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看護学校1年生は専門知識不足であたりまえ

看護学校一年生は、
専門知識不足であたりまえである。

今思えば、
なにもかも、
当時はわからなかった。

1年生は、
基礎学習が多い。

机上の学習が殆どで、
私は公立病院の看護専門学校だったので、
医師や看護師などが講師をしていた。

高校生までは、
皆同じ教育だが、
看護専門学校は、
看護師になるための学習、
国家試験の合格があって、
初めて看護師になれるので、
3年でも詰め込み教育だったと思う。

「はい、
食べたら出るまでの消化器経路言ってみて」
と外科医師から質問される。

だれも答えようとはしない。

答えは、
食物→口→食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→
便として排泄。

覚えることが多すぎて、
頭がパンクし、
イメージがつかない。

こんなことの繰り返しだった。

頭を支えている筋肉を全部書いてみてとか、
試験に出ていたな。

他にも看護や公衆衛生学など本当に、
学ぶことが多くて大変だった。

それらの科目ごとの試験だったから、
毎週金曜日は試験日。
60点以上だから、
それ以下は追試験となる。

医師が作る試験問題は、
人によるが、
私達医者になるわけではないんですが…。
難しいことを望む試験問題もあった。

勉強以外でも、
実技練習、
シーツ交換、
排泄の援助などがあったから、
悪い言葉では大変、
いい言葉では充実している。

寮生活だからできたことだ。
実習は学校の実習室で学び、
復習は実習室の鍵を借りて、
皆ができるように、
順番に夜通し行われた。

今は寮生活がないことが、
いい方向になればいいと思う。

逆に、
実技の練習が少ないことや、
実習病院での体験が、
世の中的にできないことも、
自信や思い切りに繋がらなっていない。

私の一緒に過ごした同級生、
会うと懐かしく、
すぐに家族のようになるが、
二度と同じことはしたくないと、
当時を笑って振り返る。
それだけ過酷だったのだ。

今は、
看護師になってからもマニュアルに頼ったり、
先輩看護師に見てもらったり、
大変さが違ってきている。

専門に進むということは、
専門知識を増やすので、
ついていくことが精一杯だった。

私のように、
高校生の時に、
担任に進路を決めてもらったような、
事前準備がない人が、
なんとか乗りきれた。

なんのための勉強なのか、
わからないことも多かったが、
取り敢えず卒業と国家試験合格のため、
看護師になれるよう、
ついていってほしい。

あなたを応援、
無事に看護師になることを願う。

最後まで読んでくれて、
ありがとう。

あなたの役に立ったら、
嬉しいです。




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