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豆本づくりのいろは

"『こんな本あったらいいな』そんな夢を叶える、豆本づくり。あなただけの世界が小さな本になります。手間ひまかけて、コツコツと作る時間も心地よいもの。きっと、愛おしい一冊が出来上がることでしょう。"2009年発刊の本書は、日本人初の国際豆本コンクールでグランプリを受賞した豆本作家による豆本の魅力と作り方が凝縮された一冊。

個人的には、日本に数えるほどしかない【フリーペーパー専門店】を運営する立場としてワークショップも開催することから、豆本についても勉強したいと手にとりました。

そんな本書は、世界最古の豆本はメソポタミアの粘土板とする歴史や各部の名称と役割、制作に必要な道具や紙紹介から始まって、カード式豆本、アコーディオン折本、かんたん巻きもの式豆本、のり綴じのソフトカバー豆本、ハードカバー豆本といった【各種豆本の作り方を豊富な写真と共に説明してくれている】わけですが。さすがはプロの仕事ぶり。その圧巻のクオリティに紙の本好きとして心踊る読み心地でした。

また、フリーペーパーの専門店とは別に読書会を主宰している立場としても【古典文学の豆本を集めて開催してみたらどんなに面白いだろう!】そんな企画や光景を思い浮かべて、こちらもワクワクとしてしまいました。

めくるめく豆本の世界を覗きたい誰か、紙の本好きな誰かにもオススメです。

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