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あるある兵庫五国

"『あなたは、どこのご出身ですか』そう聞かれて、これほど名前が出てこない県を、他に知りません。"2021年発刊の本書は県公式で集められた1500の神戸・阪神、播磨、但馬、丹波、淡路の"あるある"ネタから作られた擬人化四コマ漫画集。

個人的に、関西人の割に兵庫=神戸と変換してしまうくらいによく知らない事もあり(失礼)学ばなければ!と手にとってみました。

さて、そんな本書は2019年から始まった兵庫県公式プロジェクトで約2年間集められた『ふるさとあるある』をもとに、都道府県擬人化マンガ『うちのトコでは』の作者、もぐらがマンガとして、神戸・阪神、播磨、但馬、丹波、淡路のそれぞれ『神戸体操』『コープさん』、『姫路おでん』『玉子焼き(明石焼)』、『カニの食べ方』『やぶ医者』、『枝豆』『デカンショ締』、『ピンス焼き』『農民車』と、約10〜20前後【計約90の濃い地元ネタを描き下ろし】深掘コラムやSNSの反応も抜粋、要約してまとめたものなのですが。

一応は大阪、京都と近隣で活動しているはずなのにはっきり言って【ほとんど知らないネタばかり】で、兵庫県民ではありませんが、わかりやすく擬人化された各キャラと共に、かえって新鮮に最後まで楽しませていただきました。

また『関西』自体の魅力って、ほとんどが電車で日帰りで訪れることが出来る抜群のアクセスの良さがあるにも関わらず、それぞれに【独自の文化がしっかり根付き、主張している】所にあるのではないか?と関西人としては思っているのですが。兵庫県の魅力たっぷりの本書からも、そういった想いが存分に伝わってきて。何だか嬉しい気持ちになりました。

兵庫県に縁がある、興味がある人はもちろん。全関西人にもオススメ。

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