【読了】「具体⇆抽象」トレーニング

この本では、具体⇆抽象の思考を繰り返す習慣を付けることで思考の軸を明確化する重要性、具体⇆抽象化思考について具体例や図を用いて非常に分かりやすく述べられています。

特に、情報が無限に手に入る現代社会において、「インプットした情報を照らし合わせて能動的に考えられる能力」が重要で、その場面で具体⇆抽象動作が求められると述べられています。今後は、インプットした情報をより高い視座で抽象化し(縦の思考)、更に新しい考えを創出することが今後AI社会を生き延びる上で重要だと述べています。

著者は「細谷功さん」で、ビジネスコンサルト・著述家で問題発見・解決などの思考力に関する講演や研修を国内外で実施されている方です。

具体⇆抽象動作は自分の思考だけでなく、他者とのコミュニケーションギャップを防ぐためにも重要だと痛感します。

個人的に、上司⇆部下のコミュニケーションで指示した事に対して期待した答えが返ってこない…という例は挙げたらキリがありません…。
そのような時に、仕事(プロジェクト)の意義や目的(抽象)→目的を達成する為に必要な手段(具体)というように改めて考え、その中で上司と部下の役割と実施すべきことを自分の立場だけでなく、上司(抽象側)と部下(具体側)の立場を考えることでコミュニケーションギャップは防げると感じました。

職場で、早速実践したいです。

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