見た夢の内容 2022/05/12

今日見た夢は2つ覚えているのでこの記事内で分けて書く。

1つ目の夢

 世界観はすこしちぐはぐ。魔法という存在はあったがほとんど利用されてなかった。なんとなく木造建築が多く服装もちょっと時代が古かったが、舞台がダムの建設現場だったため時代がよくわからない。主人公は女性。例のごとく名前は無い(覚えてない)。ボーイフレンドがいて、ともにダム建設現場で働いている。
 建設現場ではすでに八割方ダムが完成されていて、水もしっかりせき止められている。ただ土木作業がまだまだ多く、男女入り混じって作業を進められている。主人公(以下A)は気が強く明るい性格で周りの人を自然と引き寄せる。そのリーダーシップを発揮して作業を推し進めている。昼休み頃、Aはダムで釣りを始める。まともになにかが釣れるわけではないが暇つぶしにというものだった。そこで他の作業員に声をかけられる。
「ここで釣りすると呪われるらしいよ」
いつからか語られるようになった呪いの噂。ダム湖の底に集落が沈んでいるからと怖がられて生まれた根も葉もない都市伝説だろう。
 その日の夜。住み込みで働く彼らは本来男女別で分かれている寮だが、酒に寄ったAとそれに連れられた女たちは男性寮に入ってきて男女で酒を飲み始めた。そのうち、飲み会から乱痴気騒ぎへと変わっていった。Aがボーイフレンド(以下B)とイチャつきだし、事に及んだときには周りも好き好きに乱れ始めていた。この乱痴気騒ぎは翌朝まで続き、寮の管理係であるAの友人の女性(以下C)が乗り込んできてそこにいたみんなを叱るまで止まることがなかった。
 それから数週間経ち、Aは体調に異変を感じる。吐き気や腹痛、めまいや微熱などだった。そしてAは整理が来ていないことに気づいた。そう、妊娠したのだ。始めは作業を休み寮で安静に過ごしたが、妊娠初期症状があまりにも酷く、喀血をしたことで建設現場を離れ入院する。Bは建設現場から足繁く通い、そのたびに現場のみんなからの差し入れをもらった。しかし症状は良くなるどころが悪化し、医者から子供が奇形の可能性があると言われてしまった。不安が募るAの脳裏に呪いの噂がよぎる。釣りをしたばかりにAとその子が呪われたのかもしれないと変に勘ぐってしまった。
 徐々にBが訪れる回数が減ってきた。現場が忙しいのだと思いながらAは症状が軽くなったので病院の庭に出てきていた。そこに看護師がやってきてBからの手紙をAに渡す。それを読んだAは手紙を地面に落としトボトボと庭の池に向かい、自殺してしまった。手紙の内容はこうだった。
「僕は君のことがもう好きじゃない。Cと共に歩むことを決めたんだ。君の妊娠はダム湖の呪いだ。君のお腹の中に子供はいない。それは呪いと君の想像妊娠が合わさったものだ。さよなら」

 実に後味の悪い夢だった。しかしこれは夢なので事の顛末を観測者である僕は全て知っている。夢特有のご都合主義だ。真相はこうだ。
 AとBが愛し合っていたのは事実であり、妊娠もAとBの子で間違いなく、呪いや想像妊娠ではない。そしてBがCとくっついたのはAがまだ現場がよく働いている頃からで、Bの浮気だ。ダム湖の呪いの噂はBとくっついたあとのCが流したまさしく根も葉もない噂だ。Bが持ってきていた差し入れはCとBで薬を仕込んだものである。
 この夢は僕が少し前に学んだ、「呪い」に関する概念から出来上がったと思われる。『「呪い」とは特定の文化や生活を共有している共同体の中で互いが呪いを認知している状態でないと発動されない。また、その呪いはかけられた者の罪悪感から呪いとしての形をつくる。』というものだ。
 それはそうとBはクズである。


2つ目の夢

 厳密には夢に明確な境目はないため、連続された夢のように感じたが、同じ登場人物はなく、世界観も若干差異があるため違う夢だと思われる。また私自身が出ている夢だったため、1つ目は明確に違うという意識があった。

 世界観は1つ目よりもファンタジー寄り。魔法はよく使われているが、一定以上の行使は学校等で学ぶ必要があった。服装も街並みも古めかしく、石造りの建物もよくあった。主人公は私で学校に通う少年だ。
 学校では普通の授業が主だった。現代の学校とそう変わらない内容だ。だが魔法の授業の初回があり、その日の授業内容は魔法を体感し、魔法でどういったことができて、何が危険なのかということを学ぶというものだった。体育と混ざったような内容だった。弱めの魔法を体に撃たれたり、的に向かって撃ったり。当たるとちょっと痛い魔法出できた網をくぐったりした。最後の方で、学校が雇ったかなりできる魔女の先生が待ち構えていて、生徒たちに何になりたいかと聞いて、それに変える魔法をかけていた。イケメンになったりとかカエルになったりとかティーポッドになったりするやつがいてかなり楽しそうだった。もちろんしばらくしたらもとに戻る。そこで私は意気揚々と言った。「ガラスの人形!球体関節のガラス人形にしてください!」魔女はキョトンとしていたが、少し考え込んでから私は理想のガラス人形にした。友達に写真を撮ってもらってしばらく遊んでいたらもとに戻った。
 その日の放課後、魔女の先生が僕のとこにやってきて、「君に紹介したい人がいる」と一人で魔女のオフィスに来るよう言われた。魔女のオフィスはオフィスと言うには無理があった。そこは小さな花鳥園の温室みたいな感じで花とかがいっぱいあって、中央にテーブルとチェアがあるのみで仕事はできなさそうだった。魔女はチェアに座りお茶を飲んでいる。それから見慣れない少女がチェアの上にあぐらをかいていた。私は「あの……」と声をかけて魔女の方に寄っていくと少女がこちらを向いてじっと見つめてくる。目がぱっちりとしていて、花のように黄色い瞳(多分黄色)、ショートカットほどは短くないが、肩までもないくらいの黒い髪。そこそこ薄着で異国情緒がある服装。私を品定めするように、興味深そうに見つめては、魔女に中国語っぽい言葉で話しかけている。魔女曰く、少女は中国の田舎出身でかなり訛った中国語を話すらしい。彼女は魔女の弟子の一人らしく相当優秀なんだとか。そして球体関節のガラス人形になりたいやつが居たと話すと会ってみたいとなったらしい。少女は魔女となにか長く話し、魔女が少し笑うと立ち上がって、「あとは若い二人で……」とオフィスを去ってしまった。なんなのだ、言葉もわからないのに……と思っていると、少女はテーブルの上に乗っかって私の目を覗き込んだ。あまりの近さに童貞らしく緊張して動けない。柑橘やスパイスの匂いがしてきて緊張がすこしほぐれる。少女はなにか言うがわからない。すると唐突に脱ぎ始め、素っ裸になった。豊満ではなくむしろ貧相といえる胸、健康的に日焼けしたきめ細やかな肌、毛一本ないその体は劣情よりむしろ美しさを感じる。無邪気にそのままテーブルに座り込む。金属製のテーブルは素肌で座るには冷たすぎるのではないかとも思ったが、それよりも裸の少女が目の前にいるという事実に脳は下腹部へ信号を出さざるを得ないのだった。どうやら私はその少女に見初められてしまったらしい。彼女が足を開き私にソレを見せて触るよう身振りする。
そして――――夢は覚めた。目覚ましと共に。

 この夢はおそらくただの願望だろう。そもそも私はこういう女の子が好きだ。中学時代にやったKH358/2Daysのシオンに恋して以来、無意識化で短髪黒髪活発少女が大好きなのだ。今までも何度か夢に似た女の子が出てきた。球体関節のガラス人形は美しいだろうなってよく思う組み合わせだ。夢に出てくるほど深層心理に根付いてるとはおもわなかった。また会いたい。

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