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もこ もこもこ

‪"しーん もこ もこもこ にょき もこもこもこ にょきにょき ぱく"1977年発刊の絵本である本書は、詩人の谷川俊太郎と前衛芸術家グループ『具体』の元永定正の豪華タッグで贈る、色彩豊かな不思議なイラストとやわらかい言葉の羅列がスケールの大きな世界観を感じさせる一冊。‬

個人的には月1音読会を主宰している事から親近感のある谷川俊太郎、そしてアーティスト支援に関わっていた時から縁のある具体の元永定正といった組み合わせに興奮して手にとりました。

さて、そんな絵本の魅力を一言で語るのは『考えるな感じろ』的なところがあるので難しいですが。イラストの色彩の鮮やかさ、そして【生命の誕生から成長、拡散までを感じさせる】雄大さがとても印象に残りました。

また、人間主体に世界を眺めるのではなく。地球と生物が相互に関係し合い環境を作り上げていることを【ある種の巨大な生命体と見なす仮説】ガイア理論を想起させるところもあり、世知辛い世の中に生きる一人として、はっとさせられる感覚がありました。

やわらかくもスケール大きな絵本を探す誰かへ。また、少し気分を落ち着けたい忙しい方へもオススメ。

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