音楽やってた頃の話 3
前回の続き
引き続きバンドを続けていたんだけど、
バンドメンバーとずっといっしょに居て、
あーだこーだやっているとやっぱりいろいろ軋轢が生じる。
音楽のこと、金のこと、目指す先のこと、その他色々。
そりゃ違う人間が一緒になにかやろうぜってやってて、
そのハンドルをみんなで持ってるんだからそりゃあトラブルも色々出てくる。
なんというか、なにかの組織を動かすときって誰かがイニシアチブを持たないとバグる。
これは後の話で共同代表で会社作ったときに大失敗しているんだけど、
お金がかかっている何かで複数人が同権を持っている状況は非常に不健全だ。
その上、そんなクソガキの組織を色んな大人が引っ掻き回すのだ。
要は金になるかもしれないなっていうところにみんな唾を付けに来るのだ。
なので、そのバンドは案の定空中分解した。
まあ金のことでクソほどトラブルがおきたし、
僕は体力と精神にも限界が来てしまった。
僕は音楽で食っていくことはしないけど、好き勝手楽しくBANDやろうぜって言って当時のベースを引き抜いて、消え去った。
残った3人のうちボーカルは、腕利きのプレイヤー集めて別のバンドを始めたけど、上手くいかずに大阪へ旅立った。
ほかはよくわからん。
彼らとはもう10年近くあってないと思う。
これは後悔や反省の文章ではない。
前回にも書いたけど、最高に楽しい時間だったんだ。
その後も30歳手前ぐらいまでバンドを続けて、月1〜2ぐらいでライブをやってた。
曲は大体は僕が作って、僕がギター弾きながら歌ってた。
楽しかったけど、もしかしたら何かが起きるかもしれないというドキドキが常に横に居たあの頃とは違った。
僕はあの夢からまだ覚めきってないのかもしれない。
だからこうやって会社を経営したりして、夢を見続けてるのかもしれないね。
前に向いて歩いていくとき、後ろを振り向くなと言うけど、
そんなのは無理だよな。
でも、僕はそれがそんなに悪いことじゃないと思うんだよ。
最後がどうあれ、楽しかったことには変わりがないんだからさ。
てことでこんなところで終わりです。
そのうち、その後のバンドのことも書くかもね。