 この曲は21年の絵音さんの誕生日に行われた馳せ合いvol.2、ワンマンに限れば円盤化もされた17年の「Play Back End Roll」以来の演奏でした。馳せ合いvol.2にも参加していた身としては、この短期間(約1年)で2回も聴けるとは思っていなかったので、本当にツイてるなと嬉しくなりましたね。

さざなみ様

 邦画→雫に恋して→夜行と武道館公演でも披露された曲が続いた後に披露されたのがこちらの曲。アルバム「夜行秘密」に収録されている「さざなみ様」は過去にたったの一度しか披露されていない曲です。そのたった一度とはコロナ禍で敢行されたtour「夜警」東京公演2日目です(※LiveFansを参照しておりますが、tour「夜警」は一部公演につきセトリが投稿されていないため、正確には一度ではないかもしれません。分かる方がいらしたら教えてください)。tour「夜警」はアルバム「夜行秘密」を引っ提げて回ったツアーですが、コロナ禍による規制と夜行秘密の収録曲数が多かったことにより、現在行われてるtour「藍衆」とは異なり、一公演で全ての収録曲を披露することが難しい状況だったものと推測できます。さざなみ様は、これによって夜警のセトリから溢れてしまった曲の一つであるものと考えられます。そういう意味で、「夜行秘密」の収録曲の一部ってちょっと不遇だったりするんですよね。そんな曲が蒼き花束のセトリに組み込まれ、パシフィコの大舞台で演奏されることは、私の中で非常に大きな意味を感じました。規制や自粛期間の辛さを思い出すとともに、コロナ禍でもライブをやってくれたindigoに改めて感謝して聴いてました。

彼女の相談

 19年日比谷野音にて催された「abuku」以来、約3年半ぶりの披露のようですが、なんとなく間違っている気が…。ライブで披露された時の周りのファンの方の反応が良かったように感じました。Xの書き込みを見ても、ファン人気が高い印象があります。1番と2番の展開の違いやセリフのリーディング、1サビ2サビとは異なるラスサビの展開やアウトロのオルタナ感。indigoらしさが詰まった一曲はこの日も健在でした。

心雨

 チューリップに続いて披露されたアコギ曲。この日も、繋ぎでいつもの雨のSEが流れていたはず。indigoにハマるきっかけとなった曲の一つで、初のindigoのライブでも披露されたため、大好きな曲です。

ヴァイオレット

 それまではぴあフェスで一度演奏されたきり。原田知世さんへの提供曲のセルフカバーだったこともあって、「哀愁演劇」への収録、ましてやライブでの披露もないのではないかと心配していましたが、オフィシャルカバーアルバムのリリースから約4ヶ月を経て、ようやく聴くことができました。ちゃんとアルバムにも収録されましたし、本当に良かったです。それにしても絵音さんはアコギがよく似合いますね。また、えつこさんとみおさんのコーラスがとても映えていました。

名前は片想い

 武道館公演の最後に新曲として披露されてから2度目の演奏。今回は配信リリースから既に1ヶ月ほど経っており、どうもいつもより曲が伸びているらしいぞという状況の中で満を持して披露されましたね。今でこそ後鳥さんあたりが手拍子を煽って、お客さんもそれに続くという流れが定番化してきましたが、この時はまだメンバーもお客さんも探り探りだったなあ、と懐かしく感じます。まだまだ話したいことはありますが、この曲はいずれレポートにする武道館公演や藍衆でも言及するつもりなので、今回はこんなところで。

鐘泣く命

蒼き花束を抱えた
君が夢を泳いだ
抱き締めようとした瞬間
溺れてしまった

indigo la End 鐘泣く命

 ライブタイトル「蒼き花束」はおそらくこの曲の歌詞の一節から名付けられたのでしょう。断定できないのは、vol.1の開催が鐘泣く命のリリース前だったからなのですが、この時には既に完成していたのでしょうか?

 そんなことはさておき、歌詞の一説にある以上、この曲は今回のライブではマストといえるでしょう。Cメロの徐々に盛り上がっていく部分が個人的に好きです。ライブでは、繋ぎでの栄太郎さんの「カツ、カツ」という音が特徴的なイメージですが、今回はどうだったかな。ギターから入ってたかな。一年前だと記憶が曖昧です🙏
 ビルボードライブ「メタ」の第1部以来の披露とそこそこ時間が経っていましたが、それまではライブの定番というイメージでかなり頻繁にやっていました。個人的には「心実」以来なので、かなり久々だったな。藍衆のツアーのとある演出から、来たる今月24日のパシフィコでの披露を勝手に期待しております。

インディゴラブストーリー

 ギターの2人が向かい合って一緒に弾くイントロとアウトロが特徴的なこの曲。よく最後の曲として演奏される印象です。個人的にindigoが一番カッコよく見える曲なのですが、この日も健在でした。やっぱり、アウトロで向かい合って弾くギターの2人が良いんだよな。

プルシュカ

 ディゴラブが本編ラストではないことが分かったことで、本編ラストの曲が何なのか予想するのが難しかった状況にありました。何となく幸せが溢れたらあたりをやるのかなと思っておりましたが、ここにきてまさかの新曲。絵音さんがアコギを抱えていたので、MC中は期待が高まっておりました(個人的にアコギ曲はお気に入り曲が多いです)。

花が降ってきた
私は今どこにいるのだろうか
切ない花模様
あなたに押し付けた
花が降ってきた
あなたは今どこにいるのだろうか
私もそこにいれば
幸せだってことにしてね

indigo la End プルシュカ

 ラスサビで花を降らせる演出は、ファンの中でも印象に残っている方が多いのではないでしょうか。個人的にもこの演出が大好きで、また観たいなと思っております。

知らない血

 出ました、この日3度目の「え?」です。アンコールのMCにて、"僕らもロックバンドなんで、ロックバンドらしい大きな音を出す曲をやります"といった旨の発言から続いたこの曲。てっきり実験前でもやるのかと思っていましたが、全くマークしてない曲をやってくれました。それもそのはず、この曲は2017年12月以来、5年強ぶりの披露で、ワンマンに限れば収録アルバム「Crying End Roll」を引っ提げたツアー「始藍」以来。ギターのイントロを聴いた時は何が起こったか分からず、栄太郎さんのドラムの「ダンッダン」(分かります?笑)でようやく理解が追いつきました。この日一番嬉しかったです。また聴かせてください🙏🙏

Unpublished manuscript

 節目節目の大事なライブで時々やってくれるこの曲。レナで始まりアンパブで締めるのはtour「心実」東京Day1の"朱の音"と同じ。この日のライブが特別なものであったことを示しているように思えます。曲前のMCでは、アンパブに込めた想いに言及した少し重たい話だったと記憶しております。これも相まり感情が高ぶっていたのか、アウトロで絵音さんがかなり激しいギタープレイを繰り広げ、最後にギターを投げて退場していきました。非常に珍しい場面で、今でも私の目に焼き付いております。

まとめ

 いかがだったでしょうか。「蒼き花束」は「ナツヨノマジック」と同様、メンバーにとってもファンにとっても大事なライブだなと感じた、そんなライブでした。今後とも、この二つのシリーズは存続してほしいですね。あとどうしてもこの公演を音源化してほしいです!!確かこの日はDVD用の撮影カメラは入ってなかったはずですが、せめてライブCDにはしてほしいですね。本当に貴重なライブでしたので。

 初レポートを書いてみた感想ですが、やはりこれは果たしてレポートといえるのか、ちょっとした問題作になってしまったように思えます。内容もライブレポートと題するにはちょっと薄いかな…。特に昔からのファンの方には、ちょっと物足りない印象を抱かれてしまったかもしれません。逆に、新規さんにはちょっと楽しめるかなとも思っております。今後も少し前のライブのレポート(懐古編)を執筆することがありますが、懐古編はこんな感じのレポートになるかもしれません。どうか温かい目で見守っていただけると幸いです。
 また文末問題ですが、結局ですます調をベースとした話し言葉となりました。その方が読みやすい気がしたもので。この点についてもご意見があれば是非。

 さて、次回は昨年秋に開催されたindigo la Endワンマンライブ「ナツヨノマジックvol.3」を予定しております。これはやや最近の記憶なので、今回よりは正確に書けるような…いや忘れてください。とにかく書きますのでよろしくお願いします。ご覧いただきありがとうございます。長文、駄文にて失礼いたしました。

トバリ

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