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『レディ・プレイヤー1』  オタクと熱量

『レディ・プレイヤー1』を観た。

PVにガンダムが出てたり、各所の評論でネタ満載のオタク歓喜な映画だ的なことを見聞きしていたので、期待値は高かった。なにせ私はガンダムが好きだ。

場所はT・ジョイPRINCE品川で、久々のIMAX3D。

まあでかい。スクリーンがでかい。
視界すべてスクリーンで埋め尽くされて、いちいち首を動かさないと端が見えない。そして音がすごい。音圧で体が揺れるほど。
映画を「観る」というより「体験する」という方がしっくりくる。それほど身体に訴えかけるものがあった。そのせいか、映画の感想は「面白かった」というより「楽しかった」。アトラクションに乗った後みたいな感じ。

最近は仕事の繁忙期や引っ越しでわちゃわちゃしてて映画館から足が遠のいていたので、映画を観る、といえばもっぱらNetflixかAmazonPrime。
機材は15inchのPCと安物のイヤホンという貧弱っぷり。
まったく非日常感がなく映画を観ている感じがしないので、苦し紛れに部屋を暗くしていた。

そんな生活を経ての映画館。しかも都内最大級と言われるT・ジョイPRINCE品川のIMAX。

あの包み込まれる感じは家では味わえないだろうし、やっぱ映画館いいよね。
と思ったが、もしかしてVRだったらあの包み込まれる感じ、あるのだろうか。
以前調べた感じ、PSVRのシネマモードは画質が残念とあったので購入を見送ったんだが、今はどうなんだろうか。

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映画の内容は、すごいの一言。ネタの嵐で観ていてまったく飽きない。初っ端からAKIRAのバイク出ててきてそれだけでもう満足なのに、その後も随所にちりばめおる。『シャイニング』のくだりは笑いっぱなしだった。
多分元ネタの半分も分かってないので、全部分かる人はもっと楽しいんだろうな。

終盤、ダイトウというキャラの行動に疑問が残ったが、武器に時間制限があったのと、ルパンの五右衛門みたいな感じで、ここぞという時に仕事しまっせ決めまっせキャラにしたかったのかな。決められなかったけど、そこがよい。

生活も落ち着いてきたので、もう少し頻繁に映画館に行こう。
VR買えば包み込まれる感じあるのかもしれないけど、
映画館の、決まった時間に、決まった場所で、みんなで観て、一斉に出ていくという体験が好きだなと思った。

出口に向いながら、誰かの感想戦が聞こえてきたりする。そういう他人の熱量を感じられるのって、なんだか心地よい。

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