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ITパスポートに3日で合格した話。

みなさんは資格を取ったり国家試験に受かったりしたことはありますか。

資格というのは、就職活動の際の自己アピールや、ガクチカのエピソードとしても使えるため、取っておいて損はないと思います。

企業が採用活動で学生が持っている資格を重視してくれるからではなく、
学生が自分をアピールするためのエピソード作りに役立つよねという話です。

僕も就活に備えて国家試験を受けました。

その試験というのは、

「ITパスポート」

「情報セキュリティマネジメント」

という試験です。

ITパスポートは有名なので、知っている方は多いと思います。

情報セキュリティマネジメントとは、簡単に言えば情報セキュリティに関する知識を持った上でITを利活用するための試験です。

どちらもエンジニア向けの資格ではなく、ITを利用する人に向けた試験です。

これを取得することは多くのメリットがありますし、就活のためにとりあえず資格を取りたいという方にもおすすめです。

「ITを利用する人に向けた試験」

というのは、要するに仕事をする全員にとって価値があるということです。
ITを活用しない会社なんてありません。

エンジニアはITパスポートレベルの試験に受かってるからといって就活で高評価を得られることはないので、それ以外の職種を志望する人にこそおすすめしたい試験です。


ITパスポートは、

「ITパスポート 勉強時間」

などと検索すると

「180時間の勉強が必要」「1日2時間やって3ヶ月」

などと結果が出てきます。
これを見ると結構大変そうな気がしてきますね。

「実際どうなん。」

そんな悩みや疑問を持つ方のため、
本稿は、ITパスポート試験に効率よく合格するための勉強方法について話します。

もちろん前提知識や地頭の良さ、問題や勉強への適性などには個人差があるので、

「〇〇日で必ず合格できる勉強法!!」

など、いい加減で怪しい話をするつもりはありません。

ここで紹介するのは、あくまでも自分が行って効果的だった勉強です。
他の人が同じように試したからといって僕と同じ日数で合格できるとは限りませんし、それを僕が保証することはないのでご注意ください。

ITパスポート試験の概要

本題に入る前に、試験についておおまかにですが確認しておきます。

  • 試験はCBT方式

  • 問題は「テクノロジ」「マネジメント」「ストラテジ」の3カテゴリに分かれている。

  • 3カテゴリそれぞれで300/1000点以上取得し、総合で600/1000点以上取得すると合格できる。

ITパスポートはCBT方式が採用されており、会場が空いていれば通年でいつでも予約して受験することができます。

CBT方式とはなんぞやという方は、お手数ですがお調べください…。

試験は
「テクノロジ」
「マネジメント」
「ストラテジ」

に分かれています。

それぞれの分野において300点以上取り、かつ総合で600点以上取ると合格となります。

少し複雑ですが、出題者側は

「どのカテゴリも捨てるんじゃねーぞ」

と言いたいのだと思います。

それぞれのカテゴリの問題で正答率3割以上かつ全体で正答率6割以上であれば合格できるわけです。

ただ厄介なのが、全ての問題が同じ配点ではないということです。

全部で100問解きますが、10点の問題が100問で1000点満点ではないということです。

また、この100問のうち10問は今後の試験の参考にするために集計され、評価対象外となります。

ひどいですね。

まぁ大事なことなんでしょうが…。

どの問題が評価対象外かはわからないので、正解した問題が10問無駄になっている可能性もあります。

これに関してはどうしようもないので、諦めましょう。

ITパスポートを取得するのには本当に3ヶ月もかかるのか


前提がなんとなくわかったところで、勉強時間の話に移っていきます。

結論から言うと、3ヶ月もかからないと思います。

さっきも言ったように、個人差はあります。
しかし、短期間で取得しようと努力すれば3ヶ月なくても受かると思います。

試しに受けたら3日で受かった。

僕ははじめから長期間勉強する予定はなく、さっさと勉強してさっさと受験することを第一に考えていました。

一度受けてみようと思い、勉強開始から3日後の試験を予約しました。

「落ちたらドンマイ。時間と受験料は仕方ないか」

程度に考え、気楽に受けにいきました。


そしたら受かってました。


試験の総合点はテスト後すぐに見ることができるので、合格したかはその時点で分かります。
600点以上取っていれば基本的に合格です。

不正をしてそれがバレたとか特別な理由がなければ、合格点を取っているのに不合格になることはないです。


自分でもさすがに3日は舐めてると思いますし、確実に受かると思って受けたわけではありません。

問題によっては落ちてた可能性も十分あります。

なので、

「自分も3日で受けよう!」

と思っている方、止めはしませんがおすすめしません笑。

3か月はやらなくても、そこそこ(2週間〜1か月程)勉強してから受けるのが無難だと思います。

次別の試験を受けるとしたら僕もそうします。


それから、今から紹介するのは

「ITパスポートに効率よく合格するための勉強」

です。

「ITの知識をしっかりつけて定着させた上で合格する方法」

ではありませんのでご注意ください。

もちろん内容を定着させて合格した方がいいのは僕も分かります。
でも、結局知識として蓄えたところで実践で使えなきゃ意味がないですよね。

そんなわけで、とりあえず試験に合格しておき、あとからスキルを追いつかせるという方法をとるのがいいと思います。

この考え方が嫌いな方、ごめんなさい…。
常識的に考えたらおかしいやり方です。

でも600点取ろうが満点取ろうが合格は合格ですよね。

だったらできるだけ楽に受かっておいて、あとから勉強する方がいいんじゃね?
という僕の考え方に賛同いただける方は、ぜひ参考にしてください。



話を戻しますが、
このように、できるだけ少ない勉強時間で合格するということだけを考えていれば、3ヶ月は必要ないでしょう。


肝心の勉強方法とは


話を無駄に引き伸ばすのは嫌いなので、一番重要な部分に入っていきます。


その勉強方法というのは、

  1. テキストを一回読む

  2. 過去問を解く

  3. 過去問を解く

  4. 過去問を解く

  5. 間違いが多いところだけテキストをもう一度読む

  6. 過去問を解く

という流れになります。

重要なことは、

*ノートは絶対いらない
*テキストへの書き込みもいらない
*過去問中心の勉強

ということです。


自分だけのまとめノートがあれば勉強が捗るような気はしますが、
そんなものを作って確認する暇があるのなら過去問を解いた方がいいです。


また、テキストは一回読めば十分だと思います。

たまに、重要な用語をテキストで暗記しようと考える人がいますが、
高校生の定期テストではないので、暗記はあまり役に立ちません。

例えば、

「〇〇に関する説明を選べ」

みたいな問題があります。

「〇〇という単語は当然わかってるよね?じゃあその説明選べるよね??」

という感じで、問題の中に、テキストで強調されているような用語が普通に出てきたりします。

もちろん、説明を読んでそれに合う用語を選ぶ問題もありますが、その場合も選択肢がありますので、暗記する必要はありません。

よく出てくる用語は過去問にもたくさん登場するため、
テキストで暗記しなくても過去問を何度も解けば覚えられます。


ということで、過去問中心で勉強する必要があると思います。


また、過去問を解く際には、過去問道場というサイトがいいです。

出題範囲を自分で決めることができ、正答率も一問ごとに教えてくれます。

100問解き終わった時点で何割正解していたかを見ることで、自分の実力を把握することができます。


過去問の解き方について

間違えた問題は、正解の選択肢の解説だけを読む


選択肢全てに解説がある場合が多いですが、それを全部読んでいたら効率が悪くなってしまいますし、正解の選択肢が印象に残りにくくなります

そのため正解の選択肢の解説だけを読み、他の選択肢については、別の問題で正解として出てきたときに確認しましょう。


正答率が悪くても気にしない

最初はたぶん3割くらいの正答率です。

ここでがっかりする必要はありません。

気にせず解いていれば自然と正答率が上がってきます。
正答率が低いからといって、

「やっぱ難しいんだ」

と考えて悩むのはやめた方がいいと思います。


わからなくても、答えを2択まで絞り込む

勉強しているうちに、自分が苦手な問題や、覚えにくいジャンルというのが出てくると思います。

どんなに勉強しても、本番のテストの中で少し厄介な問題に出くわすことはあるはずです。

そんな時は、答えを絞り込むことを考えましょう。

元が4択の試験なので、ランダムに選んでも理論上25%で正解します。

その確率を50%まで引き上げようという話です。

これは意外と簡単で、選択肢の中には、

「絶対に答えじゃないなこれ」

とツッコミを入れたくなるようなものが入っていることが多いです。

冷静に

「この選択肢はこの分野の用語だったかな」
「この選択肢はこういう意味だから関係ない」

と考えれば、答えの選択肢を2択くらいには絞り込めるはずです。
そうなったら、あとは運に任せましょう。(雰囲気でわかりそうなら、正解っぽい方を選んだ方がいいです)

3文字表記は、略す前の文章で覚える

IT関連の試験では、3文字表記が非常に多く出てきます。

例えば、

「SCM」「WAF」

みたいなやつです。

これがテキストや過去問の解説で出てきたとき、頭の中で

「エスシーエム」「ダブリューエーエフ(ワフ)」

みたいに読んでしまうとわけがわからなくなります。

実際は

「サプライチェーンマネジメント」「ウェブアプリケーションファイアウォール」

なのに、それを覚えずに本番の試験を迎えてしまいます。
(もちろん実務で使う人は「WAF=ワフ」で定着していると思いますが…)

とにかく、テキストや解説には略す前の文章が載っているので、絶対略す前の文章で読んだ方がいいです。

知らない3文字表記が出てきても諦めない

3文字表記を全て覚えるのは結構大変です。

知らないやつがテストで登場してきちゃったときは、何を略した3文字なのかを想像してみるといいと思います。

「W」は「web」かな…

とか、

「M」は「マネジメント」かな…

みたいに何かしらのヒントとなることがあるので、諦めずに考えてみる価値はあると思います。

まとめ


ここまで、僕が思うITパスポート試験の勉強のやり方について話しました。

僕が3日で合格した時のやり方を簡単にまとめると


  • テキストを全体通して読んだのは1回

  • 読み終わったらすぐに過去問を解いた

です。

ノートを取るのもいいと思いますけど、
時間をかけたくない人にはおすすめしません。

このやり方を参考にしてみようと思った方も、そうじゃない方も、読んでくださりありがとうございました。

ここまでつらつら好き勝手に書きましたが、
勉強は人それぞれ合う合わないがあると思うので、自分にあったやり方を見つけられるように頑張ってください。






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