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「家で出来る演劇と岸田國士」_佛淵和哉の話

#家で出来る演劇 ディレクターの日野あかりです。

今日は出演者の佛淵和哉くんの話です。

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初めまして。佛淵和哉(ほとけふちかずや)と申します。
俳優をしています。
自分は1995年生まれなのですが、95年生まれは人生ずっと厄年と言われているらしいんです。その理由が、こちら↓

・誕生→阪神・淡路大震災・地下鉄サリン事件
・幼稚園卒園→9.11
・小学校入学→ゆとり教育開始
・中学校入学→リーマンショック
・中学校卒業→3.11
・高校卒業→ゆとり教育終了(12年間フルゆとり)
・大学入学→増税
・25歳現在→コロナウィルスによる世界的不況。

なるほど。節目に何かしら起きている様ですね。でもなんだかんだ今の所は全て乗り越えたりスルーしたりして生きてこれたので、これからだってしぶとく生きてやろうと思います。

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東京都に緊急事態宣言が出された時、せっかく外出出来ないならと、英語の勉強、観たかった映画、アニメの鑑賞、読書、脚本創作など割とやりたかった事を黙々と始めていました。
なので、暇はしなかったと思います。しかし同時に、芝居が出来ないというのはやはり悲しくもありました。そんな時に今回の主宰である日野あかりさんにお誘い頂き新たに始めたのが家で出来る演劇です。とにかく沢山の作家の戯曲をzoomを使って読んで読んで読みまくる。これが楽しくてすぐにハマってしまい、気がつくと常連の様に参加していました。
この時に改めて芝居ができる喜びを感じる事が出来ました。日野さん、有難う御座います。

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今公演は演出家が不在の、俳優だけで創る芝居です。俳優だけで創るなんてなかなか刺激的ですが、実は演出家というのは19世紀の終わり頃に登場した比較的新しい職業なのです。
それまでは劇作家・俳優が演出も兼ねて演劇をしていたそうで、明確に分業化していなかったみたいです。
なので今回は原点に立ち帰る様な、面白みに満ちたとても良い企画だと思いました。
同時に、演劇に対する勝負だとも思いました。

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いつ何が起こるかわからない世の中ですが、いつだって面白そうな事には挑戦していきたい。
僕は95年生まれ。これからもしぶとく生きぬいてやろうと思います。

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佛淵くんとは、NICE STALKERという劇団で本来であれば4月に共演する予定でした。
ただコロナの影響で公演が延期となり、「時間を持て余しているだろう」という日野の(強引な)お誘いに応えてくれて、オンライン本読みを最初から一緒にやっている仲間です。(動画はここから観られます)

一緒に芝居していて、本当に楽しそうに演劇に関わっている人だなぁといつも思います。
今回は「クロニック・モノロゲ」という男性の(ほぼ)一人芝居に挑戦します。日野も出ます。
いろんな解釈で挑んでいるこの作品、ぜひ観て欲しいです。

Photo by 保坂萌

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