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雑記

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日常で感じたことなど、テーマを絞らず書いています。
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記事一覧

弱気と強気

先日までかなりタフな現場に入っていた。プロジェクトの初日に一人が退場となり、1週間後に一人が自主退場。他のメンバーも口々にしんどいと洩らす。そんな現場で、しばらく動揺と緊張を抱え、自分をすり減らしていた。 普段より明らかに気弱になっていたと思う。回ってくる仕事のほとんどが他の人のそれよりも厄介なもので、いわゆる引きが悪い案件が、何故だかどんどん自分のもとに来た。疲弊していた原因は、自分のスキルが足りないと思っていたからだ。でも、厄介ごとをこなすうちに、どうもそれは違うと気付

ピクミン、いやピク神様

いつか動物と暮らしたいなと思っていたのだけど、今はピクミンでいいような気がしている。 ひっこぬかーれてーあなただけにーついてーゆくー♪というCMソングは、ほんわかした優しい感じの曲なのに、気を抜いて聞いていれば、今日も運ぶ、増える、戦う、そして、食べられると続く。 ピクミン1が出た当時の私は、この不思議な生き物のゲームに興味はあったものの、彼らが食べられているCMに不気味さを感じて購入に至らなかった。 この曲にはまだ先があって、 ほったかされて、また会って、投げられて

出すと入ってくるのではなく、出すと入ってくることができる。

メールBOXに入っていた不要なメールを消去していた。その数1万件以上。よくもまぁこんなに溜め込んだものだと思うが、そのほとんどが広告で、ついでに配信解除も行った。 受信箱の容量はものによって違うけれど、いっぱいになってしまえばメールが送られてきていても検知することができない。コップに注いだ水は、そこから溢れればその事実と量が分かるけれど、メールに関しては受け取ることが出来なかったということすら知ることができない。 ものには容量がある。私は占いをするので、その界隈でよく聞く

餃子の味を、今、高めている。

餃子が好きというタグがあったので書いてみる。何を隠そう私も餃子が好きだ。好きな食べ物はと聞かれたら餃子と答える。 あ、、、唐揚げも好き。大好き。最高。 実家で暮らしていた頃は母と大量の餃子をひたすら包み、当日はホットプレートで餃子パーティ、余らせた分は冷凍して後日焼くか鍋に入れて楽しんでいた。 どこの餃子が一番好きかと問われればダントツで母の餃子が優勝なのだが、実家を出た今は市販の餃子にお世話になっている。 驚いたのはAJINOMOTOの冷凍餃子で、水も油もいらないの

左利きのマウス

マウスを動かしたらいつもの挙動ではない。一瞬戸惑ったのち、それが左利き用の設定がされたマウスであることに気が付いた。お客様用のパソコンの設定をした時の話だ。右利き用のものとは右クリックと左クリックが逆。たったそれだけなのに、設定に関わる全ての動作でプチパニックを起こした。 これは管理者権限で実行したいから右クリック・・・いや左だ。これを選択したいから左・・いや右だ。いつも無意識でしていた操作が左右逆になることによって、そもそも無意識だったことが意識レベルまで上がり、地味にエ

魔法はイメージ

「魔法はイメージだから、最終的にはイメージが出来れば呪文を唱えなくてもいいんだよ。」何かのアニメでそんなセリフがあったのを覚えている。最近好んで見ている葬送のフリーレンでも、「魔法はイメージの世界だ、水を操る魔法使いに雨の中で勝てるイメージができる?」というセリフがあった。 魔法は結果のための手段にすぎない。けれど、イメージができなければ魔法は適切に発動しない。そう思うと結構技術的だ。 魔法よりも怪しい話をする。昔学んだ術の話だ。人と人とはエーテルコードで繋がっているが、

嫌な言葉に支配されそうになったら。

時に誰かの言葉に傷付くことがある。投げられた言葉が暴言であれ正論であれ、その時の受け手の状況によっては重いものとなることがある。 酷いことを言われたと愚痴った後に、明らかに相手がおかしくとも、そもそもそういう事態にならないよう自分が気をつけなさいと言って育てられた私。これは、実は結構きつくて、先に察知ができて回避できたならまだしも、そうじゃなかった場合、自分が悪くなくてもわざわざ悪い部分を自分の中から探し出して、だから仕方ないんだという納得で終わらせてしまうことがある。現に

企業のトイレの話

新卒で就活を頑張っていたころ、某百貨店の面接で、うちの店で改善すべきことは何か?と問われたので、トイレだと答えた。その時の面接官には鼻で笑われたけれど、その何年か後に色んな商業施設でトイレの改修が行われ、様々な特色あるそれがテレビで話題になるほどだったので、あの回答は間違いではなかったと思っている。 さて、私は仕事柄色々な企業に出向く。オフィスや工場など、そこで働く人しか見られない場所に入れて楽しいのだが、なによりトイレが楽しい。ほとんどは普通のトイレなのだが、たまに総務部

AIアートが楽しい件

ハマるのも飽きるのも早い私が今面白がっているのが、AIアートだ。やり始めると楽しくて、一時はそのためのスペックが十分あるゲーミングPCをネットで物色するところまでいった。 けれど、著作権の問題を鑑みて、今はもっぱらAdobeで生成することに落ち着いている。身内にしかウケない残念な絵しか描けない私にとっては、AIはとても有難いことだが、ご自分の手で描ける方にとって、生み出した絵が知らぬところで勝手に学習されて使われるのは相当気分が良くないと思う。だから、今のところ私が使うのは、

季節外れの根っこ

夏になる前のこと。うちの植物が根腐れをおこしかけていたので、救出しようと剪定して水に挿した。調べると生育時期だ。だからすぐに根っこが生えてくるだろうと予想していたのだが、待てども待てどもその気配が全くない。同じ時期に飾っていた花瓶の花はもうとっくに枯れて、気付けば秋も終わろうとしていた。 水に挿していたのは、合計5本。なんだかわからないけれど、伸びることも萎れることもなく、なんならご機嫌に存在しているように見えた葉っぱたち。でも、そろそろ寒くなってきたある日、その景色が一変

ユニバのカチューシャ

夢から覚めたとき、最も要らないもののひとつは、テーマパークの被り物だ。そう思っていたはずなのに、夢から覚めてもまだ私の心をウキウキさせてくれるものがある。 少し前にUSJに行った。スーパー・ニンテンドー・ワールドができてからずっと行きたかった私は、念願叶い喜び勇んでいた。すると、隣の夫が何気なく言ったのだ。 被り物は何がいいかなぁ?ヨッシーかなぁ?クッパかなぁ?マリオ・・あ、キノコもかわいいね。 ちょちょちょ。ちょっと待って、え?被るの?? 正直今までの私はそれらを冷

好きなものは似るという話

ブログを書くのに必要なイメージ画像を検索していたときに気付いたことだが、一つの検索ワードに対して画像だけを見て選んでいるのに、撮影者をみると同じ方が案外多い。素敵だと思う感覚には、どうやら自分の中で型がありそうだ。 自分の好みは日常の中で作られる。だからなるべく、嫌いなものや違和感のあるものは日常に入れたくない。それはわがままじゃない?汚れた水も飲むのが大人だと言われたとしても、じゃああなたが汚れた水を飲めばいいと思う。私の日常は、あなたのものではない。私が必要を感じて飲む

誰かの誕生日を忘れたことに気付くとき

先日、親の誕生日を忘れかけた。日が変わる直前に気付いたので、ギリギリセーフでメッセージを送ったのだけど、そんな自分に少しショックだった。言い訳すれば、誕生日プレゼントはすでに渡している状態で、もう祝った気になっていたのだ。結婚を機に30半ばでやっと実家を出た私。それから2年。誕生日当日の「おめでとう」を忘れかけたことで、あぁ、私の生活が変わったんだと感じた。まぁ…親とはしょっちゅう会ってるんだけど。 昔から、人に何かを贈ることが好きだ。例えば、学校のクラスメイトや部活の仲間

書くことがない時の日記

書くことが思いつかないまま今日になってしまった。更新しなくても誰も困ることはないけれど、毎週1回は更新しようと自分と約束したので、それを破るとなし崩し的にやらなくなってしまいそうな気がする。 いっそ短歌でも書いてみようと思ったのだが、小学生の頃の宿題の日記でもネタがなければそうしていたのを思い出し、発想が変わらない自分に何とも言えない気持ちになった。なぜ短歌で穴埋めをしようとしているのか自分でも分からない。日常的に触れる機会はない。日曜日に友蔵心の俳句を聞くくらいだ。なのに