【一首一句 その五】春の緑

【本日の一首】

散りぬれどまたくる春は咲きにけり千歳の後は君をたのまむ(和漢朗詠集、665、小松天皇御製)

(鑑賞)自分散る命を後継者に託して散っていく思いを読んだ歌。割と注釈がいっぱいついてて解釈が難しい歌のようだ。なんというか、先生が生徒に送るとか、命のもたない年寄りが子供に託すとか、そういうのにぴったりの歌ですな。

【本日の一句】

千歳経れど根付く緑の木の芽かな【ノンタン】

何年経っても木々は育ち、緑にあふれる。今日も芽吹いているかもね。おそまつ。

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