（裏）浅草通信［桃のお尻の話］　2024/08/09

　桃のようなお尻の話じゃなくて、お尻のような桃のはなし。

　今年も猛暑。そして桃の季節になった。今年は、桃を食べる機会が向うからやってくる。時々寄っていた上野近いカフェ［Nagi Ueno］。桃のチーズケーキが売りの一つ、お店では食べられていなかった。その［Nagi Ueno］が、ポップアップで浅草のホテル一階に［Petika sukemasacoffee］に登場するということで、自転車で、会社からちゃっと駆けつけた。薔薇の花のような姿のチーズケーキ。味も、イ・ケ・ル。
すぐに、大分むかし、ムルソーで出していたケーキが薔薇を模ったケーキだった。ご愛用していたが、あるときからでなくなった。渋谷に進出して、浅草のアパート営業を、ビルに建て替えて…そこからかな。何度も頼んだけれど、めんどくさいからね…と笑っていた。たしか…林檎で作ってたかな。
　薔薇の花のような桃のチーズケーキ。ちょっとごきげんになった。翌日も残っていたら食べられるかな（駆けつけたときは閉店間際で、いくつか残っていたような気もしたので…）と［Petika sukemasacoffee］を覗いてみた。（［Petika sukemasacoffee］今までも前を何度も何度も通っていたが、なかなか入れないでいた。何でか分からないけど…）もしチーズケーキがなくても、良い機会だからどんなお店か入ってみようと思っていた。
　ケーキのショーケースの中に、今日は、丸ごと桃がのってるケーキがいた。タルトの上に乗っていた。へぇーー。食べようっと…。［Nagi Ueno］のケーキではなくて［Petika］のケーキだった。美味しかった。良い具合に追熟してあって、ふむふむ、とても素敵な味だ。桃も。桃はもの凄く難しい…
昨日来てくれましたよねと、話しかけられ、なぜ桃が美味しいのかいろいろ話を聞いたりした。（それはまた別のときに…）で、また来ることを約束して、お店をでた。浅草にまた好きな店がプラスされた。

　その足で、「フルーツパーラーゴトー」へ。今年二度目の「桃のパフェ」に出会えるようにと。桃に出会うのは少し難しくなってきていて、ゴトーさんでも夕方に売り切れになってしまうことがある。桃の追熟の状態だったり、桃のジャムが売り切れたりとか…理由はいろいろ。入荷も安定していないらしい。気候のこともある。桃の流れが良いときは、一気にどんどんいかないとね…。
　丸ごと桃は、浅草の深夜カフェ［hitoma］もmustアイテムなのだが、これも朝に予約制なので、けっこう行っているけど、桃はまだ食べたことがない。［hitoma］夜にカフェができるようにとできた深夜カフェなので、カフェはなかなか。ゲイシャが飲めたりもする。ゲイシャより僕はこっちがと勧められたりもして、なかなか楽しい。だけど、丸ごと桃プリンは、まだなのよ…どうにか…食べたいものだ。

さて桃のお尻の話だけれども、それは『ゴトーさんちのフルーツパフェ』にでている話。簡単に云うと、食べ物の個体差の話なんだけど、ゴトーさんの話しはめちゃめちゃ面白いし、さわやかにエロい（笑）
『ゴトーさんちのフルーツパフェ』を作るために、5年間取材し続けた。5年間かかったのは、ゴトーさんと仲よくなって、音楽ばなしとか、浅草ばなしとかでついつい、遊んじゃうのがまずの原因。あとは編集は少しやっていたけど、文章の書けない自分の技量とか、いろいろあって…。コロナもまったく関係ない訳じゃないけど、それをあげるとただの良い訳になる。

　桃は、個体差、アレルギー、扱い、いろいろたくさん裏話がある。桃のお尻の話は…桃のいろいろ大変な話しは、『ゴトーさんちのフルーツパフェ』で読んでみて下さい。だいぶのページが割かれています。本を読んでから、ゴトーのフルーツパフェを食べると100倍美味しく食べられますし、パフェだけじゃなくて桃のへの最適の対し方が（みんなそれぞれですけれど…）会得できると思います。知識は重要です。知識と先入観念と、人の噂で味わっていると思っているので。
　桃のパフェは、フルーツパーラーゴトーの押しですので、一回は体験して欲しいなと思っています。スィーツ好きには。そしてゴトーのフルーツパフェ美味しいね、じゃなくて、ゴトーの桃が、とか、苺がとか、黒無花果がとか…それぞれに美味しいので、とにかく39種食べて欲しい。ゴトーさんの手があいていれば、お話も聞いて、さらに美味しくなるんだけど、毎回、相手をしてもらうのは、ちょっと…。何せ、カウンターから顔をあげられないいくらい忙しいお店でもあるので。本を読んで下さいな(^.^)

PS
インスタをみると、［Nagi Ueno］［hitoma］移転をすることになって、新しい場所を探しているらしいけど、まだ決まっていないらしい。浅草やその近辺では、何か同じような傾向のことが多発しているように感じる。