自宅で炭素繊維強化ナイロン6を印刷しよう(Bambu Lab P1S)
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Bambu Lab P1S を買いました
こんにちは、ぷらぎあです。
突然ですがみなさん、自宅で炭素繊維強化ナイロン6をプリントしてますか?僕はしています。
私はこのまえBambu Lab P1Sを買いました。
3Dプリンタは10年くらい使っていて、これで6台目くらいになります。
本当はX1Cが欲しかったのですが、どんどん進化する3Dプリンタは安い機種を短期間で乗り換えていきたいのです。
P1Sの炭素繊維強化フィラメント対応
どうせならP1Sで炭素繊維強化エンジニアプラスチックを使いたいですよね。(ね?)
残念ながら公式ではP1Sは非推奨になっています。
・・・だったらノズル変えたらいいのでは?
これら2点を組み込めば対応できそうです。
届いた
Bambu Labのすばらしさは各所で語られているので割愛しますが、これはほぼ家電ですね。とても完成度が高いです。
あとキャリブレーションでZ軸振動させて固有振動数測定するところで私も一緒に震えました。
サンプルで付属してきたPLAで3DBenchyが出力できたので早速先述のパーツを組み込みます。
焼入れスチール部品の組み込み
こちらを参考にしてノズルとギアを交換します。
X1シリーズとP1シリーズではヒーターやサーミスタのコネクタが違うだけで基本は同じです。
放熱グリスの塗布や細い配線の処理があるので慎重に作業しましょう。
炭素繊維強化ナイロン6フィラメントをプリントしてみる
PLAに興味ないのでさっそく炭素繊維強化ナイロン6フィラメントをプリントしていきます。
今回はこちらのフィラメントを使用しています。おすすめです。
ナイロンは吸湿性が高いのでフィラメントドライヤの使用を推奨します。というか必須です。(オススメがわからないしよく売り切れます)
保管用にはみんな使っているOZOを使用しています。強力です。
テストプリント
無事に出力できました。
パラメータはスライサに標準で入っている”PA6-CF”そのままでいけました。
キャリブレーションを行うとさらにいい感じになります。
実用部品のプリント
タイミングベルト用のプーリとモータホルダをプリントしました。
質感が最高ですね。
この部品はブラシレスモータに取り付けて使うのですが、以前PLA-CFでプリントした部品はモータの発熱で溶けてデロデロになりまして、その代替をしてみました。
炭素繊維強化ナイロン6は熱変形温度が155℃らしいので余裕です。
このロボットアームの土台部分もこれで作りました。
自宅で、一晩で、とてもよい質感と強度の部品が生成できます。
通常のフィラメントの部品とは比べるまでもないです。
のり
PEIプレートへの定着に”のり”は必須でした。
ここはRepRap時代から変わらないですね。
個人的なオススメは公式の液体のりです。
愛用していた「PiTシワなし」はプレートがかなり汚れるので毎回一緒にお風呂に入る羽目になります。絶対に失敗したくないときにだけ使っています。
液体のりのくせに無駄にSFテイストのパッケージがかっこいい・・・
スマートコンセントをつけた(20231209加筆)
この辺りを組み込んで、外出先からオフしたり筐体内温度が60度を超えたら電源を強制的に切るようにしました。
気休めですが何もしないよりは良いと思います。
温湿度計はここにピッタリ設置できます。
まとめ
Bambu Lab P1Sとてもいいです。
みんなも自宅で炭素繊維強化ナイロン6のロボット部品を作ろうぜ!
こちらから購入いただくとぷらぎあのフィラメント代他になります。
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