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男子校コンプレックスを抱えたままの30代女性が女性に向けたライブイベントをやるよって話

女子校育ちには女子校育ちの、男子校育ちには男子校育ちのコンプレックスがあると思います。
わたしは男子校育ちのコンプレックスを抱えたまま30代になった女性です。

どういうことかといいますと、中学を卒業後、高専に進学したのです。
一応共学ではあるのですが、当時の平均の女子在籍率が1割という環境でした。
そこで軽音部に入り、バンドを始めたもので、好きな音楽のジャンルもあいまって圧倒的に男女比率のバグった世界で長いこと過ごしました。

高専を中退して美大に入り、そこで男女比率は逆転しました。
しかし、バンドを続けていたこと、そして卒業後の現在、ITやプログラミング関連の仕事についていることから相変わらず男女比率のバグりがちな世界に身を置いています。

なんとなくそんなもんだと思って過ごしてきたし、うまく順応してやってきたつもりでした。
最近になってそれは正しかったのか?とモヤモヤすることが増えました。

個人的なところを掘り下げていくと自傷行為になりそうなので割愛します。
機会があればそのうちうだうだ書くでしょう。

「男性だらけの分野に、女性が進出しないのはなぜか?」
しないことを選択せざるを得ないのか、そもそも進出したいとも思っていないのか、構造や環境さえ整えば進出したいと思ってもらえるのか?
少なくとも、私のいるバンドやライブシーンにおいては、演者としてもお客さんとしても女性は少数派です。
演者が女性だと、フロアはおっさんばかりになります。
そのことについて意識し始めたのは最近ですが、なんだかなーと思っています。おっさんに罪はありませんが。

メジャーなアーティストになってくると、女性人気の高いアーティストだってたくさんいます。
私も好きなフィメールアーティストがいっぱいいます。

私の知っているシーンでは、こんな図式になっているのが多い気がするのです。
女性アーティスト → おっさん → 発信力のあるおっさん → 女性

発信力のあるおっさん、は、著名なプロデューサーなどに置き換えるでも可です。
女性がDigをしないとかそういうことじゃなくて、そもそも大多数には地下アーティストに興味すら持ってもらえない状況なんだろうなと思っています。

女性アーティストから女性に直接リーチできる状態が普通になれば、もっと楽しいんじゃないかな…と思っています。
もちろん、誰に向けて表現や発信しているのかなんて人それぞれなので、お節介と言われたらそれまでですが。

そのお節介は10000000も承知で、「女性アーティストが女性にリーチするためのイベント」を組もうと決めました。
7/16(日) 恵比寿Baticaにて。
詳細は追って告知しまくります。

そもそも私は男子校コンプレックスを抱えたままの人間なので、世の中の女性が求めているものや興味あるものに対するピントがズレている可能性があります。
多感な時代の余暇をほとんど地下でのバンド活動に費やした人間です。
いわゆる「ダサピンク現象」を自らやってしまう可能性があります。
そんな時はそっと教えていただけると幸いです。

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