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UKロックの誘い【発掘音楽調査ファイル 3】

みなさま、ごきげんよう。

私、ぴよむにだがお送りする「発掘音楽調査ファイル」はインディーミュージックシーンの海に飛び込み、人々が未だ見ぬお宝ミュージックを発掘するブログ企画である。

第三回目はイングランドへ渡って、現地音楽シーンを調査してみた。

ということをいつか言ってみたい。今回は私の他の記事で度々取り上げているミュージックを満を持して紹介する。

アトロ・ゲ・ドン - EP / 地球がくそやばい。

地球がくそやばい。は東京の4人組ロックバンドだ。

かれこれ10年以上都内を中心に活動している老舗バンドで、近年では遠征ライヴにも力を入れている。

幾度のメンバーチェンジを経て、今年4月に現メンバーに落ち着いた。

ライヴは毎回全力(パンイチになる程)で、音楽理論云々よりも観ている人々を喜ばせることをモットーにしているらしい。

そんな彼らのが今年2024年2月1日にリリースした1st EPアトロ・ゲ・ドン」。

サイケデリックな配色とファンタジー要素満載のジャケットが印象的だ。

ライヴ会場限定のフィジカルを購入すると、異なるパターンのイラストが見られるとか見られないとか。

1. 混沌

イントロからフルパワーで叫ぶパワフルな楽曲。
「静かな夜に」「静かなメロディ」の韻の踏み方が好きだ。
この歌詞の主人公はロックンロールを聴いても満たされていないが、この曲を聴いている側からするとだいぶ満たされる。ラーメン屋に行って炒飯セットを頼んだが、先に来た炒飯を食べて満足してしまったような、充分な満足感が得られる。

2 .ペコムス

Vo. ヒナタの伸びのあるヴォーカルが透き通る楽曲。
全体的にポップな印象だが、どこか切なさも感じられる。
男という生き物がいかに愚かであるかが歌詞から伝わってくる。

3. メロディ

本EPで唯一クレジットがVo. ヒナタ & G. 寺町の楽曲。
Oasis「Hello」のような焦燥感や感じるが、どこか歌謡曲のような懐かしさも感じさせる。アウトロのギターソロの畳み掛けが最高に痺れる。

4. ストレート

ライヴではイントロのアカペラ部分をアドリブで歌うなど、Vo. ヒナタのパフォーマンス力が光る一曲。アコースティックギターの優しい音色と、エレキギターの歪みがいい具合にマッチしている。ソーラン節の一節を拝借するなど郷土愛すらも感じさせる。まさに、地球がくそやばい。版「Don’t Look Back in Anger」と言っても過言ではない。必ず最後にシンガロングしたくなるエヴァーグリーンな楽曲だ。

おわりに

いかがだっただろうか。

地球がくそやばい。は日本のUKロックバンドと言っても過言ではないだろう。

彼らの楽曲はいつでもこころのスキマを埋めてくれるはずだ。

また、ライヴバンドでもあるため、ぜひ機会があればライヴ会場へ脚を運んで欲しい。

それでは、また次回の調査でお会いしよう。

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