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蚊の日

インド医務官を務めていたロナルド・ロス(Ronald Ross)が
ハマダラカの胃からマラリアの原虫を発見した日を記念した日

語呂合わせでもない、記念日らしい記念日だ。でも、話題が蚊か・・・

 自分では本来、外に出て遊ぶのが性にあっているのだが、天の配剤がどう狂ったのか、日光にことさら弱く、日射病になりやすい。
おまけに蚊に刺されやすい体質で、アレルギー反応も強く。刺されると酷く腫れる。
したがって今日は、天敵の日ということになる。
よく刺される体質なのは、血が美味しいとか血液型に依るということではなく、身体に住み着いている菌(常在菌)の量によるらしい。常在菌が多いほうが蚊をひき寄せやすいらしいのだが、ソースを忘れてしまった。
吸血性をもつのはほとんどの場合はメスということだから、まぁそれなら許せるかな・・・って全然思えない。
メスが吸血するのはなぜか。それは、卵を生むのに必要なタンパク質を他の動物の血液から得るからである。
 ところで、蚊はハエ目蚊科。つまりはハエと同じ仲間ということであるが、納得できるようなできないような・・・しかしアブは血を吸うハエであるということを考えると、なるほど同じ仲間ななのかと思ったりもする。

 中でもツェツエバエという種類がある。この種類のハエは、結構えげつなく吸血するとのことだ。ツェツエバエはオスもメスも含めて吸血し、さらにアフリカ睡眠病という病原菌を媒介するという。要注意のハエだ。

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こんな厄介な種類があると思えば、ヌカカという種類の蚊がいる。
これは哺乳類から吸血するのではなく、蚊、それもハマダラカから吸血する。ハマダラカは件(くだん)のマラリアを媒介する蚊だ。

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  蛇とマングースでマングースを応援するような気持ちが少しわかる気がしてくる。がんばれ!ヌカカ!みたいな。

蚊によって刺されたときに痒みがちがうことを、経験的に知っている。
実家などに帰ったときに刺されると猛烈に痒くなったりするときもある。
シマシマの蚊ってあだ名をつけていた。ちゃんと調べると、ヒトスジシマカというらしい。フランス語ではmoustiques tigresという。英語でいうなら
タイガーモスキートだ。
次の記事ではこの蚊がなぜ他の哺乳類よりも人の血がすきなのか。という恐ろしいタイトルがついている。
研究者の見解では、2つの要因があるという、干ばつと人口密度だという。
乾燥する季節に、メスの蚊は水たまりや人工池をみつけて卵を産み付ける。
孵化した蚊は近くにいる人間を刺すだけで栄養が取れるのである。

Résultat de l'étude : selon les chercheurs, il existerait deux facteurs environnementaux qui poussent le moustique tigre à piquer la peau d'un être humain plutôt que celle d'un animal : la sécheresse et la densité de population. En effet, durant la saison sèche, les moustiques femelles trouvent plus facilement de l'eau stagnante ou des bassins artificiels pour pondre leurs œufs dans les zones très urbanisées. Après leur éclosion et leur transformation en adulte, les nouvelles femelles n'ont plus qu'à piquer les humains à proximité pour se nourrir.
●n'ont plus qu'à piquer〜 直訳すれば刺す以上のことはいらない
→ 刺すだけですむ

こうして、人類と頻繁に接触するようになるとその人の血に対する欲求を遺伝子に書き込む。私達の血に目がないようになった蚊は、サハラ砂漠の南だけでなく、アルゼンチンやアンゴラなどでもその”人間の血大好き遺伝子”が確認されてきている。

En côtoyant les humains, cette appétence pour le sang humain s'est inscrite dans leur gène. Et les moustiques devenus friands de notre sang ne se cantonnent pas qu'à l'Afrique subsaharienne. Les mêmes gènes ont été identifiés chez des espèces invasives en Argentine ou en Angola.
●friands de ... 血に目がない
●se cantonnent à ... à〜に限定する

まぁ説明が足りない気がする。というのは、干ばつがあるとオアシスをつくる。治水灌漑するのは人間で、水を求めると人がいたので吸血した。それが遺伝子情報に書き込まれたという筋書きなら、実はほかの種類の蚊でも一緒でなぜヒトスジシマカなのかという疑問には答えてくれていない。
一般に蚊は〜ということなら納得できる。
別の記事も見てみよう、こっちはタイガーモスキートの習性について記されている。
タイガーモスキートは、暗い色調を好む。夕暮れは白い服を選ぶべきだ。長くゆったりとした服が理想的だ。蚊の嗅覚は発達していて高機能である。常在菌の臭いを感度よく感じ取る。また皮膚の温度が高い人(妊婦やお酒を飲んだ人)はより細菌の芳香成分の生成が増す。よってより蚊にとっては魅力的な香りなるのだ。

Les moustiques tigres préfèrent les teintes sombres. Le soir, optez plutôt pour des vêtements blancs, idéalement longs et amples. Aussi, leur système olfactif est "assez performant", et ils sont "sensibles à de nombreux signaux, comme l’odeur des bactéries présentes à la surface de la peau.", explique l’Anses. "Lorsque la chaleur du corps augmente (c’est le cas des femmes enceintes, des personnes ayant de la fièvre ou encore de celles ayant bu de l’alcool) la production de bactéries et de composés aromatiques est augmentée, rendant la peau plus appétissante car plus odorante".

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前から疑問があるのだが、蚊取り線香の臭いは夏の風物詩である。
それでいて蚊もやはり風物詩だ(風流ではないが)。これは両立している。
でも、両立してはいけないのではないだろうか。
蚊取り線香の臭いがあるところに蚊がいてはいけないのではないか・・・
つまり、蚊取り線香なんて効果がないのではないかと思っているのだ。
学校の先生にきいてみたことがある、そしたら、蚊が一瞬で死んでしまうような効き目なら、人体にも有害だろう。効き目を追い払うだけに抑えている?本当かな・・・?
それは来年調べてみるが、メーカーが作るものなので、情報は複雑になるだろう。だから、蚊と文学というお題に変えようと思う。

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<来年の宿題>
・蚊と文学
・蚊取り線香の効能☆
☆... 来年は無理かも
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