見出し画像

ベトナムへ来て「やめたこと」と「始めたこと」と「続けていること」

ベトナムに来る前に、「『発展途上国』だから教育や医療の設備が最新じゃないし、万が一のことがあった場合は首都や日本帰国も必要」だと、健康管理には常に気を配るように言われ、「健康第一」だというのはもう何度聞いたかわからない。

まぁ、実際そうなのだ。これは、どこにいても事実なのだ。あとはいかにして、この事実を変化が激しい「日常」に落とし込んでいくのか。私たちの生活で、健康第一なのは誰でも知っていることで、でも「不健康」になって改めて「健康」のありがたさを思い出すのではないだろうか。

設備が「最新」ではないのかもしれないけれど、その「最新」の設備を普段の生活から使わないで良いようにするのが人間の力の見せどころなのではないのかなと思う。私はこの地に生きる人々から「健康」に関して学ぶことがたくさんある。まず、有事の際にも自分でどうにかするという「生きる力」がこの地の人々にある。自頭が良いというか、農業と共に育ってきた人々だから、自然の偉大さと脅威と共に生きる知恵を持っているし、今の新型コロナウイルスが世界を「不安」に陥れる中でも、マスクをして外から自分を守るというよりも、内側の免疫力をみんなで高めていこう!という前向きの姿勢で、周りの人々もよく「マミ、ジョギング行こう!」「バドミントンしにいこう!」と誘ってくれたり、ホストファミリーに「夜ごはんまだ食べてない」とでも言おうものなら本気で怒られバインミーやフルーツを提供される。大勢の人々が集まるという理由で、マラソン大会が次々に中止になっていく中で、「それなら自分たちでリレー大会でもやろう」と、みんな水や会場準備を率先してやり、わずか数日で実行してしまう。そして、日本のようにマスク買いためる人々や転売するという話を聞かない。店では通常と変わらない価格で売られているし、空港や主要観光地では病気予防の為の説明書きと一緒にマスクを無料で配布している。

なんだか、ふと気づいた。「先進国」はGDPや最新施設や設備で経済発展を計っているけれど、発展すればするほど、人間は弱くなるんじゃないかと。不安になり、すぐに防衛体制に入り、異質なものを排除したがる。

そんな大地と共に生きる人々と生活をしていて、私は、この地で、日本以上に「健康」な生活をしている。自分自身の生活環境に変化があって、そして自分の体内におこっている変化に関しても体感しながら、改めて「やめたこと」「始めたこと」そして「続けていること」をまとめたいと思う。

やめたこと

・大勢の飲み会に参加すること
・飲みたくないもの、食べたくないものを飲食すること(物と量どちらも)
・マスカラ、アイシャドー、香水、シャンプー、化粧落とし等の全てのメイクアップ関連用品を使用すること(やめた、というか値段が高いし、手に入れられる場所も決まっているのもあるし、必要無いと思った)
・美容院へ行くこと(上記同様)
・1週間分以上の洋服を購入すること(選ぶ時間が無駄)
・スポーツ飲料水を飲むこと(砂糖の接種を殆ど無くした)
・流行りに飛びつくこと
・ごはん食べるためだけに並ぶこと
・ステロイド剤を使うこと(外から覆うよりも内側から整える)
・薬を飲むこと(大抵、水と食で、あとは自然治癒力を鍛える)
・夜更かし
・相手の空気を読むこと
・エネルギーを奪っていく人々と関わること(関わる相手を取捨選択)

始めたこと

・定期的にスポーツに参加する、それも一人でできるものよりチーム戦のもの(人間関係構築、考え方や相手の良さ(強さ)を発見する手段)
・クロスフィットは短時間でもできるスポーツで面白い
・毎日カフェや路面店の人々と何かひとつでも会話をする(ベトナム語の勉強も含めて)
・「自分は直観で決める人」アピール
・相手の夢を支える情報共有やサポート
・noteでのメコンデルタ生活発信
・1日の睡眠時間は8時間は確保(ベトナム人の生活はとにかく朝が早いため、そんな周りに支えられての実行)

続けていること

・スポーツ
日本にいたとき、特にここ数年は「心と体のエキササイズ」には結構力を入れていて、ヨガ(呼吸を整える+瞑想)、水泳、バドミントン、ジョギング等は行っていたけれど、その時間は常に仕事終わりの夜20時~22時頃が中心だった。それを、今は朝に集中させている。

・読書
これも、日本にいたときから単純に活字が好きなのと知的好奇心が高まる瞬間や別々の分野を混ぜて応用させていくのが好きなので、本を読む時間は常に確保している。

基本、悩み事や何かに行き詰ったときがあれば、寝る。もしくは、運動。で、そのときのための「逃げ場」って結構重要で、日頃から属するコミュニティは数種類設けている。職場、友人たち、ヨガ仲間、ジョギング仲間、クロスフィット仲間、旅人仲間、ホストファミリーなど。

何が一番良かったかというと、自分が心と体共に健康でいることにより、周りの人々の良さを発見する心の余裕ができたことと、仲間の夢を応援できるようになったこと。これを実感するためには、そういう環境に身を置く選択も重要だと思っていて、いくら自分が今の生活を変えたいと心のどこかで思っていてもひとりではどうしようもないときもあると思う。「環境整備」の為に、手放す必要のある人間関係やいくつもの取捨選択もあるとは思うけれど、私自身は今の生活が一番自分らしくいられる環境だと思っている。

仕事の面でも、自然界の光と同時に起きて、寝る生活は、日中のパフォーマンスを向上させたり免疫力を高めるのを実感していて、クリエイティブな発想は目がしっかり覚めているときしか発揮できないと思う。当たり前なんだけれど、毎日美味しい食を食べて、水分補給をしっかりとり(水で充分)、体を動かすこと、そしてそんな生活を既に実行している人々の近くに自分を配置すること。それだけで、免疫力を高めて「健康」に過ごせると実感している。

創造の場所であるカフェ代のサポートを頂けると嬉しいです! 旅先で出会った料理、カフェ、空間、建築、熱帯植物を紹介していきます。 感性=知識×経験 மிக்க நன்றி