2020/7/23 鶴光の会 その十一

お江戸日本橋亭
笑福亭希光:二人癖
笑福亭里光:大工調べ
笑福亭鶴光:悋気の独楽
仲入り
笑福亭茶光・ゆみみ:夫婦漫才
鶴光:浪曲「水戸黄門漫遊記 湊川建碑」(バイオリン:希光、三味線:桂小すみ)
一同・東家一太郎(三代目日吉川秋水テーブル掛け提供):大阪締め

今回の会を「東京オリンピック開会式前日記念」と銘打ったのは、去年8月 鶴光の会 その十
まさか、世界がこんなことになるとは。
久々に来た日本橋亭は、畳を剥がして、イス席50席のみ。同数断ったそうです。
それでも来てない人がチラホラいました。

普段、鶴光の会は、東京鶴光一門門弟が出番が無くて、楽屋に詰めてますが、出演者でない人で楽屋にいたのは、三代目日吉川秋水のテーブル掛けを持ってきた東家一太郎師のみ。

希光さん 二人癖
前にどこかで聞いてるなと思ったら、2016年 鶴光の会 その三で聞いてる。当時は前座だけど、あの時と変わってない。

里光師匠 大工調べ
実質、ネタ下ろしだったんですかね。
人前でやってないのが、丸わかり。
お白州までの通し。

鶴光師匠 悋気の独楽
五代目文枝系らしいですが、二代目小南も似たような感じ。ある程度完成されてる噺なのでしょうか。

茶光・ゆみみの夫婦漫才は、面白いけど、寄席が好きな人には好かない漫才じゃないかな。奥さんはサンミュージックで頑張ってるのもあるのでしょうけど。

鶴光師匠の浪曲
浪曲の良し悪しはあまり聞いたこと無いので語れませんが。
曲師は初めてと言う小すみさんを起用したのは、彼女の音楽界への博識からですよね。

今回の趣向は前回の打ち上げで大方決まったようですが、正直、鶴光の会は奇をてらわずに、上方落語を聞かせてほしいなとは思いました。
にぎわい座の鶴光一門会でも感じましたが、前座がいないので、希光さんが自分で高座返ししたり、茶光さんが衣装のまま、師匠の見台・膝隠しを用意してたので、芸協の前座を誰か連れてきた方が良いかと。

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