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第17回 「褒められて伸びるタイプ!?」

今回は「怒る」「叱る」についてお話ししたいと思います。
まずは「怒る」と「叱る」の違いとは何なのか?

●怒る

不満・不快なことがあって、ガマンできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。
感情的になり、外に気持ちを爆発させること。

●叱る

相手の非をとがめ、きびしく注意する。
相手によりよい方法を教示すること

このような意味になります。

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皆さんは、お子さま・選手に対して

怒ってますか?
叱ってますか?

「褒められて伸びるタイプ」

最近よくこういう言い方を耳にします。
私は「褒める」ことは否定しません。
しかしながら、褒めてるだけでは人、特にアスリートは伸びていかないような気がします。

名将野村監督もこのようなことをおっしゃってました。

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・無視されて三流

・賞賛されて二流

・非難されて一流

今思えば20年のトレーナー経験の中で、褒めたことはどれくらいあったかなというくらいです。
「褒める」ことをしないからと言って選手がついて来なかったかというとそうではありません。

褒めて伸びるのは間違いではないけど、大切なのは「伸び代」だと思います。
しっかりと相手を見て、研究して、どこが弱いのか、どこかダメなのかを見定めて伝えてあげる。

また、野村監督はこんなこともおっしゃってました。

「叱る」と「褒める」は同意語

情熱や愛情が無いと、叱っても、ただ怒られているというとらえ方をする。

相手にさらに飛躍して欲しい、そういう愛情があるから「叱れる」のではないかなと思います。

「叱る」というのは、
・親子
・教師と生徒
・選手と指導者
・先輩と後輩
・上司と部下
・夫と妻

様々な関係でも必要なことだと思います。
相手が不快に思わないよう、相手の気持ちを考えて「叱る」ことで関係性信頼関係というのがさらに深まって行くと思います。

まず今日からできること

ちゃんとコミュニケーションをとる

相手が何を考えてるのか、こちらが何を考えてるのか
しっかりとコミュニケーションをとることで

「怒られてる」

「叱られてる」

になって行くと思います。

↑こちらでもコミュニケーションの大切さを書かれてますので、お時間あるときにお読みいただければと思います。

名言集

最後に尊敬するアントニオ猪木の名言をどうぞ画像3

広崎 哲也/Tetsuya Hirosaki
鍼師・灸師・あんま・マッサージ・指圧師

明治大学柔道部トレーナー(2002)
NTT -G Fukuokaラグビー部トレーナー(2003〜2013)
日野RedDolphinsラグビー部トレーナー(2014〜2016)
SuperFormula トレーナー(2013〜)
ボディケアマネジメント講師

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