第3回 「トレーナー」という職業
トレーニングブームにより「トレーナー」という職業が増えて来た昨今、実際トレーナーとういうのはどのような職業なのかお話ししたいと思います。
「トレーナー」という言葉を調べると
競技の練習を指導する人。競技者のコンディションを整える
「アスリート」という言葉を調べると
運動選手・スポーツをする人
と出て来ます。
ということは、アスリートを指導する人がトレーナーということになります。
では、そのアスリートを指導するトレーナーの中にも、いくつか役割があるのでそちらを紹介していきたいと思います。
・アスレティックトレーナー
主に選手のケア全般。怪我の治療やリハビリ、練習後のトリートメントなどを行う
・ストレングス&コンディショニングトレーナー
選手の身体能力やパフォーマンス能力を向上のためトレーニング指導をする
・メディカルトレーナー
選手が怪我をした時に復帰へのサポートをする
他にも、メンタルトレーナーなどトレーナーと言っても、様々な内容の仕事があります。
トレーナーはトレーニング知識はもちろんのこと、医学的知識やストレッチやマッサージによる治療技術、テーピングなど様々な専門知識が必要になります。
※マッサージは国家資格になります
このように様々な内容があり、アスリートが求めているものに答えられるのが「トレーナー」という職業ということになります。
最後に、現在「トレーナー」というとトレーニングを指導・教えてくれる人というのが浸透しつつありますが
「スポーツトレーナー」と「ボディメイクトレーナー」
「競技パフォーマンスアップ」と「見せる身体作り」
は、全く別物と思ってください。
例えば、「ボディメイクトレーナー」の方々の身体はとても筋肉が綺麗でかっこいいですが、彼らはみなスポーツがとても上手いかというとそうではありません。
アスリートの中でも、お腹がシックスパックに割れてなくても、世界で戦ってる選手はたくさんいます。
なぜかというと
アスリートは「身体だけではない」ということ
そこには、競技特有の動きであったり、種目によってもトレーニングのやり方や説明方法までもが違います。
未来ある子どもたちのためにも
スポーツや運動の競技パフォーマンスアップを目的にする場合は
医学的知識や専門知識をを持った
「スポーツトレーナー」にお願いするようにして下さい。
広崎 哲也/Tetsuya Hirosaki
鍼師・灸師・あんま・マッサージ・指圧師
明治大学柔道部トレーナー(2002)
NTT -G Fukuokaラグビー部トレーナー(2003〜2013)
日野RedDolphinsラグビー部トレーナー(2014〜2016)
SuperFormula トレーナー(2013〜)
ボディケアマネジメント講師
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