#1-2 らせん計画とは?(後編)~屋号とコンセプト~(まとめ)
らせんという形状
名称を決めつつも、コンセプトと合致するか、ほぼ同時のプロセスとして、改めてらせんという形状についても考えてみた。すると、これは自分のコンセプトに合うのではと思った。
Wikipediaによると、
「螺旋(らせん、羅: helice, 英: helix)とは、3次元曲線の一種で、回転しながら回転面に垂直成分のある方向へ上昇する曲線である。」
となっている。(2次元曲線では、同様の形状を「渦巻き」というらしい。この辺りの定義は曖昧で、詳しいことは専門外なので突き詰めるとボロがでそうなので、深めないとして…)
つまり、言い換えれば、「らせん」とは、ぐるぐる回りながら、徐々に(上昇もしくは下降し)変化する形状ということになるのではと思った。
軌道を変化させる力になるように
ぐるぐるまわりながらも変化する、これは自分のコンセプトに通じる部分があるような気がする。自分のやりたいと思う活動のコンセプト(のイメージは)写真や文章など表現活動、人が集まる場が、互いに与える変化を受け合えるようなものにしたいという思いがそれまでもあった。らせん、いいかもしれない。ぐるぐる回りながら少しづつ変化する、なんかコンセプトに合うかも。
そこから、らせんという形状について、さらに考えてみた。らせんは、ぐるぐると円軌道を描きつつも、徐々に変化し、徐々に軌道を変えて行っている。ということは、軌道を変化させるなんらかの力が働いてるのではないか?
それと同じようにぐるぐる廻る日常が、アートなどの表現を行う、他者の表現に触れる、人と話す、さまざまなものに触れることで、変化する。同じような毎日を少し変化させる力、「軌道を変化させる力」となるような活動ができたら。後付けではあるものの、そんな思いをこの「らせん計画」という名前に込められたらと考えている。
つまり、
らせん=ぐるぐるしながら変化する形状
ぐるぐる=日常
ぐるぐるの軌道を変化させる力=日常に変化を加えるもの
日常になんらかの変化を与える取り組み → らせん計画
このようなプロセスを経て、らせん計画として活動を開始(といっても、最初は、ほとんど趣味の延長だった)、その後、個人としてお仕事を受けることも少しずつ出てきたので、2017年に個人業主として開業届を出し、本格的に個人活動をスタートさせました。
とはいっても、最初の1年はなんとなく照れ臭く個人名だけで活動していた。(個人事業主は屋号の使用は任意だったと思うので表立っては、らせん計画という名称は使っていなかった)しかし、せっかくの屋号、使わないのも…とふっきり、2年目くらいから名刺にも積極的に屋号をいれ、現在では、領収書にも「らせん計画」と入れるようにしている(組み合わせゴム印も作った)
現在、具体的な取り組みとしては、
・広報物制作(ホームページやチラシなど)
→素晴らしい取り組みを紹介する手伝い
・アートワークショップ(クラフトのワークショップなど
→ 他者の表現に触れる機会づくり
・表現活動(写真やイラスト、紐編みなど)
→ 写真やイラストなどを通じて軌道を変化させる力になるような発信を
などをやっている。
今後も、このコンセプトに通じることはいろいろやっていきたいと思う。
↑これが現在のホームページのトップページまだまだ整理が必要そうだけれど、なかなか進んでいないです(^^;
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今回、らせん計画の由来について書いたが、改めて屋号を考える際のポイントについて、考えてみた。
【まとめ】屋号を考えるポイント
最後に、屋号(とくに個人名以外の名称)を考える際のポイントを自分なりにまとめてみた。
1)文字面のイメージ
2)読んだ時の音のイメージ
3)活動のコンセプトと名称を絡めるか
4)屋号の後ろにつける文言
5)ほかに同じ名称が使われていないか?
1)文字面のイメージ
名刺やホームページ、請求書・領収書など書類にも出るので、意外と大切かもしれない。
・自分の名前をつける(誰がやっているのかわかりやすい)
・やっていることに直結した名称をつけた方がわかりやすいが、インパクトは弱いかもしれない。けれど、仕事内容(堅い業務内容など)によっては、イメージにも影響するかもしれない。
・ドメインのこともあるので、好きなアルファベットから考えるのもあり
・アルファベット順、50音順を意識するか?(以前は、電話帳などで、なるべく上に掲載されるために、企業などは重視していたかもしれないが、最近はあまり意識しなくてもいいのかもしれない、実際、らせん計画の場合そこはあまり考えなかった)
2)読んだ時の音のイメージ
あまり凝った名前や複雑な名前にすると、自分の屋号を自分で噛んでしまっては格好悪いし、言い間違いされやすい可能性あるかもしれない。
3)活動のコンセプトと名称を絡めるか
シンプルに「自分の名前や地名+取り組みの名称」にするとわかりやすいが、あえて何か名称を考えるのも、屋号を考えることで、改めて、活動のコンセプトに向き合うきっかけにもなるかもしれない。(取り組みの方向性が絞りきれていない場合は、広く意味を持たせられる名称にしてもいいのかもしれない。)また、由来を話せるようにしていると、営業活動の際に自分のコンセプトを説明するきっかけにもなり、印象づけには効果があるかもしれない。
4)名前の後ろにつける文言
上の文書でも、書いたが、やっていることのイメージづけ、コンセプトや取り組みの規模、方向性を考える手がかりにもなるかもしれない。
5)他に同じ名称が使われていないか?
今回の文章には入れなかったが、一応、検索はした。(前の名前Synapseは、他でも使われている名称でもあったので、それも新たに屋号を変えるきっかけになった。)類似している名称が多いとホームページ検索の際にも、なかなかたどり着いてもらえないかもしれないし、ほかに使っているところがなければ、SEO対策にも有利だし、URLを入力しなくて済むので便利でもある。
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長文にお付き合いいただきありがとうございました。
次はもっと短くします。
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