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耳楽器「ハッピーニューイヤー」についてのプレゼンテーション

2021/06/08(Tues.)

 今日はゴールデンウィークに開催したオンラインパフォーマンスで使用した耳型楽器についてのプレゼンテーションを行いました。オンラインパフォーマンスは「帰省されるイヤー」と名付け、僕の耳の形をスキャンして制作した巨大な耳型マイク装置を実家の母親と一緒に演奏するパフォーマンスです。音響効果としてはASMRといった音フェチ動画のように微弱な音をマイクで集音して配信するパフォーマンスですが、緊急事態宣言下のゴールデンウィークに実家に帰省できない状況や親に通信デバイスの操作を伝える苦労などの社会背景も加味してパフォーマンスを構成しました。

▲オンラインパフォーマンスの様子

20210608_帰省されるイヤー

▲耳型楽器「ハッピーニューイヤー(母命名)」

 今日のプレゼンでは作品の制作過程や技術的な部分を中心に発表しました。制作過程は、1)耳のスキャニング、2)3Dデータの修正、3)レーザーカッターでの切り出し・組み立て、という流れになります。この過程で大事になるのは3Dデータの修正部分です。上手くスキャニングしてもメッシュデータに欠損があるもので、Geomagix DesignXがスキャンデータの修復に長けているのでメッシュデータの欠損を修復し、サイズが大きさや方向のバラバラなメッシュデータはZbrushをつかって整理しました。スキャニングやデータ修正の過程は水口翔太さんにサポートしていただきました。
 プレゼンを行うと、自分が数週間かけたプロジェクトも言語化のために情報整理ができて良いです。今後も積極的に自分の作品を説明する機会を持ちたいものです。

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