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子どもたちに伝えたいこと

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子どもたちにただ読んだり伝えたり それだけじゃもったいない ちゃんと意味とか教訓とか大事にしているものや学ぶものを意識しながら伝えられるように クリエイターさん達の素敵な物語とか…
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#ことわざから生まれる物語

子どもたちに伝えたいこと

< 目次 > ※ 中身は随時更新致します。 ○ 昔話に学ぶシリーズ 0:田舎のねずみ街のねずみ 1:桃太郎 2:一匹のいもむし 3:ねずみのすもう 4:一寸法師 5:はなさかじいさん 6:ライオンとねずみ

おじさんと僕①

小学4年生夏 自由研究... Aくんは『貝殻』を調べた。 貝殻って綺麗だよね。 色々な色があって、 種類もあって、 形も模様も色々。 皆にも知ってもらいたい。 夏休みの期間中ほぼ毎日 海の砂浜で貝殻を拾っては持って帰り 綺麗にケースに入れたものを 皆の前で発表した。 Aくんはこんがりと日に焼けていた。 対極的に、白や明るく光る貝殻たちは 数もさることながら 美しさや種類の多さに子ども達は驚いた。 Bくんも『貝殻』を調べていた。 おじさんが貝殻

おじさんと僕②

最近おじさんを見かけない。 Bくんから聞いた話では おじさんは海外に旅行に行ったみたい。 あれからおじさんに螺鈿を教えてもらったり、 おうちにいって一緒にテレビゲームしたり Bくんとは仲良くしている。 今日もBくんと小学校でウサギのえさやり。 学校の日でもお休みの日でも、 みんなで育てているニワトリやウサギ達の お世話は欠かせない。 お家からキャベツや菜っ葉を 持ってきてのえさやり もりもり食べるウサギを見るのは 可愛くて仕方がないから Aくんはウ

おじさんと僕④

ちょっと涼しくなってきた 葉っぱも 緑から赤や黄色に変わり 秋が近づいてきたのかな。 今日は おじさんの誕生日らしい Bくんに聞いた おじさんの誕生日を知っている いくら自分のおじさんでも 誕生日まで Bくんは よほどおじさんのことが好きらしい 僕もおじさんにはお世話になっている Bくんのことと同じくらいに思っている Bくんがおじさんを好きなことも なんだか嬉しく思う B「おじさんにプレゼント贈ろうか」 A「いいね、それ」 放課後 帰り道

おじさんと僕⑤

季節の変わり目は なんだか目で見て よく分かる 朝は寒々言ってる人が増えてきたし 服装をブクブクと着込んでる 樹たちも色を変えたり葉が減ったり 秋が通り過ぎている Aは寒いのが苦手である いつもの通学路 今日は Bがなかなか来なくて 電信柱と待っていた 周りはどんどん歩いてて 会社に向かう大人たちや 車もどんどん通り過ぎる A『はぁ...遅いな...』 いつまで経っても来ない 少しイライラしてきた 何で待たなきゃいけないんだ... そんな