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「書く」ことで児童・生徒の成長を可視化できる学級づくりをしませんか

緊急事態宣言が解除され、ようやく学校も再開・・できるでしょうか。

いろいろと課題が山積みです。
先生方のご苦労心中お察し申し上げます。

一番の心配事は授業の進め方ではないでしょうか。

今年は「主体的対話的で深い学び」の元年でしたが、
「濃厚接触」となるので難しいですよね。

何よりも授業の進度を取り戻す。
そしてまたいつ休校の措置が起きる可能性もあるでしょうから、
進められるときはどんどん進める形となるでしょう。

そうなると、かつてのような
教師の一方的な伝達、
黒板に書いて写させる
プリントをやらせて解答解説
という授業にならざる得ないでしょう・・

こんなことを書くと怒られるでしょうが、
感染のリスクはあっても、
親は仕事があるので子どもを学校に預けられる
子どもは生活のリズムを取り戻せる
これくらいしか今の学校はできないのか・・

でもそれでは寂しい1年になっちゃいますよね・・

コロナで満足に学校活動は出来なかったけど、
そんな一年だからこそ、自分と向き合い、
成長できた。

そんな一年にするために、
ぜひ今年は「書く」ことを学級経営・学習指導の中心に重きを置いてみませんか。


小学校で取り組んだ「成長ファイル」


これは私が最後の勤務校で実践したものです。

年度の当初に児童一人一人にファイルを渡しました。
帰りの会までにその日できたこと、感じたことなどを児童は書いて提出。放課後にコメントを入れます。

行事等忙しい日もあり毎日やっていたわけではありませんが、
出来る時に書き、続けることが一番です。

「成長の木」で成長を見える化させる

これと一緒に、
毎週末「成長の木」というものを実践しました。
児童一人一人木のイラストを背面に貼りました。

そして、その一週間できたことを「木の実」(私の最後の勤務校はりんごの産地だったのでリンゴの実にしました)
これも毎週続けていけば、木に実がたくさんなります。

木の実が増えれば児童は自分が成長できた!
と可視化でき、自信へとつながっていきます。

授業の振り返りを通して生徒と対話する

ここまでは小学校担任だった時のお話をしました。
では小学校の専科の先生や、中学校・高校の担外の先生はどうするか。

私が中学校勤務の時(教科は社会科でした)
授業の最後に「振り返り」を書かせました。

「振り返り」を続けていくうちに、
授業とは関係ないことも書く生徒も出てきて、
振り返りを通じて生徒とノート上で交流ができました。

とはいえ、コロナ時の特に中学校・高校は、
教師の一方的な講義授業になりそうで、
振り返りもへったくれもないかもしれませんね・・

そんな時は最初の5分だけでも、
クイズや(もちろん教科に関すること)動画視聴などを通して
感じたことを書いてごらん
でいいので「振り返りもどき」をされてみてはどうでしょうか。

終わりに

コロナ禍での学校、
本当に大変な一年です。
しかし、こんな一年だからこそ、
今できる範囲の中で
児童・生徒に寄り添い、成長を見届けてほしいと思います。


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