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良い番組

2017年のメモ

「テレビを見ない」という人が多くいるのは知っているし、友人や顔見知りの中にもいる。
テレビを見ない理由は「面白くない」「興味がない」などだったりするのだけど、テレビが面白くないのではなく、面白いと彼らや彼女らが思う番組が無いのだと思う。
そのテレビを見ない人の多くはインターネットメディアなどで面白かったり、見たいと思うようなコンテンツを見ているのだろう。
「テレビの終焉」という言葉は、インターネットとテレビの対比から語られることが多く、その予想はテレビ業界にとって絶望なものばかりだったりする。
で、そんなテレビ業界で働く僕は思うのだ。
「ともかく、良い番組を作ろう」と。
テレビを見ないと言っている人も、テレビ局の取材を受ければ「今度テレビに出ます!」と嬉しそうに告知したりしているのを目にするし、テレビって「テレビを見ない」と言っている人たちのニーズを全く満たさない訳では無いのだと思うのだ。
テレビを「見る」「見ない」に「放送」「通信」のようなインフラの障壁は無いのだと
今更振り出しに戻ったような純粋なテレビマンとしての思いを、2017年初頭に新たにしたのでした。

北海道でテレビ番組や映像作品を制作している小さな会社です。NHK札幌制作「Small Trip」で演出をやり、大きく世界が広がりました。