「藤子不二雄Aに遭遇す(再)」2021年7月31日
7月最終日です。
なんだかんだいってもう葉月に差し掛かるのか。
時の流れは早いな。私の感覚では「流れるプール」の水程度の流水なのに、実際はイグアスの滝くらいのスピードだ。
・藤子不二雄A展に行った。私は藤子不二雄Aが割と好きで、笑ぅせえるすまんやブラックユーモア集などはこのnoteでも何度か紹介した気がする。そんな中、Aの展覧会が近場に来ると。これは良い巡り合わせだと思い、重い腰を上げて来訪したわけだ。
・よかった。会場は結構人が多く嬉しかった。というのも、一定期間昔の漫画などを読んでいると「この作品、この瞬間に読んでいる人はいるのかな」と(失礼な話だが)感じてしまうのだ。
・藤子不二雄A先生を例に出すと、彼の作品は昭和に連載されていたので、一番熱があったのはその時だ。故に、現在この作品と向き合っているのは私だけではないかと言う錯覚に陥る。もちろんそんなことはなく、老若男女問わず愛されている漫画である。だが、主観的な感覚に限ればこのような虚無感に襲われてしまうのだ。
・この失礼極まりない思考は、藤子不二雄A先生の創作群によって打ち砕かれた。ありがたい。多分私は真っ先に喪黒福造にドーンされる存在なのだろう。
・そういや、以前「喪黒に遭遇す」みたいな日記挙げてたけど正日記(正夢の意)になったな。
・写真をちょっと貼るよ。
喪黒福造。こんなセールスマンめちゃくちゃ怖いだろう。
藤子不二雄A氏を見た時、一瞬本物かと思ったし、なんならサインを貰おうと鞄を漁っているまであった。
一番好きなブラックユーモア集の短編です。
マグリットも好きだし、A氏も好きだし、「ピレネーの城」ももちろん好きなので絶対的にこの作品も好きなのだ。
・昼飯は金沢カレーを食べた。金沢なんてまったく関係ないのに。その土地の名産でもなんでもない別の特産品の所とか行っちゃうよね。大阪で博多ラーメン食べる、みたいな。
・カレーの味は申し分なかった。しかし、問題は飲み物にあったのだ。その店は食券制で、入店と同時に食べ物を注文するシステムだった。カレーって辛いもんな。と思い、飲み物も何か頼むことにした。ドリンクの欄にはコーラ、カルピス、など錚々たるメンツが揃っていた。そこで私がセレクトしたのは「午後の紅茶」。午後の紅茶としか書かれていなく、食券にも午後の紅茶としか書かれていなかった。
・ははーん。これはあれだな?三種類(ストレート、レモン、ミルク)のどれが一番「午後の紅茶」というネームを背負っているかを当てるゲームだな?ちなみに私は午後の紅茶、と注文するとストレートティーが確実に出てくると思っていた。だって「ストレート」だぜ?投手に一番自信のある球を投げろと要求したら、ストレートを投げるに決まっている。
・店員が持ってきたのは「午後の紅茶 無糖」だった。なんでだよ。
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