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もし歯が抜けてしまったら?

抜け落ちた歯は、乾燥させないようにして
できるだけ早く歯医者さんへお持ちください!

歯の根っこには「歯根膜」という、歯を支えている柔らかい組織があります。歯根膜は非常にデリケートで乾燥に弱いため、口の外では30分ほどしか生きられません。歯根膜が生きていれば、歯が元の位置に戻り定着する可能性が高くなりますので、乾燥させないように保存することが何よりも重要です。

●抜けた歯の保存方法と保存期間

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※保存期間は目安です。抜けた歯の再生処置は、早ければ早いほど良いため、期限に関わらずできるだけ早く受診しましょう。
※歯の根っこは触らないようにして保存液に入れます。歯が地面に落ちて汚れている場合は、水道水で軽くすすいでください。

●その他のケガの対処法

① 歯を強くぶつけた
腫れや出血がないように見えても、歯の根っこが割れていたり歯の神経が死んでしまっている場合があります。しばらくすると歯が変色したり痛み出すこともあるため受診をお勧めします。
② 歯が欠けた
歯の破片をできるだけ集めて、乾燥させないようにガーゼなどに包み、受診してください。決して接着剤などで自分で接着しないようにしてください。歯の状態がより悪化することがあります。
③ 歯にひびが入った
歯に触らずそのままの状態で受診してください。亀裂が浅いうちは鈍い痛みですが、放置しておくと亀裂が深くなり痛みが強くなったり、ムシ歯や歯の根っこの感染を引き起こします。
④ 歯がぐらつく・陥没した
歯に触らずそのままの状態で受診してください。飲み込む恐れがある場合は、歯を優しく抜いて乾燥させないようにします。出血している場合は清潔なガーゼなどで患部を押さえます。

遊びやスポーツで顔から転んだり、口をぶつけてしまうこと、前歯が抜け落ちたり、折れてしまうことがあります。そんな場合はあわてずに対処をして、すぐに歯医者さんを受診してください。

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