非常によく視えた

昨日の私は「スルーしなかった」。

特別な事は何もしていない。ただ、思いが上がってから「何もしなかった」だけ・・・。

「検査をする」と言う話から気づけば２か月経っていたんだね。だから意識にも上がってくる…。

早帰りの主人の散髪を終わらせ、ひとりでムシャムシャとお昼ご飯も済ませて一段落。間もなくの電話だった。

「施設だ。」

G（父）がお世話になっている施設の、いつもの生活相談員さんからだった。

冒頭は「報告」から始まり、大体その上で”本題”へと入る流れがある。

「胃カメラ検査の結果は特に問題ありませんでした。①念の為検便の検査をしたかったのですが、長年看護師をやってきましたが…ちょっとムリかなと思って、こちらは出来ませんでした…。」

部屋にポータブルトイレを設置して、説明などもしたけど、”採る事が出来なかった”と言っていた。

「ちょっと、理解されなかったのか（？）、日数見たんですが…」

この時点で頭に浮かぶことは既にあった。

昨年急遽この施設で過ごす事になり、「性格なのか、症状なのかが分からない」と言う事は何度も話の中に出てくる。

一緒にいない時間の方が長く、私でさえ父の事を”観る”のに同様の篩をかけるので当然と思う。私は相談員さんの話を聞いて、私が昨年経験した”該当ケース”を話し、「こういう状態かもしれない」という『点』を集めてもらっている。

「トイレ掃除当番があるんですけどね…。Gさんが当番の日、こちらへ来てこんな事を言ったんです・・・」

『こちらでは今日、人が１人なくなっているのを知っていますか？』

”②クレンザーの粉を振りまいて（あって）、人がなくなっていた…おばあさんが横になっていて…”

現場を見に行きましょうか、と確認し、周りの方に聞いてみたけど、一切そんな事は知らない、と「現実」では確認できなかった、と言う話だった。

イメージするままにいくつか聞いてみた。

②）粉を「塩」で捉えてますよね？連想して”人が亡くなった”と思っている感じ。（確認すると部屋にテレビ・ラジオはないようなので）おばあさんは、祖母（父の母）と言う感じでしょうか…介護していた母を自分で看取っていますので。

「あー、確かに”盛り塩”って言ってました…。ここでそんな事した事ないんですけど（笑）」

この時の話、状況の殆どが「顕在側からの観方じゃなくて潜在側からの観方」が主になっている。対照的だったのが①。

①）ここで感じたのは、父は以前「施設なんかに入るくらいならオレは…」と、そんなとこに入るか！と言う意思があった事を話した。

「気位の高さ」という所から、『こんなトイレで排泄する？バカにすんな。』そんな”父の声”が聞こえるようだった。もちろん普段のトイレだと、採取が難しいだろうという配慮から「この方法」がとられている事は想像できるけど、それを「うん」と言わないのが「この人」と言う感じがした。

実際にその間、便はしっかりトイレで行っていた、と聞いた。

「ここは唯一、”自分と言う意思表示”がされていた所のような感じがします」

しっかりと認識できる「自分」が行った動作、と言う行動の表れだったという印象を伝えた。

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相談員さんに伝えるために使った内容は、言うなら「視えない世界」での事。

私は、夢を始め、脳の事、自分の意識・潜在意識の追跡をするから、「表に出る言葉」よりも、特にこの「理解不能」な発言が、今回はとてもイメージし易かった。

言葉が的確かどうかは分からないという前提の上で、

「自分の思いが即動作に繋がってしまうケース、テンション※が高い状態と低い状態の不定期なくり返し。本人の意思（自覚のある意識・高い所）の状態の繋ぎ合わせだから、この表面だけ（現実世界）を捉えた言い方をされると「憶えていない」となる。低い状態は”潜った意識”と言うイメージで伝えた。

（※意味は誤用。波長を伝えたかったので使った）

この説明で「あーー…」と、理解してもらえたから良かった。「現実と妄想・空想」の区別がつかなくなっている状態、と伝え、「その働きが弱くなっている」と言う風に感じる事を伝えた。

「ご本人、よく言ってました。”作家は空想できなければ云々…”って。確かに作家さんは現実と空想の世界に混乱する、と言う事はよく言われています。」（父は自称”作家”らしい）

正常ならばしっかりと働いている機能だから、その区別は出来るのだけど、脳の該当する箇所の働きが弱くなっている、と言える状態だった。

脳の機能がアンバランスになる事で生じるのが”病気”と言う診断がついた状態になる、と考えると、いつも本当にこんな風に生活していられる事って、凄い事よね。

これ、”ウラ面”の働きが良く視えるようで、凄いな、って感動でもありました。「顕在が働かないと…」という見方ができるので。

私が相談員さんに伝えた事は「正しい事」ではなくて、元々のGを知らない人が観る上で、”この観方があります”という話をした。

【その体験は人生に意味のある経験になる】

表で「何の意味があるの？」なんて分からないのが当然かもしれない。ニンゲンだから効率よく生きたいけども、”何がどこで”なんて、その時点で誰も解らない。

私自身がもの凄く痛感した事でした。

大まかな運びはこちら。