ドン底から

親の会社で誰よりも早くから出社して1番最後に帰る。

10年間苦行の様に続けました。

毎月借金を返済してますが、親から与えられたベンツやBMWに乗り会社に行ってましたので他の社員からは「何にも苦労しないでお坊ちゃんがチャラチャラしてんじゃない」と言う目で常に見られていました。

全額返済してこれからと言う時に親が胃がんになり闘病生活が始まりました。
時を同じくして奥さんがバセドウ病になりこちらも闘病生活が始まります。

会社終わったら病院に行って父に売上報告などをする日々が続きました。

父は幸せでした。
誰よりも遊び、地域の人たちからも愛され最後は車5台も残して天国へ行きました。

本当に車が好きな人でした。
ベンツ、BMW、ジャガー、ポルシェ、キャデラック

僕は僕なりに一生懸命働いて来たつもりです。
親が他界した後、親が持っていた特許が全て従姉妹の名前に変わってまして、従姉妹が社長となり僕は戦力外通告で会社から離れる事に…。

親から相続したビルや株や土地などを使い。取り敢えず無計画無鉄砲に会社を立ち上げて意地で社長と言う肩書きだけ手に入れて飲食店を経営しました。

お店を営む才能が無さすぎて経営は傾き、奥さんのギャンブラー病は悪化し相続した財産は僕の経営の赤字に突っ込むスピードと奥さんのパチンコに突っ込むスピードで2倍に加速しあっという間に底をつきました。

うつ病になり社長をやめ実家に入り半年間ニートをしながら充電期間に入る。
その時に小学生の頃に財力を駆使して買い漁ったトランスフォーマーなどをヤフオクで売りまくり300万くらいの売上を上げ会社を精算する。

で、今の会社に拾われる。
40半ばのオッサンの給料じゃない安月給の中、持ってるビルの固定資産税滞納が酷すぎて給料を市に差し押さえられる。

酒も煙草も辞め、車を売り自転車生活をしながら少しずつ再起を目指す。

その中でFXと出会う。
これは神様が与えてくれたチャンスだと思っている。

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