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ヒトミが切り取るキャンバス

誰のものでもないこの大空を、

あまりにも自由に泳ぐ雲たちを見て、何とも言い得ぬ思いに包まれる。

気持ちが良くて上ばかり見ていた。


心は全開、サギが上空を飛んで行く。

細い脚をシュッと揃え、いつも綺麗に飛ぶ。

「あっ、戻って来た…」

頭上高く左へ旋回し始める。

一周、二周、三周・・・、

終わりそうもなく、こちらも自由で随分気持ちが良さそうで、その場を離れた。

いつ見ても細く、真っ直ぐに揃った脚はキレイ。こちらの心までシュッとしてくれそう。

きれいだな、みんな自由で美しいな。


誰のものでもないこの大空を、

地上から使わせてもらう喜び、心を自由に使わせてもらった。


2回目の散歩。雲たちはさっきよりも派手に見える。

煩くはなく、キレイに、自由過ぎて全開。

こちらの心も飛んで行きそうなほど全開、持っていかれそうだ。


さっきのサギの演技場。

もうそこにサギはいないけれど、私のヒトミに戻って来た。


この誰のものでもない大空を使って、

自由な雲を拝借して、

シュッとしたサギが北へ向かう。

今日描いたこの作品は、一生私の中にある。


この誰のものでもない大空を使わせてもらう感謝。

誰のものでもないのに、誰のものでもないけど。


強く大きく、眩しい星の上には細長い、希薄な雲があったね。

それはまるで、片目を現すように。


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【うみのみか語録集】、20本出来たので、昨日公開にしました。

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「うみのみかをサポートしたい」と行動させてしまう様なクリエイターです(*^^*)。私も同じように読まれた方のサポートになる事を意識しています。 自覚を保ちしっかりと進んでいきます!