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ムーキー・ベッツ、好き。


MLBと私

 今年もMLBが開幕しましたね。

 ロサンゼルス・ドジャース対・サンディエゴ・パドレスは韓国・ソウルで開幕シリーズを開催。さらには大谷翔平選手がドジャーズに移籍。よってNHKでゴールデンタイムで放送されました。

 大谷選手以外にも山本由伸選手(LAD)、ダルビッシュ有投手、松井裕樹投手(SD)と日本人選手が多く所属している両チーム。ロベルト・スアレス(元阪神・現SD)やライアンブレイシア(元広島・現LAD)など日本になじみのある選手も多いです。でも大谷選手がいなかったら地上波ゴールデンは実現していなかったと思います…。 

 話は変わりますが、私は小学校から高校まで9年ほど野球をしていました。これはまた別の機会にお話しましょう。

 一時期は日本のプロ野球よりMLBに注目していたこともありました。当時はマイク・トラウト(LAA)が超新星として大爆発、三冠王ミゲル・カブレラ(DET)が最強打者として名を馳せていた時代。上原浩治率いるボストン・レッドソックスがワールドシリーズ制覇したのもこのあたりです。

左:ミゲル・カブレラ 中央:マイク・トラウト 右:上原浩治

 当時は学校があったのでなかなかリアタイで観戦することはできず。段々と結果を確認するのみに終息していきました。


ムーキー・ベッツに憧れて

 現在MLBで最も人気の選手は誰でしょうか。トラウト?ジャッジ?アクーニャJr?大谷サン?

 私はムーキー・ベッツだと思います。勝手にですが。

 好きすぎて、中学の卒業文集の自身のフリースペースに「好きなスポーツ選手」と題して「ムーキー・ベッツ」と記載したほど。

 彼の生い立ちと経歴はWikipediaやYouTube等を見てもらえばと思います。プロ並みのボウリングの腕前、息子のために少年野球チームを作ったクセ強ママなど、ここでは割愛しますが話題に困らない選手。

 私がムーキー・ベッツを知ったのは2016~17年頃だったと思います。確かMLB選手名鑑で目を通しただけ。当時は3割30本を達成したボストン期待の若手というイメージ。

 本格的に彼のファンになったのは2018シーズン。この年のレッドソックスはすごかった。とにかく打ちまくるというか。好球強打。中でもベッツは凄まじかったですね。。この年は打率.346で首位打者、ア・リーグMVPを獲得。OPSは1.078(昨季の大谷は1.066、アクーニャJrは1.012)。打撃だけでなく守備もトップレベル、盗塁も30。日本でいうトリプルスリーも達成。

 この年はJ.D.マルティネスも打ちまくっていたし、アンドリュー・ベニンテンディやザンダー・ボガーツも活躍、投手陣も安定。

 奇しくもワールドシリーズの相手はドジャース。この時は完全にレッドソックスを応援していました…。ベッツも第5戦にホームランを打つなど活躍し、2013年以来のワールドシリーズ制覇。

 2020年にロサンゼルス・ドジャースに移籍。私もレッドソックスよりドジャースの結果を気にするようになりました。ドジャースにはジャスティス・ターナーという元々好きな選手もいましたし。

 移籍後のキャリアハイは昨季。自己最多の39HR。さらに出塁率および四球率が上がったのが何よりでしょう。1番打者は何より選球眼が求められますからね。


ムーキー・ベッツの魅力

 バレル率とかwarとかいうデータに関しては専門家でもないし、データから選手を分析した記事もあると思うので、その分野はそちらに任せます。

 一応簡単な成績だけ触れます。彼は長打率が非常に高い打者(通算.537)です。本塁打は30本以上、40本近くは期待できます。近年は選球眼もよく、出塁率も優れた数字(通算.373)。足も速く、特徴は盗塁成功率が異常なほど高いこと。

 ただ直近2年は同僚のフレディ・フリーマンの方が打率、出塁率が高く、盗塁も多い。日本の感覚だと、フリーマンが1番、ベッツは4番ぽい成績。じゃあ打順は…、いいえ、そんなことは絶対しません!

 いや、これは完全に持論ですが、ベッツはなんか「1番打者」なのです。これはもう暗黙の了解なのです。ベッツは「1番打者」のオーラが半端ないのです。だからドジャースでもアメリカ代表でも、好不調に関わらす絶対的な”リードオフマン”なのです。

 彼のライトの守備、範囲、肩ともにイチロー選手に匹敵すると思います。走塁もむやみやたらではなく、盗塁成功率が高い。また、彼のバッティングフォーム、かっこよすぎますよね。脱力した構え、スムーズなテイクバック、インパクトの瞬間のリスト。あれだけ小さい体で、長打を量産するわけですから。彼は正真正銘の「5ツールプレイヤー」であり、彼のプレースタイルにはマイク・トラウトですら敵わない華があります。

 彼のオーラについて触れましょう。大谷選手が「憧れるをやめましょう(通称”あこやめ”)」でも名前を出したほどの選手。成績、プレースタイルもさることながら「オーラ」がすごいのです。

 それは彼の人間性からも映し出されているのでしょう。

 これ、素晴らしいシーンですよね。

 個人的にズボンの裾を上げてストッキングを見せるスタイルなのも好き。私が大好きな鳥谷敬選手もそうでしたし、私はこのスタイルの方が好みなのです。 

 おそらく彼の身体能力ではどのスポーツをやっても一流になれるでしょう。まさに運動神経がいい、という動きをします。小柄ですが、体の軸とバネが人並外れていますね。野球を選んでくれたことに感謝です。


今シーズンのムーキー・ベッツ

 今シーズンは当初、二塁手としてスタートする予定でした。私は彼の外野守備は世界最高だと思っているので、別の内野手を獲得もしくはクリス・テイラーの内野起用でいいじゃん!と思っていました。ところがラックスの送球難によって、遊撃にコンバート。より難易度が上がるポジション…しかしショートはMLBの花形。これなら話が別です。ショートに陣取り、蝶のように舞い、蜂のように刺すベッツの姿を、年間通してみたいに決まっていますから!

 オープン戦からMVPトリオは絶好調といわれていましたが、開幕戦を観る限りベッツはまだ本調子ではないと思います。大谷、フリーマンと続くのでより出塁を意識しているのでしょう。ですが、彼の好調時の打撃は、ボールがピンポン玉のごとくおもしろいようにボールが飛んでいくのです。投手が投げた瞬間わかります。彼のインコースさばきは超一流です。

 先ほど述べたように、今年はより塁に出ることを意識すると思います。またシーズン通しての内野に挑戦。彼が背負う負担はかなり大きいでしょう。ですが、彼には40本、OPS1.0越えを期待します。打率より、長打率と出塁率の両立(すなわち高OPS)を目指してほしいのです。

 彼が今後のキャリアで40本、ショートでシーズン完走すれば、トラウトとの評価も覆ると考えています。そして彼の魅力というのは成績以上のもの、数字では表せないのです。本当に怪我だけは気を付けてほしいです。


 今日もありがとうございました。


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