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Kiyoshi Kuroda "森の音、森の光。


2023年1月13日(金)〜1月28日(土)の期間(PLACE) by method にてイラストレーター黒田 潔による企画展示「森の音、森の光。」を開催いたします。
植物や動物、自然の有機的なモチーフをモノクロの丁寧なタッチで描き上げるイラストレーターの黒田 潔。
イラストレーターやアートディレクターとしての活動の傍らで、作家として作品発表を行なっています。

2022年1月、黒田は神戸・六甲山のROKKONOMADで滞在制作を実施。六甲の雪深い森を探索し、森の風景や植物を観察しながら過ごした日々の記録から、「森の音」シリーズの作品が生まれました。同年10月に同会場であるROKKONOMADにて行った個展で、春の訪れを待つ木々や草花の生命力をイラストレーションに落とし込んだ作品の数々を発表しました。

photo : fujita iku

本展では、シリーズの次なるステップとして、イラストを描く媒体に着目し、実験的にマテリアルを模索した新作の他、インテリアアイテムにイラストを施したプロトタイプを発表します。

「森の音、風の音。リス / brown」(シルクスクリーン)
ROKKONOMADでの滞在制作の中で、スケッチをした森に住む動植物をモチーフにしたパターンを制作。シルクスクリーンで色や配置を変えて展開。全10色。


「森の音」(アクリル絵具、木パネル)
板をモチーフの形に切り出し、厚みや質感、技法を変えながら、森の中で拾ったり、目にした動植物を表現した。並べて配置することで、自然界の色や形の多様さが再現された作品。


「木々」(アクリル絵具、水彩紙)
六甲山の植物をモチーフにした、黒田が得意とするモノトーンの繊細なタッチの作品群。イラストが描かれた水彩紙を蛇腹状に折り、自立するように加工。立体と平面を行き来し、再び空間の中でイラストがどのように鑑賞者の目に映るのか実験的に取り組んだシリーズ。

「森の音」シリーズ新章は、これまでのイラストレーション作品の在り方に新たな風を吹き込みます。
黒田が森の中でまなざした情景と、そこに息づく生き物達の生命力を、会場で感じ取って下さい。

「森の音、森の光。」
会期:2023年1月13日(金)〜1月28日(土)
時間:12:00〜19:00
会場:(PLACE) by method
住所:〒150-0011 東京都渋谷区東1-3-1 カミニート#14
地図:http://goo.gl/maps/nzyvr
電話番号:03-6427-9296
ECサイト:https://placebymethod.com
参加作家:黒田 潔
作家在廊日(予定): 1月13日、14日、15日、21日、22日、28日
協力:WhO http://whohw.jp
主催:method Inc.

黒田 潔 Kiyoshi Kuroda
1975年東京生まれ。2001年多摩美術大学大学院修了。
2003年よりイラストレーターとして、動植物を中心にしたモノクロの線画を軸に、広告や壁画など多方面で活動。
作家活動も行い、バルセロナのアートプロジェクト“Place”への参加や、神田明神の天井画などを手掛け、東京都現代美術館、ナムジュン・パイク・アートセンター等国内外の展覧会に参加。
ニューヨークADC賞ブロンズ受賞、CS DESIGN AWARD、他多数受賞。
作品集に「森へ」(2010 / ピエ・ブックス)、「Water」(2015 / POST)などがある。
http://www.kiyoshikuroda.jp

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