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二次試験模擬授業の対策はできていますか?

教員採用試験の一次試験も終わり、
二次試験に向けて準備が進んでいるかと思います。

今回の新型コロナウィルスの影響で試験内容が変更になり、
授業者以外の受験生が生徒役をやるのを取りやめる、
指導案を作成し、面接官から質疑応答するなどの自治体もありますが、
10分~15分程度の模擬授業対策についてお話します。


模擬授業づくりは1時間の授業を進めるつもりで考えよう

模擬授業は10~15分。
まず「導入」の部分での授業になることが多いと思います。
そうするとその時間だけで授業づくりをしようと考えがちです。

そうすると奇抜な導入方法を考える受験生もいるかと思います。

これって教員採用試験の二次試験だけでなく、
一般の教師の研究授業にも「あるある」なんです。

確かに奇抜で一見目を見張る内容なのですが、
ちょっと厳しいのですが、
「で、何??」
という授業も多くみられます。

これは1時間の授業を見通していないのです。
授業の導入は(あくまでも片野の私見ですが)
〇「不思議?」、「おかしくない?」と頭の思考をくるくると回す
〇展開で子供が食いついて「探究したい!」と集中させるための意欲づけ
〇これから活動をするぞ!という空気をつくる(特に実技教科や外国語活動など)


そのためには、本時で目指す「ゴール」から逆算して授業づくりを考えなければなりません。

なので二次試験の模擬授業づくりも単に10分、15分の授業づくりでなく、1時間の授業をつくり、そのうえで試験ではそのうちの10~15分を見せるのだ!という思いで授業をつくってください。


あなたの姿勢を見られています

もちろん教育実習しかしていない学生がベテランの教師のような授業をつくるのは難しいのは承知です。
よほどひどい内容(例えば私の専門である社会科ならば政府を批判するような内容や学習指導要領から逸脱した内容など)でなければ問題はありません。→でも最低限の準備はしましょうね!

むしろ大事なのはあなたの姿勢です。

自信がないような態度では、面接官も
「果たしてこの人は教師になってやっていけるの?!」と疑問視になります。
(ある意味教師は子どもたちとぶつかっていきますので、ある程度はメンタルのタフさは要求されます)

ましてや試験ですから余計緊張します。

大事なことは、
〇視線 〇姿勢 〇動き 〇声の大きさ、強弱 〇子どもたちへの配慮
などです。

でも「声の大きさ」というとやたら声が大きい人が有利かと言えば、そうでもない。「とにかく元気な○○」のような先生がいつも大きな声で授業をしていたら子どもたちは疲れます。
また声が小さい人は(最低でも後ろの席の子供が聞き取れる程度で)できるだけゆっくり話して弱点をカバーするなど工夫があれば、そこは評価されます。

「態度」は日頃の生活習慣・行動習慣の現れです。
そこを面接官は見逃しません。

また2次試験は「人物重視」です。
「私は○○県、○○市の教職員として採用してください!!」
という気概が必要です。
その熱意は面接だけでなく、
模擬授業でも見せてほしいです。


7月23日に「第5回プロ教師養成塾」を開催します

現在はどの都道府県、政令指定都市でも模擬授業が課せられます。
模擬授業では、「授業における態度」、「子どもたちへの配慮」、「授業の構成」が重要となります。
これは採用試験突破だけでなく、採用後も大切になります。

いかに「即戦力ルーキー」として自分のパフォーマンスを面接官にアピールできるか大切です。
ただし、このパフォーマンスは「付け焼刃」ではうまくいきません。
3つのポイントを押さえ、意識して練習するかが大切です。

第5回講座は、実際に「模擬授業」を行い、みなさんで評価し合います。
前述した3つの視点を意識しながら、2次試験に向けて受講生とともにブラッシュアップしていきます。(もちろん最初は片野がやります)

さらに模擬授業をされる方は2,000円割引します!!

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【日時】
令和2年7月23日(木曜日祝日)
14時~17時
オンライン(ZOOM)による講座です


【内容】
〇塾長片野靖久による模擬授業(算数の予定)
〇模擬授業実践に向けてのポイント
〇受講生による模擬授業(希望制)→リフレクション
〇まとめ

【受講費】
〇学生 3,000円
〇社会人 5,000円
なお、模擬授業を提案する方は学生、社会人それぞれ2,000円割引となります。

【お申し込み】
次のサイトからお申し込みできます
https://form.os7.biz/f/1abbe06d/

*詳細は「プロ教師養成塾」特設サイトをご覧ください
https://peraichi.com/landing_pages/view/teachersp
(特設サイトからもお申し込みできます)

お問い合わせ
日本キャリアアップ研究所
片野靖久
TEL 090-8051-0883
mail ykatano26@gmail.com


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